平成うきよの覚え書き

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人生学院 掲示板より

2009年04月02日 | Weblog
 以下人生学院より転載します。

宮家邦彦氏の「陰謀説のウソは看過できない」考】

 小沢騒動に関連して、2009.3.26日付け産経新聞が、13面のオピニオンで、宮家(みやけ)邦彦氏の「陰謀説のウソは看過できない」と題する一文を掲載している。これにコメントしておく。

 宮家氏は、冒頭で、小沢騒動に関連して飛び交わされている「今回の捜査は米国CIAの陰謀だった」、「ユダヤにやられた」なる論調が気に召さないようで、「どうしても看過できない」、「知的戯言(ざれごと)」、「いちいち目くじら立てる話ではないかもしれない」と述べ、デマを糾す立場から一文をものすと立論している。

 しかし、幾ら読んでも、どうデマなのか要領を得ない。その癖、次のように結んでいる。「世界におけるユダヤ陰謀説も、不都合な国際政治現象を自分たちに都合良く解釈するための効果的な手段として繰り返される。もし今でもこんなことを言う人が周囲にいれば、よくよく注意していただきたい」。

 かく結論するからには、もう少し論証しておけばよいものの、屁理屈を列ねた挙句、「この種の陰謀説を直接間接に喧伝する向きが絶えないことは実に驚くべきことだ」、「知識人としての人格を失う」と述べているばかりである。せっかく「シオン賢者の議定書」を採り上げながら、「1921年以降、この書物が偽者であることは欧米知識人の間で既に常識となっている」との弁で却下している。

 れんだいこは思う。「シオン賢者の議定書」が実書か偽書かは、現代学問の最肝要な究明テーマである。未だ議論が尽せていないと云うべきだろう。それをかくも安直に断ぜられる宮家氏とは何者か。プロフィールによれば、1953年生まれ。東大法学部卒。外務省入省。中東課長、中国大使館公使、中東アフリカ局参事官を経て退官。阿部内閣の首相公邸連絡調整官を経て現在、立命館大学客員教授云々とある。

 れんだいこより3歳下になるが、今日まで一貫して日の当たる出世街道を歩んできたことが分かる。何の苦労もない坊ちゃんのまま60歳の齢になろうとしているように見受けられる。ここまで牢として体制側で遊泳してきたこの手合いに漬ける薬はもはや無いというべきで、れんだいこが反論しても通じないだろう。見れども見えず聞けども聞こえずで、その気にない者に説教しても無駄な故にである。

 しかし、タバコ吸いにはタバコの臭さが分からない、ニンニク食いには臭さが分からないのと同様で、現代世界を牛耳る国際金融資本の御用聞きばかり勤めてきた者には、国際金融資本の網の目権力が分からないだけのことではないのか、ぐらいには言わせて貰おうと思う。

 もとへ。この御仁は、小沢騒動に対して検察の正義を疑う者に不快感を表明している。ならば問おう。小沢騒動の政治資金規正法違反なる容疑は、果たして正気の沙汰なりや。巨額の政治献金を記帳せずに闇貰いしている場合が一番悪いとすべきところ、歴代巨悪のそれを問わぬまま、記帳したことが虚偽記載とみなされ、記帳した政治家に対し金種詮索責任を負わそうとしているが、これは愚挙とみなすべきではないのか。こういうことを許すと検察独裁国家になってしまうのではないのか。今後はお札に氏名履歴を書かさねば防げないことになるのではないのか。恐らく、この御仁はそういう風には考えられないタチなのだろう。

 ならば更に問おう。小沢騒動前、かんぽ施設の不当払い下げが問題になり、関与した政治家、官僚に対する追及が始まっていた。1円や千円や1万円落札なぞ、馬鹿げ過ぎていてお笑いであった。れんだいこは、事の重大さは、小沢に対する金種詮索責任よりも、国有施設の不当払い下げ事件の方が数百倍責任が重いと思う。検察は、小沢捜査に乗り出すぐらいなら、国有施設の不当払い下げ事件摘発向かわないと断じて正義ではなかろう。この御仁は恐らく、否小沢の金種詮索責任が世の中で一番重い罪なことと平気で答えるタチなのだろう。

 あれこれ考えると、この御仁は、世の時の最も強い権力に対して身を寄せ、何の疑問も湧かさず今日まで、この権力と権威を傘に結構づくめの世渡りしてきたのだろう。そういう処世術がならい性になっているのだろう。こういう御仁に、国際金融資本権力論を幾ら聞かせても無駄ということになろう。しかし、余りにも露骨ノー天気にテキスト通りの文句を紙面に載せられたら、これぐらいのことは言わせてもらわねばなるまい。いい歳こいて、こういう坊ちゃん嬢ちゃんセレブがいるのは確かである。 引用以上

 私見 実に単純、論理明快、痛快である。こういう「宮家邦彦」のような手合いが日本の中枢にいるがゆえに世の中暗いのだ。もしかすると自分の言っている事を嘘を承知で、言っているかも知れぬが。陰謀論を信じていないにしても、嘘を言っているにしても、まことに以って如何しようもない。真に法律屋、経済屋のいわゆる秀才の多くが、文字ツラだけの勉強ばかりで全く現実に対して盲目になっているのではないか。物を作る事が人の基本である事を知らず頭がおかしくなっているのではないか。こういう手合いは**の*だ。

写真:今日家内と久しぶりに外出した。大岡川の桜が所によりよく咲いていた。

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