素人が書いた野菜作りの本

野菜作りの本を作成してみました、一度見て下さい。 nakai.manabu@rouge.plala.or.jp

農業レポート No.1104 第2章 素人が学んだ野菜作りのコツ

2012年12月31日 06時35分34秒 | 日記

         *第2章 素人が学んだ野菜作りのコツ

 2-1 畑の選び方  

日当たりが良く、風通しの良い土地が良い。次に根菜

類・葉類菜、特に湿地を好む物等、栽培する野菜に応じて水はけ・土質の違う畑が使用出来ると良い。

 2-2土の耕し方  

  土を耕すことは、大変重要事である、土に酸素を入れ、土壌動物の活動を活発にして、植物の成長を助ける。

良く耕す事は、勿論その他の要素も多分に含まれているが・・・

*耕し方

種を播く10日ほど前に耕す。土が乾燥している時は耕しにくい、土質にもよるが雨が降って2~3日してから耕すと、適当な湿気で耕し易い。

一度耕運機で耕し、土壌が酸性になっている場合は、石灰を適量播いて、もう一度耕し、肥料を施してからさらに耕す。

*肥料の量

葉菜の場合は、農協組合有機S2号・・50坪で2550kgの目安、根菜の場合は、農協組合燐硝カリS60450坪で20~33kgの目安を使用し、元肥を施してからさらに、充分に耕す。

次に畑に種をまく前に再び軽く耕して、雑草の新芽をす

き込む、こうしておかないと種が発芽する時期に雑草の方が早く成長し、草を取る手間が増える。

発芽したての時に、雑草を取り除く作業は面倒で、その手間をはぶくため、この方法をお勧めしたい。

化学肥料の場合、元肥は10日前位に均一に施す。肥料を施し直ぐ種を播くと、発芽率が悪い、早目に元肥を施しておくと、肥料が均一に分散し、植物の根焼けを防ぐ事が出来る。

*畝の高さ

人参・大根などの根菜類は、長雨の場合など根腐されする事がある、水はけを考え適当な高さを常に保持する必要がある。

カボチャ・キャベツも長雨で水はけが悪いと、立ち枯病になる。比較的うねが低くても良いものは、葉菜類で、

畝幅も広いほうが葉の広がりが良くなり、密集していると、葉は上に高くなり、早くとうが立ちやすい。適当な畝と間隔を保つと横に広く、大きい物が収穫できる。

*畝の長さ 

 畝は適当な長さにする事が大切、野菜を栽培していると、同じ条件で栽培しているにもかかわらず、畝の端の野菜の

成長が遅かったり、大きい物が出来ない場合が多い、畝の両端は雨が降った時に、肥料が流され、肥料不足になるの

ではないかと思われる。

*畝は日光のさす方向を考える

畝の方向は日光が植物に均一に当たるようにする、畝に対し日光が直角に当たるようでは、次の列は影となる、どの畝も一日中均一に光りが降り注ぐようにする事。


農業レポート No.1103 いよいよ新しい年がやってくる

2012年12月29日 15時14分02秒 | 日記

                                               いよいよ新しい年がやってくる

 畑仕事は来年の春の種播きの準備まで、ブロッコリーやねぎ・ケール・わさび菜・ターサイなどの収穫だけで休憩です。その間、『素人が書いた野菜作りの本』の過去の原稿を再度農業レポートに挟んで暫く掲載してみます。

まずは野菜作りを始めた事からお話します。

 

             第1章 無農薬野菜作りの思い

   1-1 野菜作りを始めた動機  

若い頃の私には、「農業なんて」と軽んじる気持が多分にあった。「農業はアホでも出来る」と云う言葉が頭の片隅に残っていたのも一つの要因であろう。

しかし、いざ野菜作りに挑戦してみると、その地方の気候や最近の異常気象など、種々の要因が収穫に影響し、農業には誠に奥深いものがあるように思われる。

気候に合わせて種蒔き時期を調整したり、虫の発生対策など、常に創意工夫をこらし、頭を使った農法をしないと、収穫時期がずれたり、いじけた物しか出来なかったり、労力をかけた割には収穫量が少なかったりする。

