平成うきよの覚え書き

日々の出来事などを老化防止の為 書いてゆきます。

桜の思い出 2

2009年04月01日 | Weblog
 この歌は昭和22年に発表されたらしい。物心付く頃から、ラヂオから流れるこの歌を聴いてきた。子供のころは、聞いていると眠くなるようのんびりとゆったりした調子の歌だと思っていた。成長するに従い、この歌の都会的で、やや寂しく、如何にも意味深な男女の機微を感じさせる歌の雰囲気が好きになった。当時この場所は行ったこともないし、どのような場所なのか色々に想像した。始めてこの公園を訪れたのは多分、18歳くらいの頃であろうか。よく覚えていないが、このとき幼い頃から親しんだ、この歌が鮮やかに脳裏に浮かんた。

 港の見える丘 昭和22年 作詞作曲 東辰三
♪あなたと二人で 来た丘は  港が見える丘
色あせた桜 唯一つ 淋しく 咲いていた
船の汽笛 咽び泣けば チラリホラリと 花片
あなたと私に 降りかかる  春の午後でした

♪♪あなたと別れた あの夜は  港が暗い夜
青白い灯り 唯一つ  桜を 照らしてた
船の汽笛 消えて行けば チラリチラリと 花片
涙の雫に きらめいた  霧の夜でした

♪♪♪あなたを想うて 来る丘は  港が見える丘
葉桜をソヨロ 訪れる しお風 浜の風
船の汽笛 遠く聞いて ウツラトロリと 見る夢
あなたの口許 あの笑顔 淡い夢でした

 いかにも物憂い、さびしげな春の歌で、桜の咲く頃はいつも思い出し、このあたりを散策して若かりし頃に思いを馳せます。

写真:西区 伊勢山皇大神宮よりランドマークを望む 

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