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旅と山歩き・街歩きの記録です 今を語りながら過去も振り返って

かろうじて雨は逃れた 温泉旅館「木曽路」&古刹「定勝寺」:長野県南木曾町・大桑村

2014-11-22 16:40:24 | 追加の1枚

 木曽路の旅2014・その9 エピローグ

 山は好きなのだが、遠くから眺めて山の名を特定するのは苦手だ。泊まった旅館近くから雲のかかった姿は恵那山かとも思ったが、迎えに来たタクシーのドライバーによれば木曽駒ヶ岳のようだった。

 越後の紅葉便りの報告で木曽路の旅が中断してしまった。旅館の盛り沢山の食事は残すことが多く、自由に食事場所を選べるなど利便性から最近の旅は多くがビジネスホテルを利用している。今回はグループ旅行なので久し振りに宴会で歓談出来る温泉旅館となった。パック旅行「秋の木曽路めぐり」としてはグレードが高そうなので「ホテル木曽路」を選んだ。

 玄関、玄関前の佇まいは予想通り豪華だった。

 広いロビーはすれ違うのもやっとのビジネスホテルとはやはり趣が異なる。

 部屋のベランダから風呂や料亭のあるさくら苑や貴賓室のある別館方向を眺めている。背後にあるのはホテルの庭園の一部のようだ。

 あらためて背後の傾斜地に広がる庭を眺めてみた。「木曽路リゾート」と名付けられた一帯にはバーベキューや釣り堀、キャンプ場まで備えられ、丘の上には「木曽路館」と名付けたもう一つの施設があるようだ。展望露天風呂、蕎麦打ち体験、食事処などを備えた日帰り温泉施設とあった。丘の上に僅かに顔を出している建物であろうか?HPにある屋根の色と違うようだが?

 二日目、食後迎えに来たタクシー・・・人数が多いのでジャンボタイプに無理を言って変更してもらったのだが、・・・ドライバーに観光先を案内してもらう予定だったが「妻籠宿」「奈良井宿」がまずお勧めとして上がってきたが観光は済んでいたことはすでに報告した。
 
 取り敢えずはコースで最初に行き着くパンフレットにあった木曽最古刹「定勝寺」は山門、本堂は国指定重要文化財とあったが、ドライバーの顔は“どうしてそんなとこ行くの??”と思える風だった。門前に着くと呼び物の山門は工事中で幕に覆われ全く見えない!!脇へ回って境内に入ると名勝と記載されていた「鶴亀蓬莱庭園」があった。が全体図がない!

 先にあるのは本堂なのであろうか、見慣れた普通の寺の姿ではなく、小さな閉ざされた扉が信者以外を拒否しているようにも見えた。

 傍らに小さな門があり石段の上に大梵鐘ありと案内があった。

 石段を登ると鐘楼があり大きな梵鐘がつり下げられていた。やっとレポートが纏められた。

 宿出発時雨が降っていたが、すでに傘のやっかいにはならず済んでいた。取り敢えずは「寝覚ノ床」見物して「赤沢自然休養林森林鉄道」と続いたので、すでに掲載した。途中道の駅で捜し物、豊作と伝えられていた「松茸」・・・残念姿形もなし・・・店の人に問うと、九月中は溢れるように並んでいたが、10月に入ると全く入荷しない・・と。残念!!

 木曽福島駅で愛知へ帰る仲間を見送った後、福島宿見物を終えて駅へ着いたのはバス出発の一時間前、駅舎へ入ったとたん土砂降りの雨、いよいよ台風が近づいていたのだった。携帯が鳴り、仲間は中央線が止まる前に無事帰宅したとの報告、我ら一行雨で身動き出来なかったが、定刻高速バスに乗車、渋滞もなく無事に帰京し「木曽路めぐりの旅」は終わった。



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