今まで土をさわった事のない私であるが、最近無性に野菜作りが楽しみになってきた。この心境の変化には、子供達がアトピー性皮膚炎や花粉症・気管支炎などに悩み、

この問題を解決するには、子供達に無農薬野菜を食べさせたいとの思いと、妻のご両親の存在が大きく関与している。

妻の母は、30歳頃迄教職についておられたが、嫁いでから妻の父の兄弟が次々と若死にするのを見て、自分の子供は絶対に若死させないと言う固い決意のもと、家族の健康を守るため、経験のない農業に従事されたとの事。

御両親は無農薬農法の仲間を広げ、消費者と共に虫採りや除草をしたり、生協と提携した生産集団を組織するなど、草の根運動の要として活躍された。

そんな生き方に共鳴し、「貴方の作った野菜が欲しい」と喜んでくれる人がいるのが何よりの生き甲斐と、96歳を超えた今も畑で頑張っておられる。若い頃は、その汗の結晶である農作物を、何時も沢山貰って来ていたのであるが、だんだん心苦しくなり、自分でも子供達の健康の為に野菜を作ってみようと言う事になりました。

しかし、農業を始めたからとて、直ぐには成功するものではない。妻のご両親や近所の農業の先輩から、色々教えて頂き、最近やっと思うように成果が挙げられるようになって来ました。

  *1-2 無農薬野菜とは

 市販品の様な、形が整ってサイズの揃ったものは、2~3割程度しか出来ない場合が多い、形がわるく、ひどい物は虫に食われ、穴だらけだったりする。

市販品のように、ざっと洗えばすぐ料理出来ると云うものではなく、悪い部分を切り捨てたり、葉の裏側の虫の卵を取り除いたり、料理する前にも手間が係る。しかし、味は最高である。野菜の本来の旨みがあり、小さくても、形が悪くても料理すれば、最高級の一品になる。穴だらけでも、虫が食べても安全なのだから、人間も安心して食べられるのだ。


農業レポート No.1102  今年最後の野菜の収穫

2012年12月29日 07時44分27秒 | 日記

                                                今年最後の野菜の収穫

     

  

正月に向けての野菜の収穫をしました。畑は凍りついて野菜も霜で凍結していましたが、ターサイ・ブロッコリー・下仁田ねぎ・ケール・大根・キャベツ・ヤーコン等の正月用の野菜をたっぷり収穫して来ました。これでかぼちゃ・じゃがいも・さつまいも・等の根菜類も充分あり正月は充分です。


農業レポート No.1101  椎茸の原木に菌の打ち込み作業

2012年12月28日 09時42分08秒 | 日記

                                                 椎茸の原木に菌の打ち込み作業

                      

先日、椎茸の菌を打ちこみました。菌の種類は森290です。

椎茸の作り方は、11月中頃から少なくとも3月初めまでに原木の伐採をして、

菌(接種)は12月から4月中旬までが適正時期と言われている。

我が家は12月末に倒木して、1m位の長さに切断して、12月末から2月までに菌をコバ打ち、5月末まで仮伏せして、6月頃に本伏せして、打菌から1年半のちから3~5年椎茸を収穫しています。最初は傘の大きいのが収穫出来るが、段々小さくなるので、毎年10本ほど新しい木を追っていきます。

 


農業レポート No.1100  ケールの収穫

2012年12月27日 08時34分16秒 | 日記

                                                   ケールの収穫

     

  

10月末にケールの種の2回目を播いたが、今年の11~12月の寒さがきつく、やっと収穫出来るぐらいの大きさに成長しました。

今年は11~12月の寒さで野菜が成長不足で市販品の価格が高騰しているとか。農業は毎年同じように栽培しても上手く行かない場合が多い。でも収穫時の喜びは栽培している者しか分からない。

 


農業レポート No.1099 キャベツが美味しい時期

2012年12月26日 08時15分45秒 | 日記

                                               キャベツが美味しい時期

                         

 9月26日に苗を植えたキャベツが冬の寒さで甘味が出て、今が最盛期で一番美味しい。野菜炒め・生で野菜サラダやその他の料理に最高。

 


農業レポート No.1098 キャベツが美味しい時期

2012年12月26日 08時15分45秒 | 日記

                                               キャベツが美味しい時期

                         

 9月26日の苗を植えたキャベツが冬の寒さで甘味が出て、今が最盛期で一番美味しい。野菜炒め・生で野菜サラダやその他の料理に最高。

 


農業レポート No.1097 キヌア云う穀物

2012年12月25日 06時45分32秒 | 日記

                                                    キヌア云う穀物

最近キヌアと云う穀物の人気が出てきている。どんなものか来年は栽培を試みてみます。

            

