先週の『6年生を送る会』の続きのお話を・・・
それはそれはあったかくて、心が洗われたと綴らせていただきました
週が明けて卒業式に向けての合唱練習が始まり、指導に伺いました。
合唱の授業が終わると、子どもたちは何やら慌ただしく準備を始めます。
みんな、にこにこそわそわしている感じ。
さて、何がこの音楽室で始まったと思いますか?
先日の『6年生を送る会』を、インフルエンザで欠席して参加出来なかった一人の仲間のために、入場から見送られるまでを、6年生全員でサプライズプレゼントしたのです
手を繋がれ、いくつかののアーチをくぐらされ、キョトンとしているその子を、音楽室の中央に置かれた1脚の椅子に座らせます。
そして子どもたちの司会でスタートし、本番と同様に行われていったのです。
語りかけも合唱も、本番と同じに心を込めて、真剣に力強く
最後に、その子は恥ずかしそうに、でもしっかりとした言葉で、
「今日は僕のためにありがとう。」
と、感謝の心を伝えました。
どの子も皆とても優しいまなざしで、きらきらと嬉しそう
彼のご両親がいらしたら、さぞかし喜ばれたことでしょう。
『6年生を送る会』も『修学旅行』も『卒業式』も、6年生としては、一生に一度しかない貴重な経験ですもの
発案者は6年生の先生だそうです
先生は一人残すことなく、みんな一緒に体験させたかったのでしょうね。
しかし、せっかく発案されても受け取る子どもたちに友達を思う心、そして良い事と素直に動く体が育ってないと事は進みません。
常に子ども達をわが子のように思い、優しく大きな人間愛を持って教育されていることが、形となって表れたのでしょうね
してもらった子どもも仕掛けた子どもたちも、優しく思いやりに満ちた心が、ぐんと大きく育ったことは間違いありません
仲間を思う優しさと笑顔と、心豊かに満たされたこの感情を『幸せ』というと教わった、子どもたちへの最高の授業でした
いつもいつも感動をありがとうみんなみ~んな良い子(先生たちも)
ちょっとどころか、とってもいい話でしょ