帰郷~ロンドンデリーの歌より~(第5回歌の泉コンサート:高山千代美)
まだまだちゃんと歌えてませんし、ピアノも生録音なのでミスもありますが、大きな心で聴いていただければ幸いです。
2010年秋、インターネットで私のホームページを見たという女性から、一緒にやりたいと長文のメールが届きました。それが、美香ちゃんこと坂本美香子さんとの出会いでした。
当時27歳という若さで原石そものも、無限の可能性を秘めた彼女の奏でるショパンは、不思議な魅力で感動で涙がでました。
あれから4年たちました。
最初に頼んだ編曲がこの「帰郷」でしたが、最初は、歌詞も2番までしかなく、中途半端のままになっていました。
その後、「スマイル・モーニング」「スマイル・メッセージ」「たんぽぽ嬉し」の編曲と録音が先になり、3年の月日が流れていました。そして、昨年(2013年)3番の歌詞ができて、12月ようやく完成し、河口湖でこの曲を初演しました。
世界中で愛されているこのロンドンデリーの歌のメロディーには、100以上もの歌詞がついているそうです。そのひとつとして、私の想いを綴りました。
帰郷、それはこの世のふるさとだけでなく、この人生を終えて帰るふるさと、あの世への思いも歌っています。いい人生だったと、胸を張って帰れるように、精一杯悔いのない日々を過ごしたいと思います。
時には、辛い現実に絶望して、もう生きていくのも嫌になることもあるでしょう。それでも、生かされていることに感謝して生きていれば、必ず希望の光が差して、道は開けると信じています。
最初は、自分で歌いながら涙が止まりませんでした。
そんな私の気持ちを、若いながらにちゃんとくみ取って、とても素晴らしい深みのある編曲をしてくれた美香ちゃんに、心から感謝しています。
そして、私のささやかな歌が、この歌を必要としてくださる世界中の人に届きますように・・。
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