*第2章 素人が学んだ野菜作りのコツ
* 2-1 畑の選び方
日当たりが良く、風通しの良い土地が良い。次に根菜
類・葉類菜、特に湿地を好む物等、栽培する野菜に応じて水はけ・土質の違う畑が使用出来ると良い。
* 2-2土の耕し方
土を耕すことは、大変重要事である、土に酸素を入れ、土壌動物の活動を活発にして、植物の成長を助ける。
良く耕す事は、勿論その他の要素も多分に含まれているが・・・
*耕し方
種を播く10日ほど前に耕す。土が乾燥している時は耕しにくい、土質にもよるが雨が降って2~3日してから耕すと、適当な湿気で耕し易い。
一度耕運機で耕し、土壌が酸性になっている場合は、石灰を適量播いて、もう一度耕し、肥料を施してからさらに耕す。
*肥料の量
葉菜の場合は、農協組合有機S2号・・50坪で25~50kgの目安、根菜の場合は、農協組合燐硝カリS604号50坪で20~33kgの目安を使用し、元肥を施してからさらに、充分に耕す。
次に畑に種をまく前に再び軽く耕して、雑草の新芽をす
き込む、こうしておかないと種が発芽する時期に雑草の方が早く成長し、草を取る手間が増える。
発芽したての時に、雑草を取り除く作業は面倒で、その手間をはぶくため、この方法をお勧めしたい。
化学肥料の場合、元肥は10日前位に均一に施す。肥料を施し直ぐ種を播くと、発芽率が悪い、早目に元肥を施しておくと、肥料が均一に分散し、植物の根焼けを防ぐ事が出来る。
*畝の高さ
人参・大根などの根菜類は、長雨の場合など根腐されする事がある、水はけを考え適当な高さを常に保持する必要がある。
カボチャ・キャベツも長雨で水はけが悪いと、立ち枯病になる。比較的うねが低くても良いものは、葉菜類で、
畝幅も広いほうが葉の広がりが良くなり、密集していると、葉は上に高くなり、早くとうが立ちやすい。適当な畝と間隔を保つと横に広く、大きい物が収穫できる。
*畝の長さ
畝は適当な長さにする事が大切、野菜を栽培していると、同じ条件で栽培しているにもかかわらず、畝の端の野菜の
成長が遅かったり、大きい物が出来ない場合が多い、畝の両端は雨が降った時に、肥料が流され、肥料不足になるの
ではないかと思われる。
*畝は日光のさす方向を考える
畝の方向は日光が植物に均一に当たるようにする、畝に対し日光が直角に当たるようでは、次の列は影となる、どの畝も一日中均一に光りが降り注ぐようにする事。