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趣味や日常の楽しいことについて語らうブログ

かしこいエルゼ

2009-11-22 23:20:04 | Weblog
ちくま文庫のグリム童話をちょくちょく読んでいます
2巻に「かしこいエルゼ」というお話があります
これを読んで思ったのは、例えば「人間である」ということが僕の構成要素の一つとしてあるなら、「少なくとも鳥ではない」ということもまた、僕の構成要素の一つだということです

エルゼは自分はしかけられた鈴が鳴ってしまうことで「少なくとも鈴の音は聞こえない」はずの自分の存在が脅かされたようです
確かに鈴が鳴ることでエルゼが村人に分かってもらえなかったように、僕が鳥になってしまったら、今まで僕を人として見ていた身近な人たちに対しての、この僕という存在は脅かされることになるでしょう