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今、自分が出来ること。やれること。それを精一杯やっていかなくちゃ!!

拾い読み★2011-021≪小林宏・朝刊①≫

2011年01月21日 05時39分00秒 | マリーンズ2011~15


球児につなぐ!阪神・小林宏「死ぬ気で」
ええ、闘争心や! ロッテから海外フリーエージェント(FA)宣言した小林宏之投手(32)が20日、海外移籍を断念し、阪神入団を表明した。大阪府泉佐野市内のホテルで交渉に臨み、2年総額5億円で合意した右腕は「チームが優勝するために死ぬ気でやりたい」-。藤川球児投手(30)へつなぐ新セットアッパーの誕生だ。
いつものポーカーフェイスは崩さぬも、心は着ているスカイブルーのシャツのように、晴れ渡っていた。タテジマに袖を通すことを決めた小林宏は、ありったけの気持ちを込めた。
「チームが優勝するために死ぬ気でやりたいと思っています。熱心に誘ってくれて、必要としてくれる球団にいくのが選手として一番幸せ。やりがいがあることだと思う。熱意を感じました」
代理人を交えた初交渉は、およそ40分間。阪神側から出席した南球団社長、真弓監督の話に耳を傾けた。指揮官から「すごく期待している」という熱いメッセージ。2年契約で年俸は総額5億円。背番号はロッテ時代に着けていた「41」に決まった。
阪神でプレーして将来は憧れのメジャーに…という質問に、「いえ、今はないです。阪神のために頑張ろうという気持ち」。と虎一筋を誓った。
真弓監督との会談では、起用法についての話題となった。「リリーフでしっかりと、藤川球児につなぐ役割、ですね。チーム内の競争に勝って、藤川につなげる役割をできればと思う」。
阪神は昨季、優勝に手が届きそうで届かなかった要因のひとつが接戦で勝てなかったこと。78勝63敗1分けの中で1点差試合の16敗(19勝)はリーグ最多(2点差は10勝9敗、3点差は5勝13敗)。藤川にバトンを渡すセットアッパーが久保田しかおらず、七、八回の失点合計「160」は総失点「640」の4分の1を占めていた。
昨季ロッテで3勝29セーブをあげ、3位からの日本一をけん引した右腕が加わることで“落とし穴”が埋まった。
「一番負けたくない相手? 中日ですね。昨年優勝していますし。巨人は、ラミレスに(阿部)慎之助も。すごくいい打線だな、と思う。(相手が)強ければ強いほど、やりがいを感じます」
優勝争いのライバルとなる中日、巨人にも相性はいい。交流戦の対Gは通算8試合で5勝2敗(防御率3・72)。対Dは0勝1敗だが、防御率1・08。
「自分が期待されていることはわかっていますし、球児の前でしっかり投げられる、その役割ができるようにキャンプから頑張る。新鮮な気持ちで野球に取り組めるし、楽しみです」
近日中の正式契約を前に、再び自主トレ先の石垣島へと飛び立った。余計な言葉は不要。まさに「死ぬ気」で投げて、そして抑える。それがこの男の生き様。優勝で請負人として、使命を果たす。




