六田俊夫(Toshio Mutsuda)のありのままのメタルダーブログ

ペチカ、トロイカ、ハラショー。ロシア熱過熱中

mixiファンマンコミュ

2010-06-30 10:54:33 | 方法次説、理数系(計算機も含め)
文系の大学生が、ファインマンの文庫本を読んで、生物物理をやりたいらしい。

生物物理難しいぞ。
量子力学、統計力学、できて当然で、
物理化学、分子生物学も習得しなければならない。

まあ、mixiにアドバイスしちゃったけど。勝手に引用。
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はじめまして。

生物物理に関連する物理系のキーワードは
「複雑系」「統計力学」「カオス」
あたりです。ここらをキーワードにしている、研究室の
研究室紹介を熟読してください。

ファインマンをメイン本はいいのですが、
岩波基礎物理学シリーズの
「力学・解析力学」「電磁気学」「量子力学」「統計力学」
が、10年前の学部のスタンダードなので、購入をお勧めします。
もちろん、現役の方から今よりの本を薦められたら、そちらでいいです。
こちらは、解法暗記でもいいので、学部の物理学科の基礎パターンを押さえてください。

エキスパートな物理屋の嗜好としては、
バーガー・オルソンの力学、電磁気学
J.J.サクライ 現代の量子力学(英語版でもよい)
田崎晴明 熱力学、統計力学(倍風館)
になります。

また、物性研の甲元先生や、東工大の西森先生は
「筆記試験だけで決めるわけでない」
といってますが、東大や東工大の物理学科は、競争率が高いので、やはり
点数による口述試験の足切りもしてます。

が、私が専門の統計物理でいうと、
学習院に田崎先生
東京理科大の鈴木増雄先生
中央大の田口先生など
旧帝大以外にも優秀な教官はひそんでるので、
研究室紹介の論文リストの共同研究者を検索して、
競争率と学費が低い、大学院を探すのも手です。

東工大の長津田キャンパスは、大学院重視志向で、
他大生メインなのでお勧めですし、生物物理ももちろんあります。

でも、量子力学、統計力学、編微分方程式、線形代数、英語
の基本ができてることが、一番重要だと思います。
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