漫筆日記・「噂と樽」

寝言のような、アクビのような・・・

○イザナギ黄泉の国へ行くの巻

2014年02月21日 | ものがたり
きのうに続き【漫文・おもしろ古事記】 ○イザナギ黄泉の国へ行くの巻 さて愛しい妻を失ったイザナギ君は淋しくてたまらない。 もう一度妻に会いたいの思いがつのって黄泉(よみ)の国へ行くことにした。 ヨミの国は死者の国、闇の国です、 その真っ暗闇の中を進んで扉の前に立って呼びかけた。 「お~い、恋しい人よ、イザナミよ、 二人の国はまだ創り始めたばかり、 これからあなたの助けのいる時なんだから、ぜひとも帰って来ておくれよ」。 すると死んだはずのイザナミの声が聞こえて来た。 「くやしいわネェ。  あなたの来るのがチョッと遅かった。 わたしはもうこの国のものを食べてしまったの、 . . . 本文を読む