『隗(かい)より始(はじ)めよ』
1.中国戦国時代の郭隗(かいかく)の言葉。「賢者を招きたいならば、まず自分のようなつまらない者をも優遇せよ、そうすればより優れた人材が次々と集まってくるであろう」という意味。
2.転じて、遠大な計画も、まず手近なところから着手せよということ。また、物事はまず言い出した者からやり始めるべきだという意味でも使う。故事:「戦国策-燕策」 郭隗が燕の昭王に賢者を用いる法を聞かれた時に、「今王誠欲致士、先従隗始、隗且見事、況賢於隗者乎」と答えた。人名:郭隗(かくかい) 中国、戦国時代。燕(えん)の人。生没年不詳。昭王(在位紀元前311~前278年)に人材の登用策を問われ、「まず私を登用しなさい(まず隗より始めよ)」と答えたことで有名。
<松下幸之助一日一話> PHP研究所編
給料は社会奉仕の報酬
給料というものは、自分の生活を営む上で当然必要であるから、働くことの一つの目的ではあろうが、もっと大事な目的を忘れてはならないと思う。それは、自分の仕事を通じて、あるいはそのつとめた会社、商店を通じて、社会に尽していくということである。いわば職業人として、産業人としての使命をよりよく遂行していくことである。大きな意味で言えば、人間としての使命を果たしていくことにも通じると思う。だから見方を変えれば、給料というものは、そのように仕事を通じて社会に奉仕貢献していくことの報酬として与えられるものとも考えられよう。
1.中国戦国時代の郭隗(かいかく)の言葉。「賢者を招きたいならば、まず自分のようなつまらない者をも優遇せよ、そうすればより優れた人材が次々と集まってくるであろう」という意味。
2.転じて、遠大な計画も、まず手近なところから着手せよということ。また、物事はまず言い出した者からやり始めるべきだという意味でも使う。故事:「戦国策-燕策」 郭隗が燕の昭王に賢者を用いる法を聞かれた時に、「今王誠欲致士、先従隗始、隗且見事、況賢於隗者乎」と答えた。人名:郭隗(かくかい) 中国、戦国時代。燕(えん)の人。生没年不詳。昭王(在位紀元前311~前278年)に人材の登用策を問われ、「まず私を登用しなさい(まず隗より始めよ)」と答えたことで有名。
<松下幸之助一日一話> PHP研究所編
給料は社会奉仕の報酬
給料というものは、自分の生活を営む上で当然必要であるから、働くことの一つの目的ではあろうが、もっと大事な目的を忘れてはならないと思う。それは、自分の仕事を通じて、あるいはそのつとめた会社、商店を通じて、社会に尽していくということである。いわば職業人として、産業人としての使命をよりよく遂行していくことである。大きな意味で言えば、人間としての使命を果たしていくことにも通じると思う。だから見方を変えれば、給料というものは、そのように仕事を通じて社会に奉仕貢献していくことの報酬として与えられるものとも考えられよう。