「ひばり」さんについて書かれた本を読み始める . . . 本文を読む
かなり急な坂道に差し掛かったとき突然父が「此処で売ってるみたいだなー」と一寸興奮気味に言った。坂の途中にある民家に看板がありそこに何か書かれている様であったと思う。当時私は字を読むことが出来なかったのでそのあたりの事情は良く判らない。道路から3,4段の階段をのぼり父が案内を請うと下着姿で初老の温和そうな人が現われた。「金魚売って頂けるんですかねー」それに対し「今は商売しているわけでは無いですがい . . . 本文を読む