図書館に本を返しに行った。
その間、七色は、人様の邪魔にならない場所につないだ。
「 ななタンに むやみに はなしかけたり、さわったりしないで くだしゃい。 」
七色は、詐欺心が強いので、
つなでおいても、知らない人について行ったり、知らない人に食べ物をもらっても食べたりしないので、( もらったことないけど ) そういう面では安心なのだが、
置いていかれるのが 七色的にはかなりのストレスらしい。
どんだけ嫌かと言うと、
病院の待合室で、待っている時と同じぐらい。( 隊長 予測データによる )
「 ななタンは かよわい おんなのこでしゅ 」 ( ← この写真は、病院でのひとこま )
そんなコワモテの顔で、か弱い女の子って言われてもね・・・・・・
そんな時、七色の前に、小さい女の子が現れました。・・・・・・ これで小?? ( ラブの中では小型サイズ )
視界に入った瞬間、この子は自分と同じ種族だと感じていた。
「 くんれん してましゅか?? 」 ← 長嶋さんの 「 セコムしてますか? 」 のリズムで。
もしかしたら、盲導犬の訓練犬ですか?? と聞いてみたら、
別の訓練所の訓練犬で3歳だそう。 七色よりも年上だ。
そんな年上のお姉さんは、「 病院が恐いよ~。帰ろうよ~。 」 と泣いていた。
その様子を、七色はガン見し続けた。( 一一)
「 なんだか私 悪寒がするの。」
「 あなたも どうもけんの なかまに はいりましぇんか?? 」 ← 怪しい団体への勧誘には くれぐれも気をつけましょう。
話は図書館に戻って、
ここでも七色は、自分と違う種族の生物を発見し、
ガン見していた。 ( 一一)
「 ななタンと おともだちに なりましぇんか?? 」
と、小さいカエルさんに異文化交流を申し入れたが、
カエルは目を合わせないようにして、必死に逃げ場を探していた。
ここで一句。
ちび蛙 負けるな ななタン ここにあり ・・・・・ はいそうです。小林一茶のパクリです。すみませんでした。( 棒読み )
良かったね。 こんな大きな口の中に入らないで済んで。
「 とんで ななくち カエルぴょん 」 ← 飛んで火に入る夏の虫のリズムで
図書館の外で待たせている間、ガラスからそっと外をのぞくと、優しそうなおじさんが七色に話しかけ、触っていました。
七色は、無言で目をあわせないように、遠くを見て過ごしていました。・・・・・ かわいげのないヤツ。ラブなら、誰にでも尻尾をブルンブルンと振って、お手お手の連打を浴びせ、頼みもしないのに口までなめて好き好き攻撃をしかけてくるものなのに、このそっけない態度。・・・・・・あ 雑種だった。
顔は可愛いのに!? かわいげのない七色にワンパンチ
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