【小林宏トーク】今後は大観衆が味方、心強い
ロッテからフリーエージェント(FA)宣言した小林宏之投手(32)が20日、阪神と初交渉を行ったあと、会見を開いた。メジャー挑戦の夢は叶わなかったFA右腕が、熱心に誘ってくれた虎に対する熱い思いを語った。
★テレビ会見編
--交渉を終えて
 小林宏 「今は、自分の気持ちもスッキリしています。今年、タイガースで何とか自分の力を出せるように、頑張りたいです」
--交渉が成立したと受けとめていいのか
 「まだ細かい話は終わっていないんですが、気持ちはタイガースさんでお世話になろうと思っています」
--いつ決めたか
 「昨日、おとといぐらいですね」
--誰かに相談は
 「いえ。自分で決めました」
--阪神球団からはどんな話をされたか
 「すごい期待をしてくれている。その期待に応えないといけないと思いました」
--阪神に入ってからの役割は
 「リリーフでしっかりと、藤川球児につなぐ役割、ですね。もちろん、チーム内で争って勝たないといけないですが。競争に勝って、藤川につなげる役割をできればと思います」
--阪神の印象は
 「昨年、僕も対戦があって、強力打線で投げるのが怖いイメージでした」
--タテジマのユニホームを着て甲子園で
 「今までは敵の投手でしたけど、今後は大観衆が味方、というのは心強い。楽しみですね」
--メジャー挑戦へ状況は
 「代理人としか話をしていませんが、そこまでいいオファーがなかったのは事実。自分が納得するものではなかったし、断念しました」
--阪神でプレーして、将来はメジャーに
 「いえ、今はないです。阪神のために、頑張ろうという気持ちです」
--春季キャンプへの意気込みを
 「もちろん、自分が期待されていることはわかっていますし、球児の前でしっかり投げられる、その役割ができるように、キャンプから頑張りたいと思います」
--ファンへ
 「チームが優勝するために死ぬ気でやりたいと思っていますので、熱い応援をよろしくお願いします」
★囲み取材編
--改めて阪神入団を決めた理由を
 「熱心に誘ってくれて、必要としてくれる球団にいくのが選手として一番幸せで、やりがいがあることだと思った」
--真弓監督から言われた言葉は
 「『すごく期待している』とか『心強い』とかいう言葉をもらいました」
--起用法に関して、会談の中で出たのか
 「はい。球児の前で? そうですね」
--関西の印象は
 「住んだことがないのでね(笑)」
--甲子園は
 「投げやすい球場です。マウンドの感触も好きですし」
--一番、負けたくないチームは
 「やっぱり、中日ですかね。昨年、優勝していますし」
--中日の強さは
 「投手がみんないいですからね」
--巨人とも相性がいい
 「(相手が)強ければ、やりがいを感じます」
--巨人は強力打線。小笠原とか
 「いい打者がそろっていますよね。ラミレスとか、(阿部)慎之助も。すごくいい打線だな、と思います」
--抑えるために
 「自分の投球を貫きたいと思う。相手どうこうではなく。自分の投球ができればいいです」
--城島については
 「素晴らしい捕手だと思います」
--新天地でさらに飛躍を
 「環境が変わってね。そうなればいいと思います。新鮮な気持ちで野球に取り組めますし、楽しみです」
--背番号の希望は
 「(41に)愛着はありますね。でも、今つけている選手もいることですし」
--これから、再び石垣島へ
 「はい。戻ります」



球児らの負担減る!虎将描いた“青写真”
Vに導く鉄壁リリーフ陣の完成だ。阪神・真弓明信監督(57)が20日、大阪府内のホテルで、ロッテからFA宣言した小林宏之投手(32)との交渉に出席。新セットアッパーの誕生に「心強い」と喜びを隠せなかった。これで、守護神・藤川球児投手(30)への負担も軽減。1年間トータルで戦い抜ける“青写真”を確実に描いていた。
単なるプラス1ではない。その加入が2倍にも3倍にも相乗効果をもたらす。長いシーズン。小林宏の加入で、真弓監督の頭に確かな『Vへの方程式』が、完成した。
「一番戦力になる、欲しがっているところの選手。心待ちにしていました。非常にホッとしているし、心強いです」
笑顔で、虎入りが決定した交渉を振り返った。ほぼ初対面の本人と熱く語り合った40分間。自らの言葉で“指名”したのは、もちろん守護神・藤川につなぐセットアッパーの重役だ。藤川の前に小林宏が入り、久保田とタッグを組むことによる進化。それは、化学反応といえるほど大きい。
「勝ち試合に全部投げてもらうというよりも、(3人のうち)誰か1人を休ませる余裕ができないと、1年間、好調を維持するのは難しい。競争相手が増えるというよりも、みんなで負担を軽くするという感覚です」
競争より共存。昨年は久保田、藤川の必勝リレーが続き、特に守護神にはイニングまたぎなど負担をかけた。結果、終盤に失速。もう同じ失敗は繰り返さない。
「小林宏の抑え? たまに1試合とか。今まで勝ち試合ならセーブがつかなくても(藤川が)投げることが多かった。投げなくていい場面なら休ませるかもしれないし、久保田(の負担)もね。勝っていたら必ず、久保田、球児が多かったが、勝ち試合に投げる投手が多いほど、投げなくていい投手が出てくる」
セーブがつく場面での藤川は確定だが、それ以外は柔軟に3人を起用していく。
「(救援陣の)ローテーションとまでは無理かもしれないが、勝ち試合でも待機せずに済んだという試合が増えれば、1シーズンのスタミナが残ってくる」と、描く青写真を語った。
終盤へ体力を残すことは、課題の勝負弱さの解消にも直結。指揮官のビジョンがきっちり実現すれば、頂点は確実に見えてくる。



阪神・沼沢本部長「人的補償なら早めに」
阪神・沼沢正二球団本部長(52)は20日、東京都内で実行委員会などに出席したあと人的補償の場合のプロテクトに関して「これから進めていきます」と言及した。
委員会では、ロッテの石川球団運営本部長と“同席”。「“触り”だけは話しましたが、正式な話はまだしていません。金銭の可能性もあるし、人的補償なら早めにやらないと。(どちらになるかは)あす以降です」。プロテクト選手の選択は球団にとって、大事な問題。「ボーダーラインの選手が難しい…」。高額年俸の選手を、相手も取らないだろうと考えてあえて外す方法などもあるが、「いろいろ考えています。難しいですね」と話していた。






