1/48 ハセガワ 流星改「フォールディングウィング」
翼を折りたたんだフォールディングウィングのキットです。
資料が極端に少ないため、集めるのに苦労します。
文林堂の世界の傑作機シリーズにも出ていません。
終戦まで110機程度しか作られず、戦果もほとんどないので致し方ないのかもしれません。
沈没前の信濃で離着艦実験が行われたとらしいというぐらいで、艦上攻撃機なのに空母搭載機としての運用が全くされなかったのも悲しい。
いつものようにコックピットから作っていきます。
あまりパーツ数は多くありませんので、組み立て自体はサクサクと進みます。
後部座席が左右に分割されていて、合わせ目を消すのにちょっと大変でした。
今回は、機内色に、AK インタラクティブのリアルカラーを使ってみます。
左側が RC307 IJN M3(N) NAKAJIMA INTERIOR GREEN 中島系機内色、真ん中が RC306 IJN M3(N) MITSUBISHI INTERIOR GREEN 三菱系機内色、右側が米軍機用機内色に使ったことのあるファレホ 71.010 INTERIOR GREEN
Mrカラーの日本機用機内色とはずいぶん違うようですが、今回は三菱系機内色のRC306を使ってみます。
黄色味が強いですかね。
計器パネルは、つや消しブラックを塗った後に付属のデカールを貼ってます。下のモールドそのままなので、マークソフター(ハード)を数回塗っては乾かし・・の繰り返しで何とか密着できました。
丸い計器にグロスバーニッシュを垂らして光沢を与えて完成。
側面の計器類は、黒ではなく暗緑色だ、という説明もどこかにありましたが黒で塗ってしまいました。
シートベルトも付け方がイマイチ不明のため、他の日本機同様につけてます。
シートベルトは、WAKO 紙創りFiber MaterialからJapanese Aircraft Standard seat belt for 4planes、紙製なので加工も塗装も楽です。
Eduardのエッチングパーツを昔購入していたことを忘れて、終わってから気が付きましたが、作り直すのも面倒なので使えるところだけ使ってみます。
グロスバーニッシュを吹いて、ウォッシングをかけて汚してみました。
今回もウォッシングは、AKインタラクティブのAK045 enamel WASH Dark Brown、拭き取りは、AK011 WHITE SPIRIT、最後につや消し(MATT)バーニッシュを吹いて完成
WHITE SPIRITで拭き取っていると、塗装したリアルカラーがどんどん剥げてきます。ファレホと違って塗膜が丈夫ではないようで、もう少し厚めにグロスバーニッシュを吹いておいたほうがいいかもしれません。
ただ、ライトグレーでドライブラシをかけるつもりが、いい感じで剥げてくれたのでうまく使えば楽かもしれません。
計器類の塗り分けも資料不足でほとんどわかりませんので、好きなように塗ってます。
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