暑さで溶けてしまいそうな、午後。
胴体が7㎝も伸びた。・・・・・ ような気がした。
薄れゆく意識の中で、
スイートなポテトの匂いがした。
そうだ。パパが東京で買ってきたアレだ。
アレは、バターの濃くとスイートなポテトがなめらかに溶けあった絶品なのだ。・・・・・・と お姉タンが言っていた。
急がないと。 残りはあと1個しかないはず。
台所へ GOひろみ!
台所では、暑い暑いといいながら、隊長が何かを作っていた。
片栗粉を水で溶かして、ドロドロにした物に、
黒ゴマきなこに、黒蜜をかけ、
アイスクリームを乗せて、抹茶パウダーをかけ、栗とメロンを乗せた和風パフェ。
やった。
ここでこの目で見つめたら、きっとパフェがもらえる。
そうだ。同情を引くために、ヨダレも流そう。 もらえる確率が70%アップするはず。
・・・・・ もらえなかった・・・・・
もらえなくても、ここで諦めたらだめ。
決して諦めないことが大事。
自分を主張しなければ。
暑苦しいぐらいの自己主張。それが大事なのだ。
とにかく暑い。 何でこんなに毎日 暑いの!? っていうそういう話。
ちなみに片栗粉で作ったのは、なんつぁって わらび餅です。
七色はこの暑さの中、食欲が衰えるどころか、絶好調の様子。夏に実力をいかんなく発揮できるタイプ。( たとえその実力が必要のないものであっても ) 貧血で低血圧。胃も暑さにも弱い隊長は、とてもうらやましい。
暑苦しい自己主張の七色にワンパンチ
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