何でも俺に聞け!阪神・新井、小林宏歓迎
オレを頼ってこい!! 阪神・新井貴浩内野手(33)が20日、東京都内で「暴力団等排除対策協議会総会」に出席。日本代表で2度チームメートだった小林宏之投手(32)の加入を大歓迎し、猛虎での“水先案内人”を買って出た。
♪オレに、オレに、オレに話を聞けぇ!! 小林宏の阪神入りを伝え聞くと、新井は新天地での相談役に名乗りを上げた。
「もう決まったんですか? よかったです。キャンプ中に食事でも行こうと思います。分からないことがあれば、伝えることもできる」
待ち望んだ朗報に笑みがこぼれた。米メジャー挑戦を掲げながら、年が明けても移籍先が決まらない戦友の動向をずっと気にかけていた。
「本当にいいヤツなんですよ。一緒にやったこともありますし、それがきっかけでよくしゃべりますよ」
2006年の第1回ワールド・ベースボール・クラシック、07年の北京五輪アジア地区予選で、ともに日の丸を背負って戦った。2人の思い出をたどれば、放っておけない。2度目の同志となった07年は、ちょうど新井がFAで阪神に移籍したときだった。
愛着ある球団を去る決断を下すつらさと、球界屈指の人気球団に飛び込む期待と不安…。同じ境遇を味わった経験者として、コバヒロの気持ちが手に取るように分かる。当時の新井には、広島時代からアニキと慕う金本がいた。その存在がどれだけ心強かったことか-。
あれから4年。今では4番を託される猛虎の顔になった。今度は自分が兄貴分として、埼玉県生まれのパ・リーグ一筋、阪神に縁もゆかりもない小林宏を全力でサポートする腹づもりだ。チーム事情のレクチャーはもちろん、人気球団ゆえの心構え、望まれれば衣食住の相談も…。FA右腕の力に疑いがないことは、敵としても、味方としても知っている。だからこそ、弟分が1日も早くチームになじんで力を発揮できる環境を整えるために、労は惜しまない。
「プレーで盛り上げていけるタイプ。一緒にやるのが楽しみですね」
ここぞの場面で新井のバットがたたき出した得点を、コバヒロの加入で安定感を増した鉄壁の救援陣が守りきる。そんな新・勝利の方程式は、決して夢物語ではない。



阪神・南社長ニヤリ、小林宏は「好青年」
ロッテから海外フリーエージェント(FA)宣言した小林宏之投手(32)が20日、海外移籍を断念し、阪神入団を表明した。
小林宏の獲得に、阪神・南球団社長は破顔一笑。「『決断をしてくれて、ありがとう』と言いました。縁もあって、大阪まできてくれてね。落ち着いているし、好青年というか。こちらとしても、うれしいですね」。打者では中日からトレードで新井良を獲得し、投手も補強。V奪回への布陣は充実一途だが、「いい話があれば、ドンドンこれからも」とニヤリ。さらなる戦力アップに力を込めた。






真弓監督、小林宏は「若い人の勉強になる」
阪神・真弓明信監督(57)が20日、大阪府内のホテルで、ロッテからFA宣言した小林宏之投手(32)との交渉に出席。新セットアッパーの誕生に「心強い」と喜びを隠せなかった。
経験豊富な小林宏へ、真弓監督は投球以外の“効果”にも期待。
「日本一を2回? ねえ。阪神も(2005年に)日本シリーズで4連敗しているし。たくさんいい経験を持っている投手。チームメートもいろいろアドバイスしてもらえると思うし、若い人の勉強にもなると思う」
またキャンプでのブルペン視察が増えるかと聞かれると「最近は多くなっていますが。ただ逆に安心して減るかもしれないね。競争が激しくなるのはチームにとっていいこと」と笑顔で話した。






虎オーナー、小林宏獲得「心から喜んでる」
 「暴力団等排除対策協議会総会」へ出席後に吉報を受けた阪神・坂井オーナーは20日、リリーフ陣の登板過多を解消できる“コバヒロ効果”を喜んだ。
「うれしいですね。これで久保田くん、藤川くんも力を十分に発揮できると思います。もちろん、小林くんにもがんばってもらわんといかんね。十分に期待できる。心から喜んでいますよ」と、最強救援陣に期待を寄せた。



阪神・西村、小林宏を「意識はしません」
昨季リリーバーとしてブレークした阪神・西村は20日、鳴尾浜で阪神入りが決まった小林宏について、改めて言及。セットアッパーのポジションを争うライバルになるが、「何も意識はしません。自分のことを精一杯やります」と強調した。この日は今年2度目のブルペン入り。立ち投げで45球を投じた。「座らせて投げるのは2月に入ってからになると思います」と焦らずにマイペース調整を貫く。
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