三国ヶ丘便り

旅行、釣り、周辺の自然について、書き綴りました

お盆モード

2008-08-10 22:35:57 | Weblog
我が家は昨日から、孫たちも来てお盆モードです。
今朝は、午前5時半にみんなを起こし、わが菩提寺、如意輪寺へ。
孫たちが、目をこすりこすりついてきました。

先ほどまでの真っ赤な朝焼け雲は消え、澄み渡った青空を見上げると、遥かに高く高く一万メートルはあろうか、飛行機雲が、東に向かって真っ白い航跡を引いています。
さらにもう一本。
どちらも東京に向かっている国際線のようです。
私たちは、境内を一周し、本堂に上がりおまいり。
一番手前には、背丈30センチほどの金色の大日如来様、その奥に弘法太子さまが鎮座され、一番奥には如意輪観音さまが、穏やかな表情で私たちを包むように見つめておられる。
参道に吊り下げられた、幾百ものガラスの風鈴が、千の風に揺れて心地よい音色です。

その足で子供が眠るお墓の掃除に行きました。

2008/8/9

2008-08-10 22:33:53 | Weblog
 日中は、相変わらず猛暑続きです。
でも早朝は、さわやかな涼風が頬をなで、これまでとは違った、秋近しの気配を感じさせてくれます。

宝満川の川べりを歩きながら、遠く四方を眺めると、東遥かに大分の山々、冬の晴れた日には、かすかに由布岳の頂を見ることができます。
北には、宝満山、若杉山、古処山などの筑紫山々が目前に迫り、南には、耳納連山が久留米東部から吉井へと続き、さらに右には、雲仙普賢岳がはるか遠くに浮かんでいます。
西には佐賀平野を見おろす九千部の山々。
さらに背振山頂が九千部の頂を越えて遠く顔をのぞかせています。
一面緑に包まれた筑後平野があたかも盆地のように広がり、歩きながらあたりを見渡すと濃い緑の中に、たった一人の自分がいて吸い込まれていく気分になります。

このように、朝の散歩は、筑後平野を独り占めした贅沢な気分にしてくれます。

 今朝、田んぼの稲を見ると、稲穂が一斉に顔を出していました。
昨日までは気がつかなかったのに、もうそんな時期なのかと、歩きながら周りの田んぼを見渡せば、他はまだその気配がありません。
そこは、早稲(わせ)の田んぼだったのです。つまり「早稲田」なのでした。
大隈重信翁は、佐賀平野の早稲の田んぼを思い、周りより一歩先んじて実をつけること、学問を遂げることを願って早稲田大学と命名したのではないかと考えながらの散歩でした。