専用プレミアムシート

７７１６　Ⅱ号に七色が乗車してすぐ、

車内はなな毛だらけになった。

日常からなな毛まみれの生活を送っている隊長的には、それは仕方ないことじゃＮＥ？。なのだが、

７７１６　Ⅰ号を掃除する夫と、７７１６　Ⅱ号を掃除する娘は、

声を揃えてこう言う。

「　掃除する人の身にもなってよ！　」

そう言われたので、コロコロでなな毛取りを手伝ったが、

コロコロなど役にも立たず、ガムテープを、切っては　はがし　切っては　はがしを繰り返すこと　７分・・・・

尽きることのない　なな毛取り作業に、・・・・・　飽きた。



そして、こういうのを買った。




タッタラ　タッタタ～　←　ドラえもんのリズムで

「　ペット用シート～！　」　←　ドラえもんの声で。　　

使い方は　　コレが正しいのだが、




７７１６　Ⅱ号は、　こう使った。



　「　ほごしゃ　どうはんシート　でしゅ　」


ところが、これではシートの意味がなく、車内はたちまち毛にまみれた。




そこで、後ろの座席は、七色専用シートにすることにした。



　「　これは　はんもっく　でしゅか？　」


七色専用プレミアムシートになるはずが、

見事なまでのハンモック状態。　






　「　ななタンは　こんなのものに　のりとうは　なかった・・・・　」


乗りとうはなかった。と言われても、慣れれば居心地も良くなるってば。　・・・・・なるのか？？







　「　うんてんしゅさん　ななタン　ここで　おりましゅ　」



　座高たかっ　


ルームミラーに、　こんなにデカく映り込む。











　「　あの・・・・　おろしてくだしゃい　」


　顔、でかっ


お客さん、勝手を言ってもらっちゃ困りますよ。

出発しますから、ちゃんと座ってて下さい。


「　ダウン！　」　と言っても、

寝ても立ってもいられないらしい。






　「　おねがいでしゅから　おろして　くだしゃい　」


・・・・・お客さん、顔がデカすぎます　







７７１６　Ⅰ号もⅡ号も、七色を乗せることを最優先に考えて選んだ車なのですが、神経質な七色にとってはどんな車でも落ち着けない場所になるようです。　
そんな乗り物嫌いな七色にワンパンチ　


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