三国ヶ丘便り

旅行、釣り、周辺の自然について、書き綴りました

2008/8/30

2008-08-31 23:59:25 | Weblog
川の堤防を歩いていると、爽やかな朝風に秋の足音を感じます。
早稲田の稲は、日を追うごとに頭を垂れ、まさに「実るほど頭を垂れる稲穂かな」です。
隣の田んぼでは、普通の稲穂がほんの少し顔を出しています。
いよいよ出穂の季節となってきました。
みどり一面の筑後平野も、秋が深まるにつれ、やがて黄金のじゅうたんへと変わっていくことでしょう。

今朝は、昨夜の雨で宝満川も勢いよく流れています。
美しい、静かな川も時には猛り怖くなります。
今朝は怒りの川です。

突然、私の足元でバタバタと大きな羽音。
すると草むらからキジが飛び出してきました。
びっくりして後すざりをすると、キジも私を見て驚いたのか、30mほど先の竹やぶの中に走りこんでいきました。
飛んで行けばいいものを、体を左右に振りながら脱兎のごとく走る様は滑稽でもありました。
このあたりでは、キジは時々見かけます。

この春も、私の畑の草むらで、雛を育てていました。
そっと近づき覗いても身動きひとつしません。
こんな所で蛇に襲われないかと。
鳥たちの天敵は蛇ですが、蛇はキジが苦手のようです。
キジの好物は蛇なのです。
蛇の天敵がキジです。
だから畦の草むらに巣作りして蛇を呼び寄せているのでしょう。

このように、わが三国が丘の周囲にはいろんな動物たちがいて自然を堪能しています。
わが庭にはタヌキさんも親子で遊びに来ます。
それはド田舎ということ。

それ程ではありません。

如意輪寺〔原口住職)

2008-08-26 23:56:46 | Weblog
朝夕は、すっかり涼しく、秋の気配さえ感じます。

昨日、8月24日、如意輪寺においては、地蔵盆〔盂蘭盆)の行事が行われ、私の弟家族も孫たちを連れて、柳川からお参りに来ました。
地蔵盆は、もともと村のお地蔵さんと子供のかかわりから生まれた素朴な行事のようです。

如意輪寺の原口住職は、総本山説教師の要職にあり、国内の真言宗1万有余のお寺さんの中から選ばれた名僧なのだ。
高野山、真言宗の総本山や京都仁和寺(世界遺産)で参詣者への説法を勤めておられる高僧である。
京都仁和寺にいけば、原口住職のお説教を聴く幸運に出会えるかもしれない。
また本山の命により、全国各地のお寺へも説法に出かけておられる。
我が家にも子供の命日や、お盆などにおいでいただくが、住職さまの法話は何時聞いても、心にしみる。
わが親族だけで聞くのがもったいなく、ありがたく思う。

ここ小郡の如意輪寺でも、原口住職さまの説法=法話は聞くことが出来る。
北九州のわが友が、住職さまの法話を聞いていたく感動、同志を集めて、再びマイクロバスでやってきた。
すると翌週、またもや家族連れでやってこられた同志もおられた。

YAHOOWebで「カエル寺」で検索すると如意輪寺が出てくる。
この寺におまいりすると「若ガエル」そうだ。
だから、私も若いのだ。
今朝、原口住職さまと、久しぶりにゆっくりとお話をさせていただいた。
合掌。

オリンピック 日本男子野球

2008-08-22 22:22:33 | Weblog
北京オリンピックもいよいよ大詰め。
昨夜ソフトは、上野の大活躍で大金星。
男子野球は本日、韓国戦。
そこで日本野球応援でのチン騒動について。

日本の長距離砲G.G佐藤が打席に立つと、「ジージー.、サトウ .ジージー.サトウ」の大合唱に、とりわけ中国女性たちが赤面しているそうだ。
彼女たちに言わせると『こんなこと、人前で大声で言ったりするものではありません」と
「ジージー」は、北京、長江以北で使われている、「あのー そのー つまり....おとこのシンボル、おちんちん」の意味なのだ。
中国女性が赤面するのも当然。
私も1年間中国語の勉強したが、「鶏、鶏」と書くそうだ。

