↑ビーチで会ったキュートな女の子。次々とポーズをとってくれた
不安だらけで始まったハンサムボーイ君の子守りも、新しい家での暮らしも、
2週間、3週間と経つにつれ、少しずつ勝手が分かるようになってきた。
ハラハラさせられてばかりの危険因子も、よほどの危ないことはしないと分かると、
だんだん目も離せるようになり、生活にも余裕が。
“郷に入れば郷に従え”で、私も彼の要求に「まあ、いいや」とだんだん寛大になってきた。
別に自分の子じゃないし。日本人のしつけ観にとらわれているとこっちの身が持たない――
冷たいようだけど、そう思うことで私は自分のバランスを保っていた。
食べたいものも食べたいだけあげればいいや、と半ばヤケクソ。
だって、彼の食生活はほんとに私には信じがたいもの!
朝は、ピーナツバターを塗ったトースト。ピーナツバター以外は絶対受け付けない。
そして昼も夜も、チキンナゲットとかフライドポテト(しかもファストフード店で買ったもの)が中心!
そういったジャンクフードか、おやつしか食べない。
育ち盛りの3歳の子どもに、こんな栄養のないものばっかりでいいの~~!?
バーガー好きのオージーはこうやってつくられるんだなぁ…とここへきてナットク。
“お箸の国”からやってきた私には、ほとんど理解不能。
でも私が少しずつ寛容になってくると、彼の態度にも少しずつ軟化の兆しが…!
3歳の彼は3歳なりに、自分のアイデンティティーを認めてほしかったのかもしれない。
何かにつけてイヤイヤ、自分の我を通すことしかしなかった彼が、
しだいに私の言い分にも耳を貸すようになってきた。
たとえば、先日書いたおやつのやりとりの件。
あんまり食べ物を残すので、“3歳の子に言ったってわかんないだろうなー”と思いつつも、
「あのねー、この世界には食べたくても食べ物がもらえない子どもたちがたくさんいるのよ。
アナタはゼータクなのよ。食べ物を粗末にするなんて失礼よ」
すると、意外にも彼はとてもびっくりした表情をしている。
「どうして食べられないの?」
私は一生懸命つたない英語で自分なりに説明したように覚えている。
彼は黙って聞いていた。
そして、それ以来、彼はあまり残さないようになったのだ。
アイスキャンディーも「今日は3本までね」と最初に言って、食べるたびにカウントすると、
約束を守ってそれ以上は要求しないようになった。
ちょっとずつではあるけど、私たちの間に信頼関係が芽生え始めてきた。
つづく
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当初、2、3回で終わる予定だったこのオーストラリア編ですが、
シリーズ始まって以来アクセス数は倍増し、予想を上回る反響に驚いています。
また、バナーをクリックするというひと手間を惜しみなく捧げてくれた方々のおかげで、
ブログ村の「子連れ旅行」ランキングで1位もいただき、さらにびっくり。
応援、ありがとうございます! 感謝感激です
せっかくだからオーストラリア編もじっくり書いていこうと思いますので
(別にポイント稼ごうなんてコソクなこと…少しは考えてたりして)
これからもお付き合いよろしくお願いします!
特に旅好きママにとっては興味深いかも。
海外にもフットワーク軽く飛んで行っていた、遠い昔に思いをはせながら読んでます(*^_^*)
いつも読んでくれてありがとう!
ランキングもうれしいですが、何よりもこういうコメントいただけることで、
「ああ、読んでくれている人がいるんだ」と実感できることがうれしいです
また、きょんきょんちゃんの旅のハナシも聞きたいな