ミュウタントのブログ

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扶桑社版、自由社版中学日本歴史教科書は採択させてはならない!

2009-05-29 02:34:00 | インポート
 今年の夏、再び中学校教科書の採択の季節がやってくる。
 今年は扶桑社版のつくる会教科書に、自由社版が加わる。つくる会内部の揉め事で分裂騒ぎがあり、扶桑社から見放された残留派が『自由社』から同じような教科書を発行したのだ。これも検定に合格した。
 富国強兵で国造りをやってきた日本の過去の戦争の過ちをきちんと見据えようとすることを自虐史観だといい、下からの戦争肯定、再び戦争のできる国にしたいということが見え見えの産経グループのキャンペーンに乗って、日本会議など右翼団体などの後押しもあって『新しい歴史教科書をつくる会』が教科書をつくるとして、『国民の歴史』という分厚い本を世に出したのが1999年だった。実はこの本、我家にもある。
 まったくでたらめな本で、時系列も、国民の歴史といいながら天皇を中心とする支配階級の羅列本とも言うべきで、国民はほとんど出てこない。 とても歴史書だとはいえない代物だったが、出版不況の折、書店では堆く平台に積み上げられ、プレミアムが書店に付くとあって有名書店だけでなく、町の本屋にも並んだが、「ただ」で巨大団地に配られたり、産経グループの景品として配られたりと、とんでもないものだった。
 覚えておられる方もいるかもしれない、あの時初めてJRに電車のドアの上に貼るステッカー型の広告がお目見えしたのを。あれは、『国民の歴史』を宣伝するために編み出され、しかもそれをカモフラージュするためにあらゆる広告も取り扱うとしたものだった。広告媒体として新しくJR他私鉄各線が、取り入れたものだった。宙吊り広告とは違って、左右のドアの上に貼られたものだった。今では当たり前のように、広告媒体の一つなっているが。
 扶桑社版、自由社版の教科書を採択させてはならない!
 このまま行くと石原都政の下、扶桑社の教科書は採択され都立中高一貫校10校全てで『つくる会教科書』を使うことになってしまう。
 都教委の非民主的な政治的介入は、目に余るものがあります。教育基本法47年法を持ち出すまでもなく、現教育基本法でも、教育への不当な介入は許されません。
 子ども達にきちんと日本の負の歴史も伝えていくことが、私達の役目だと思っています。
 子ども達にその発達に相応しい教科書を手渡すために、『つくる会』編纂の教科書の採択を阻止しましょう。

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