1990年代アメリカ航空宇宙局が理想的な宇宙食の素材の一つとして評価し、「21世紀の主要食」と自信の程を、タンパク質の含有率が他の穀物と較べて多く、その構成は牛乳と似ている。グルテンを含まないため、小麦アレルギーのような対グリアジンアレルギーを持つ人でも摂取できる。

キヌア南米チチカカ湖周辺地域が原産地で、標高2,500 ~4,000 m位の高原地帯で栽培され、ボリビアペルーで生産されている。アカザ科の植物で、アカザホウレンソウとは同属である。1年草で、近年では背丈が1 m前後までしかならない短幹な品種もある。穂は品種により、赤、黄、紫、白など様々な色を呈し、直径2~3 mmの種子を一つの房に250~500個程度つける。この種子を脱穀し食用とする。脱穀した種子は白く扁平な円形をしている。冷涼少雨な気候でもよく育ち、アミノ酸リシンメチオニンイソロイシンなどの必須アミノ酸を多く含み、栄養価が非常に高く、またアミノ酸のバランスが優れていることより、近年ヨーロッパや日本などで健康食品として注目されてきている

アンデス地方ではインカ帝国時代か、それ以前から栽培されていた。古くから「穀物の母」と称され、重要な穀物であった。

いわゆる痩せた土地でも栽培ができるため、モンゴルなどの気候条件が厳しくもっぱら遊牧が行われてきた地域などでも栽培が試みられている。

脂質のほとんどがリノレン酸オレイン酸といった不飽和脂肪酸で、特にリノレン酸はコレステロールの産出を抑制するなど、健康増進に役立つ。なお、キヌアの脂質量は乾燥品で8%程度とあまり高くはない。

コレステロール値を下げる効果がある一方、赤血球を破壊する性質(溶血性)があるサポニンを多く含む。このため、調理には十分な水洗いと加熱を行なったほうがよい。

料理はボリビアやペルーでは、スープに入れてよく煮たものを食べる事が多い。煮たキヌアは軽いプチプチとした食感があり、他の食材の味をあまり変えないので、様々な味のスープに合わせる事ができる。果物と煮て甘い飲み物にすることもある。また、小麦粉とあわせてクッキーパウンドケーキパンの生地にして焼いて食べる事もある。

醗酵させる事により、ビールに似た飲料やチチャのようなアルコール飲料を作ることもある。

日本では、白米に混ぜて炊いて食べるのがブームになったことがあった。キヌアを混ぜて炊いた米は若干粘り気が強く、炊き込み御飯にするなどの工夫が行われることもあった。

キヌアを用いて味噌醤油を製造しているメーカーもある。


農業レポート No.1096 ねぎが鹿の被害

2012年12月24日 04時27分09秒 | 日記

                                             ねぎが鹿の被害

                       

先日、畑にブロッコリー・ねぎ・ケール・キャベツをシ収穫に行きまして、下仁田ねぎの苗の新芽が食いちぎられているのを発見。成長して収穫寸前の物は食べていませんが何故か小さい新芽だけを物色している。隣の畑は玉ねぎに苗を食い荒らされているとか。鹿や猪は畑の恐怖となりました。今後の家庭菜園の対策に頭が痛いです。


農業レポート No.1095 家庭ごみの有効利用

2012年12月23日 06時06分22秒 | 日記

                                                   家庭ごみの有効利用

  

家庭から出る野菜屑は畑に戻すと良い。我が家は家庭から出る野菜くずは畑に戻しています。これは水分が多く焼却すると燃料がいるに出省エネになる。

畑から収穫した成分をなるべく戻すと、連作障害の解消になる。                    


農業レポート No.1094  ブロッコリー網かけ

2012年12月22日 05時46分13秒 | 日記

                                              今年もブロッコリー網かけ

 

 雪が降ると、山の餌が無くなり、ヒヨドリがブロッコリーの葉っぱを食べにくる。集団で来るので網を被せておかないと丸裸になり、春の枝芽の生長がだめになる。先日写真の様に網かけを実施しました。


農業レポート No.1093 紫さつまいも

2012年12月21日 06時11分06秒 | 日記

紫さつまいも  

 

 

