曲がり角で みつけたもの

思秋期になり曲がり角に差し掛かってきました。その中で感じた事、見つけたものを記事にしていきます。

勝手な思い込み第2弾

2013年05月03日 | これって介護?

右足手術後、間もなく(明日だ~~)退院予定の、実家母。

かなりの勘違いがあったんですが、昨日、自分自身の気持ちの変化があり、以前の自分を取り戻して、様子を見に行ってきました。

すると、昨日までの険しい表情は和らぎ、久しぶりの笑顔で迎えてくれました。

私から、業者に手配しておいた歩行器も、その時丁度リハビリ室にいたようですが、ちゃんと、リハビリ室にまで持ってくれくれて、高さの調整などもやってもらって、具合がいいと喜んでいました。

前日までは、正直「なんで、松葉づえを使わず、この手配に走り回らなくてはならないの?」と言う気持ちがあったのですが、どれどれと、私も使ってみました。

確かに松葉杖よりは、立ちあがったりするには、楽だし、安定感があります。前を持ち上げて進むのも、距離は狭いですが、力はいらないので、ちょっとした所までなら、この方が楽ではあるんですが、問題は階段です。実家母はこれを使って家の前の階段も、玄関の入口も大丈夫だと言い張りますが、どう見ても、階段に乗っかるような大きさではないんですよね。たとえ、階段に乗ったとしても、片足で立って、歩行器を植えの段まで持ち上げて、片足だけでぴょんと段を越える…、どう考えても無理です。

つまり、リハビリに行って、帰りはひとりでっていうのは、とても無理です。

第1、車に乗るのにどうやって乗るの?

総合病院は広いから、歩行器を片足でぽっこんぽっこん動かしてでは(しかもキャスター付きでない)いつリハビリ室にたどり着くのか見当もつきません。誰かが、車いすに乗せて移動しなければ病院の中もむずかしいし、どうやって会計をし会計するにもあっちの窓口、呼ばれて会計の自動支払いの紙をうけとり、自動支払い機まで移動して、お金を払い、そして、入り口までいって、、タクシーに乗るのか。タクシー降りて、さて~~、外階段どう上がるつもりなのか、これさえあれば怖いものなしと、にこにこしちゃってます

歩行器が来てうれしいのはわかるけどね~~。

せめてさあ、付き添いのできる日にならないの?

ちゃんと、昨日弟も午後なら、この日とこの日は大丈夫。私もこの日は午後なら大丈夫って言ったよね?

それなのに、なんて、朝8時半なんてしたの?

なんて、聞いているところに、看護師さんがやってきて、

「あ、ご家族の方ですね。これから退院時、退院後の事を説明するので、ちょっとお待ちください。」と書類などを持って来てくれました。

するとですね、更に大きな勘違いが判明しました。

母親は、「予定されていた退院前のギブスが連休中なので出来ないから20日の診察日まで、そのまま」にされると憤慨していて、一昨日はそれが「ギブスをするのは、先生ではないので、その人が連休中は休みなので、リハビリに行けば、その時にギブスの型をとって、次だかその次にギブスがはまるから、リハビリに行かないとそれもしてもらえない(からリハビリに行かなくてはならない)」と言っていました。

事実はなんと

「ギブスはしなくて大丈夫なので、今のL型固定板のまま、退院です。固定板は20日の診察日に外します。」でした\(◎o◎)/!

え~~~~\(◎o◎)/!

弟はギブスもせずに退院させることに抗議をすると息巻いていましたが…、至急連絡連絡!今頃抗議をしに、こちらに向かっている途中だ~~~(;一_一)

さて、リハビリです。

歩行器でえっちらおっちら、しかも帰りひとりで帰ると言っていますがと看護師さんに聞くと、

「家での生活が歩行器だけで大丈夫って言い張るもので、仕方なく歩行器にしたんですが、○○さん、やっぱり、松葉杖を使わないと無理だよ。ちゃんと、松葉杖の使い方を練習しなくっちゃだったね。どうするの?もう練習できないよ。」

「いえ、家の中はこれで大丈夫なんです。」と母親が言うと、

「うん、家の中はつかまるところもあるから、これはいらないのよ。家の中の移動は何とでもなるの。家の外に出るのに何段かの段差は普通あるからね、それができるように松葉つえを練習するって、何度も言ったでしょ?○○さん、外に出るのにも、これで大丈夫っていうから、そうしたんだよ。

第一、リハビリ、そんなに何回もこなくちゃいけないって言われた?

今日は何をやったの?」

母親「包帯を巻きました。」

看護師さんと私「???」

母親「自分で包帯が巻けないと困るので、包帯を巻くのをやってみました。」

看護師さん「…まあ、それも自分で出来たらその方がいいですよね。大事な事ですね。

でもね、○○さん、本当に固定がとれる前に、何度もリハビリにこないと行けないって言われた?」

母親「だって、こうやって(両手をにぎにぎして)毎日動かさないといけないって、こうやって動かすようにって言われました。」

看護師さん「とにかく、一回目はご家族に付き添ってもらえる日時に変更してもらいましょう。そのあとの事は、付き添ってくれる方と、リハビリの先生とちゃんと話しをして決めましょうか」

と、もうすぐ、リハビリ室が締まってしまうので、急いで、看護師さんが変更の連絡をしてくれて、戻ってきて、時間を一番遅い時間をとってくれました。

そして、松葉杖も20日の診察日まで、使って、診察日に返却してくれればいいですからと言ってくれました。

ありがたやありがたや。

「じゃあ…」と急ぎ看護師さんが戻りかけると、母親、その手をむんずとつかんで、

「トイレ!トイレ連れてって下さい。」

え?え?トイレ、目の前なんですけど!!

母親、車椅子に移乗させてもらって、車いすを押してもらって行こうとするから、

「ねえねえ、歩行器を使って行ってみたら?せめてトイレは自分で行こうよ。」と言ったら、すまして

「だって、まだひとりで行っちゃいけないんだよ♪」とうれしそうな顔で行ってしまいました。看護師さんに、「そうだね、ひとりで心配なら、ご家族のいる時にやってみましょうよ。」と言われながらも、「だって、ひとりじゃ危ないから♪リハビリの先生も駄目だって言った。」

う~~~んと、明日退院なんですけど(;一_一)

お~~い。弟よ、こんなこと言ってるぜ~~~。

日中もだけど夜間どうするよ。

弟「しょうがない。トイレに行かないようにするんですな。おしっこ止めてもらえ!」

ほお~~。大はどうする?

弟「せんぼかっちまえ‼そんなもん‼」

ま!頑張れ

歩行器さえあればひとりで何でもできると、未だにのたまう母でございます。チャンチャン!



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