三国ヶ丘便り

旅行、釣り、周辺の自然について、書き綴りました

子猫ちゃんのその後

2008-08-02 20:15:45 | Weblog
今朝は、どんよりとした雲が広がっている。
心なしかひんやりとした風が心地よい。
散歩で歩くコースは一緒だが、右周りで行くか、左回りにするかその日の気分で決める。
でも今日は、昨日の子猫が気がかりである。
早く行ってあげたい。

私は冷蔵からパックに入ったヨーグルトとビスケットを持って出かけた。
先日の場所が定かでない。
このあたりと思われるところで、探すがいない。
歩きながら、ニャーオ、ニャーオと親のなき真似をしながらあたりを見渡す。
しばらくさがしていると、鳴く力もないのか、黒い子猫がよわよわしい足取りながら、道に出てきた。
「ああ ここにいたの!」と声をかける。
白いコ子猫はと茂みを分け入り探すがいない。
すでに力つきたのか?
誰かが連れて行ってくれたのであれば良いのだが.....。

 「ほら食べなさい」ヨーグルトを取りだして子猫の目の前に置く。
しかし食べてくれない。
私の足元へと近寄ってくる。
ニャーンとも言わない。
葉っぱをもぎとり、ヨーグルトをその上にそっとこぼしてあげる。
「ほら!食べなさい」口は持っていくが食べない。

それから、驚く光景を見た。
たれ下がっている枯れ草を口にしたのである。
口に入れてもぐもぐさせていたが吐き出した。
驚いた。
私は、それを見て思わず息が詰まってしまった。
そしてよとよとと、後ろすざりした子猫の後ろ足がヨーグルトの中にベッチャリ。気持ち悪かったのかブルッ、ブルッと足を振る。
そんな力が残っていたのかと思う。
そのしぐさが可愛い。
傍に散らばったヨーグルトが点々。
ゴマ粒ほどのヨーグルトを子猫が舐めた。
しめたと思った。
すると点々と散らばっているヨーグルトを舐め始めたのである。
そして葉っぱに置いたヨーグルトにたどり着いた。
一心に食べだした。

私はビスケットを取り出し、ヨーグルトの上から粉末にしてかけてあげた。
無心にむさぼる子猫の姿に安心した。
私は去ろうと立ち上がった。
「ニャーン」信じられなかった。
はっきりとすんだ鳴き声であった。