北へ南へ、東へ西へ

旅と山歩き・街歩きの記録です 今を語りながら過去も振り返って

夕日の光と塩田の今は? 屋島:香川県

2008-12-26 15:14:53 | 俯瞰(風景を上から見る)

1969四国の旅:その5

 昭和30年代から40年代にかけて、かなり“写真”に入れ込んでいた。カメラ雑誌も「アサヒカメラ」「カメラ毎日」を定期購読したり、その他にも気に入った作品や特集があれば単発的に買っていた。木村伊兵衛、土門拳さんを筆頭とするドキュメンタリータッチの作品群は、社会派としてもてはやされていたが、緑川洋一さんの瀬戸内を題材とした光の効果を最大限に用いた色彩に魅了されていた。
 真似てみたいが、旅先のつかの間では、光線を選ぶことは出来なかった。



 昭和44年1月四国の旅、屋島からの展望であるが、夕日の沈む時の波に煌めく風景は撮影出来なかった。この風景は、フィルムの退色が激しく、偶然夕日に染められた海面が表現されたに過ぎない。実際の沈む夕日はこの程度に表現できたが・・・。



 屋島のどの位置か地図で確めたが、いくつかある展望ポイントのどれかは確定出来ない。日の沈む方向を正面にしないと、海面に映える光のさざめきは撮影出来ないであろう。緑川さんは、業界の大先輩でありながら写真家としては評価されていた。生涯写真家としてのプロとはならず、本業の合間に瀬戸内の“光線”を中心に作画していた。もっとも撮影条件がよいと見ると、本業を休みにして出かけたとエピソードにある。
 写真の右手の島に渡れば、絶好の撮影ポイントになるであろう。



 眼下に広がるのは塩田であろうか?現在ではイオン交換膜法を用い科学的に処理されており、天然塩は売り込みの言葉となり貴重品になっている。現在、この塩田はどのくらいの規模で存続しているのだろうか?対岸の工場街と変わらぬ姿となっているのであろうか・・・。



 明日で年内の仕事を終える。一昨日からの雪で、草野原だったスキー場が動き出したようだ。年内はあきらめていたが、せっかくの雪、解けない内に行ってこなければ!依って、ブログの更新とコメントへのアンサーは????



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2 コメント

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Unknown (うたのすけ)
2008-12-28 05:55:42
お早うございます。
各地の雪のないスキー場が一晩で銀世界に変貌しました。自然の力をまざまざと見せ付けられました。
それに致しましてもスキーヤーにとって年末年始といい贈り物です。
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Unknown (koba3)
2009-01-02 14:41:42
スキー場にいて、コメントチェックしきれず、失礼をしました。まだまだスパム続いているようで、携帯では読み切れません。
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