北へ南へ、東へ西へ

旅と山歩き・街歩きの記録です 今を語りながら過去も振り返って

塀のない住宅街 バンクーバー(5):カナダ

2009-07-21 11:09:15 | 異邦の風景

2000年CANADAの旅・その9:ノースバンクーバー

 グラウスマウンテンからケーブルで下り、バスに乗り継いだのはまだ昼前であった。カピラノ渓谷沿いの道ではあったが、木が生い茂り良くは見えなかった。途中渓谷の吊り橋に降りたかったが、夕方の鉄道発車に間に合わせなければならないので、時間がなかった。川を離れて住宅街に入ると瀟洒な住宅が並んでいた。下車は無理なので、バスからのウオッチングとなった。



 どの家も門前は緩やかな芝生の傾斜した庭で、もちろん塀などはない。東京の都心では鍵をかけない生活など考えられないし、田舎でも塀は象徴的で、門柱と共に欠かせない。

 



 緑が溢れ、剪定に大変そうな家もあった。



 港が近づき家並みが詰まってくると、テラスハウスも見られる様になり、洋の東西を問わず、格差があるものだと一息入れることが出来た。



 シーバスでダウンタウンに向かうと、今見てきた住宅街と対照的に高層ビル群が林立していた。



 シーバスのターミナルは屋根に覆われていてはっきりしないが、背後に円形のユニークな形の展望レストランを載せたハーバーセンターのビルと、ウエストコースト・エキスプレスの始発駅にもなっているれんが造りのウォーターフロント駅の様子から、その位置が分かった。



 船を下りスカイトレインでダウンタウンを一気に通り抜け郊外のメトロタウンに向かった。駅から直結するカナダ第2位の規模を持つ「メトロポリス・アット・メトロタウン」なのだ。通常のビル何個分かを合わせた規模、1階から4階まで吹き抜けあり、ホール有り、レストランだけでも50近くあり、500軒以上の店舗やメガストアが集結する巨大ショッピングモールだった。ここでも駅から直接デッキでビル内に入ってしまい、写真は写していなかった。残念!言葉では表せきれないので、メトロタウンのwebサイトはこちら

 著作権の問題もあってスカイトレインの画像やたらと転載出来ないので、、運営会社のトランスリンク社から画像を拝借しようと思ったが、スカイトレイン新線の新型車両しか無く、2000年頃の映像は望めなかった。やっと差し障りのなさそうな旧型車両を見つけたので、新旧併せてチラッと紹介する。(左が旧型、右が間もなく開業する新路線の新型車両)

 

 メトロタウン、通常のレストラン以外にも1000席以上の座席を中心に配置し、周りを屋台風に世界各国料理店舗が取り囲むフードコートで食事を済ませ、(セルフサービスなので、チップの心配はなかった)上へ行ったり下へ戻ったり、めまぐるしく歩き回った。一応全フロアーを見物し終わって帰ろうかと思った時、大勢の人が行き来している通路があったので念のため人波に付いていったら、目の前に空間が広がっていた。今まで見てきたモールとほぼ同じ規模のモールがもう一つ存在していた。もちろん時間も迫っていて、そのまま集合場所のホテルへ帰るべくスカイトレインの駅へと引き返したのだが・・・。



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