G.G佐藤の打席を、中村アナウンサー?が実況したら大変なことになった。

実況その1

「ちんちん(鶏鶏)黒いバットを握って出てきました。
バッターボックスで、バットをブルンブルンふりまわしています。
ちんちん打った。
打った。
打ちました。
ちんちん(鶏鶏)大きい、伸びてる伸びてるぞ。
ちんちん(鶏鶏)入るか入るか、ちんちん(鶏鶏)入ったー!ホームラン。」

実況その2.

ちんちん(鶏鶏)ファーストベース上です。
「おっと、ちんちん飛び出している。
ちんちん挟まれた。
ちんちんこれは痛い。」

実況その3.

1;1の同点で迎えた9回裏、2アウト、ちんちん3塁ベース上です。
「ああーー!!ちんちん(鶏鶏)ホームスチール。
ちんちんキャッチャーミットめがけて突っ込んで行きました。
ちんちんアウト?セーフ? 
あー!
ちんちん玉が転がっています。
ちんちんホームイン!?」
日本ちんちんの活躍で、逆転勝ち。
「ちんちん万歳!ちんちん万歳!」
                           
あらー!私としたことが、はしたないことを 謝謝

カエル寺の火祭り

2008-08-16 19:55:52 | Weblog
わが菩提寺、如意輪寺は真言宗、九州八十八か所霊場の中、参番目の札所である。
我が家から歩いて5分のところにある。
カエル寺としても有名であり、住職はカエル音頭を製作、ピョンピョンはねて自ら踊ったりもされる。
各地からの参詣者や観光バスも盛んに訪れている。

私は散歩の折、毎朝本堂に上がり、目前に鎮座されている大日如来様、そして中央に鎮座される弘法大師さま、一番奥の如意輪観音さまを、拝むというより静かに眺める。
すると心穏やかになるから不思議である。

毎年2月17日には、山吹色の装束に正装した山伏たち数十名による、火渡りの業が行われる。
誠に壮観である。
広場の中心に山と積み上げられた杉枝の中心に火が付けられると、真っ白い煙が境内一帯に広がる。
もくもくと立ち上る煙、シャン、シャン、シャンとリズムよく振り鳴らす山伏たちの鈴の音、境内に浸み渡る読経の荘厳さが、参詣者を奥深く幻想の世界へといざなっていく。
心洗われる読経中、この1年間に参詣者の願いを書いた木簡が、山伏たちによって読み上げられ、次つぎと火の中に放り込まれていく。
やがて火は、いよいよ勢いよく立ち上り、周りの参詣者たちの顔を赤く染めていく。
境内に響き渡る法螺貝の音が、参詣者の身体の中へも浸みていく。
ひときわ高い読経とともに、山伏たちが一斉にわらじを脱ぐ。
青竹で鎮めた火の中を、素足で歩き始めるその様は、圧巻というよりほかはない。
しばらくして、参詣者たちも素足になり、山伏の足跡を頼りにおそるおそる後に続く。
こうして2時間にわたり火渡りの業は行われていく。
この模様は毎年マスコミで報道されている。

お盆モード

2008-08-10 22:35:57 | Weblog
我が家は昨日から、孫たちも来てお盆モードです。
今朝は、午前5時半にみんなを起こし、わが菩提寺、如意輪寺へ。
孫たちが、目をこすりこすりついてきました。

先ほどまでの真っ赤な朝焼け雲は消え、澄み渡った青空を見上げると、遥かに高く高く一万メートルはあろうか、飛行機雲が、東に向かって真っ白い航跡を引いています。
さらにもう一本。
どちらも東京に向かっている国際線のようです。
私たちは、境内を一周し、本堂に上がりおまいり。
一番手前には、背丈30センチほどの金色の大日如来様、その奥に弘法太子さまが鎮座され、一番奥には如意輪観音さまが、穏やかな表情で私たちを包むように見つめておられる。
参道に吊り下げられた、幾百ものガラスの風鈴が、千の風に揺れて心地よい音色です。

