1/72 Martin Baltimore & Maryland 製作
NOVO Aircraft Kits 1/72 Martin Baltimore Medium Bomber /made in USSR
Frog 1/72 Martin Maryland 167 Reconnaissance Bomber/made in England by ROVEX Models and Hobbies
この2機を作ります
どちらも相当に古いキットで、箱の痛みとパーツのバリ・歪みが酷い代物です。
Martin Baltimoreから
デカールは使用できるかどうか不明
塗装説明図は箱の裏面に小さく(一応カラーですが)書かれています。
NOVOはイギリスのメーカーですが、箱には MADE IN USSR となっているので、旧ソ連で成形、イギリスで説明書とデカールを付けてパッケージングされたキットのようです。
wikiによると1979年にNOVOは解散とありますから、それ以前の製品ということになります。
ちなみに説明書にも箱にもロシア文字はありません。
パーツはバリだらけ、羽付き餃子のような代物です。
クリアパーツは酷い状態です。後部銃座のカバーなどは傷だらけで中が見えません。
「品質管理」などという概念は無かったのでしょうね。作れば良い、という感じ。
未開封だったにもかかわらず、パーツがいくつか欠品しています。
カウリングの半分、主脚柱が1本、他にもあるかもしれません。
しょうがないので、もう1セット入手してニコイチとします。
コックピットから、といきたいところですが、シートが一つ床板についているだけで他には何もありません。
なのでこれ以上手を加えずさっさと終わらせて機体の組み立てに進みます。
機体側面に窓が一つあります。
クリアパーツが付いているのですが、透明度は悪いし傷だらけ厚みも適当な代物なので、使うのをあきらめ、UVジェルクリアを使ってみることにします。
紫外線硬化のクリアー樹脂です。
内側から透明な薄いアクリル板をエポキシ接着剤で固定し、外側にジェルクリアーを枠内に少し盛り上がる程度に多めに流し込んで、硬化させます。
あとは平らになるよう少しずつ削って最後にセラミックコンパウンドで磨いて透明な窓に仕上げます。
時間と手間はかかりますが、いい加減なクリアパーツを使って残念な結果になるよりはずっと良いと思います。
仮組してみます
結局後から入手したキットのぱーつのほうが歪みとバリが少ないので、主に採用。
最初の白っぽい素材のパーツは尾翼と主脚部分に一部使用しただけでした。
仮組段階では大きな歪みはありません。
パネルラインは相当にいい加減です。恐らく実機とは全く違うのでしょうが手元に図面も無いし、NETで探してもよく見つからなかったので諦めて、このまま凸から凹へ彫りなおします。
Frog製の Martin Marylandも並行して製作します。
Frog倒産→NOVO ですから、Baltimore よりもっと古いキットということになります。
比較的初期の製品のようで、バリは少なく見た目は悪くありません。
この機体も側面の窓があります。
Baltimoreと同じようにUVジェルクリアSで「透明な窓」を作ります。
仮組してみると、
以外にもキャノピーと機体の隙間は少なく、あまり手をかけなくても良さそうです。
機首先端のクリアパーツが左右貼り合わせなので、工夫が必要です。