漫筆日記・「噂と樽」

寝言のような、アクビのような・・・

「大坂城のドン」・①

2009年06月25日 | Weblog
戊辰(ぼしん)の戦乱は、子供心にも恐かったとみえてありありと覚えている。 前年の十二月、押し詰めて何日であったか、 深夜に表の戸をあわただしく叩いて、 江戸堀の俵屋から、 今、いよいよ何処やらへ軍勢が来たとか、火を放したとか、報じて来た。 . . . 本文を読む