その足で子供が眠るお墓の掃除に行きました。

2008/8/9

2008-08-10 22:33:53 | Weblog
 日中は、相変わらず猛暑続きです。
でも早朝は、さわやかな涼風が頬をなで、これまでとは違った、秋近しの気配を感じさせてくれます。

宝満川の川べりを歩きながら、遠く四方を眺めると、東遥かに大分の山々、冬の晴れた日には、かすかに由布岳の頂を見ることができます。
北には、宝満山、若杉山、古処山などの筑紫山々が目前に迫り、南には、耳納連山が久留米東部から吉井へと続き、さらに右には、雲仙普賢岳がはるか遠くに浮かんでいます。
西には佐賀平野を見おろす九千部の山々。
さらに背振山頂が九千部の頂を越えて遠く顔をのぞかせています。
一面緑に包まれた筑後平野があたかも盆地のように広がり、歩きながらあたりを見渡すと濃い緑の中に、たった一人の自分がいて吸い込まれていく気分になります。

このように、朝の散歩は、筑後平野を独り占めした贅沢な気分にしてくれます。

 今朝、田んぼの稲を見ると、稲穂が一斉に顔を出していました。
昨日までは気がつかなかったのに、もうそんな時期なのかと、歩きながら周りの田んぼを見渡せば、他はまだその気配がありません。
そこは、早稲(わせ)の田んぼだったのです。つまり「早稲田」なのでした。
大隈重信翁は、佐賀平野の早稲の田んぼを思い、周りより一歩先んじて実をつけること、学問を遂げることを願って早稲田大学と命名したのではないかと考えながらの散歩でした。

子猫ちゃんのその後

2008-08-02 20:15:45 | Weblog
今朝は、どんよりとした雲が広がっている。
心なしかひんやりとした風が心地よい。
散歩で歩くコースは一緒だが、右周りで行くか、左回りにするかその日の気分で決める。
でも今日は、昨日の子猫が気がかりである。
早く行ってあげたい。

私は冷蔵からパックに入ったヨーグルトとビスケットを持って出かけた。
先日の場所が定かでない。
このあたりと思われるところで、探すがいない。
歩きながら、ニャーオ、ニャーオと親のなき真似をしながらあたりを見渡す。
しばらくさがしていると、鳴く力もないのか、黒い子猫がよわよわしい足取りながら、道に出てきた。
「ああ ここにいたの!」と声をかける。
白いコ子猫はと茂みを分け入り探すがいない。
すでに力つきたのか?
誰かが連れて行ってくれたのであれば良いのだが.....。

 「ほら食べなさい」ヨーグルトを取りだして子猫の目の前に置く。
しかし食べてくれない。
私の足元へと近寄ってくる。
ニャーンとも言わない。
葉っぱをもぎとり、ヨーグルトをその上にそっとこぼしてあげる。
「ほら!食べなさい」口は持っていくが食べない。

それから、驚く光景を見た。
たれ下がっている枯れ草を口にしたのである。
口に入れてもぐもぐさせていたが吐き出した。
驚いた。
私は、それを見て思わず息が詰まってしまった。
そしてよとよとと、後ろすざりした子猫の後ろ足がヨーグルトの中にベッチャリ。気持ち悪かったのかブルッ、ブルッと足を振る。
そんな力が残っていたのかと思う。
そのしぐさが可愛い。
傍に散らばったヨーグルトが点々。
ゴマ粒ほどのヨーグルトを子猫が舐めた。
しめたと思った。
すると点々と散らばっているヨーグルトを舐め始めたのである。
そして葉っぱに置いたヨーグルトにたどり着いた。
一心に食べだした。

私はビスケットを取り出し、ヨーグルトの上から粉末にしてかけてあげた。
無心にむさぼる子猫の姿に安心した。
私は去ろうと立ち上がった。
「ニャーン」信じられなかった。
はっきりとすんだ鳴き声であった。