先日の忘年会に紫さつまいもをNさんが持参されました。料理はキントンやご飯・ジュース・菓子等色々な料理がある。

外観は普通のサツマイモと同じなのですが、切ってみると鮮やかな紫色が現れるサツマイモです。

このさつまいもは九州沖縄農業研究センターが中心になって進めた紫サツマイモの育成・用途開発・機能性解明の研究に始まりとか。

紫サツマイモの機能性
抗酸化活性・アントシアニン体内吸収・肝機能改善効果
・血圧上昇抑制効果・血液サラサラ効果


農業レポート No.1092 ゆきれいたけ(雪嶺茸)

2012年12月20日 08時12分45秒 | 日記

   ゆきれいたけ(雪嶺茸)

 

 

 

先日京都の近鉄百貨店でゆきれいたけを買って来ました。

ゆきれいたけは最近日本で初めて栽培に成功され、JA福岡大城から出荷されている。

このゆきれいたけはスイス・イタリヤ・フランス・モンゴル等の空気が奇麗な高原で自生する貴重な食材で、中国では神茸と呼ばれ免疫力を高める効果が認知されているとか。味・香りに癖がなくどんな料理にも合う。

料理には天ぷら・シチュー・姿煮・バターのソテー・サラダ等の料理がある。

  真っ白で大きな外観が目を引く雪嶺茸は、何といってもその食感が特徴的で、肉厚でやわらかな食感は、火を通したアワビのようで、うまみがぎゅっと詰まっている。
 低温栽培のため生育日数は約3ヵ月と、他のきのこよりも長めで。デリケートで、少しでも触れると変色してしまう。栽培作業中は雪嶺茸に触れないよう注意が必要で、手間暇をかけて奇麗な純白色に育つ


農業レポート No.1091  ゆべし作り

2012年12月19日 07時43分56秒 | 日記

                                                             ゆべし作り

  

*ミニ柚子を使ったゆべし

ゆべしの簡単な作り方は、ファンヒーターで乾かすと3~4日で出来る。

今年も沢山柚子が出来たのでつくりました。

柚ゆべしは戦国時代に武士が戦に携行した保存食の1つで、ユズをくり抜き練り味噌を詰めて蒸かし、寒くて乾燥した冬に干した珍味。薄く切って、お茶請けや酒の肴や、ご飯のおかずにもする。

柚子が沢山収穫出来、柚子酢・柚子味噌・砂糖漬け・ママレーレード・干し等を作り残りは、ゆべしをストーブの前に置き4日で乾燥出来上がりました。

 
 ミニ柚子15個を蓋になるように、上を切り切り、中

 味を取り除き、重曹で5~6分茹で苦味を抜く。

 ①に赤味噌400g・みりん50mℓを混ぜ、干しブド

ウ4~5個を詰め、蓋をする。

 写真の様にストーブの前で3~4日固くなるまで乾か

  し出来上がり。自然乾燥は1~2カ月

 ラップで包み冷蔵庫保管。

*賞味期間は、1年は可能

*クルミや栗も良い、味噌は好みの味の味噌で良い。

*甘くしたい場合は砂糖を入れると良い。

 


農業レポート No.1090  自然薯

2012年12月18日 07時21分31秒 | 日記

                                              近江の伝統野菜自然薯

    

    じねんじょう         かぶら          信長ねぎ          伊吹大根

 近江の伝統野菜は14種類が認定されており、その中に自然薯が含まれていますが、先日の滋賀の食事文化研究会のメンバーが持ち寄り忘年会に色々な野菜の持参がありましたが、滋賀の食文化の奥深さをしらされました。持ち寄り野菜は、じねんじょう・蕪・伊吹大根・唐辛子・信長ねぎ等がありました。

          ◎近江の伝統野菜14種類は下記の通りです

 山田のねずみ大根・・・草津市・・尻丸大根

 赤丸かぶ・・ 米原 ・・紅色が鮮やか

伊吹大根・・米原

下田なす・・・湖南市

杉田なすび・・・甲賀市

杉田とうがらし・・甲賀市

水口かんぴょう・・・甲賀市

鮎河菜・・・・甲賀市

日野菜・・・・・日野町・・原種の独特の旨みの苦み

北之庄菜・・・近江八幡市

豊浦ねぎ(信長ねぎ)・・・近江八幡市

小泉紅かぶら・・・彦根

秦荘のやまいも・・・愛荘町・・・自然の自然薯より粘りがある

万木かぶ・・高島市