平成うきよの覚え書き

日々の出来事などを老化防止の為 書いてゆきます。

桜の思い出3

2009年04月03日 | Weblog
 父が75歳くらいのとき(昭和60年)であったろうか。三渓園の桜が見たいと父が言った。都合をつけて平日に訪れた。横浜からバスに乗って行った。途中の風景は正に春爛漫であり、三渓園周辺の道には、今を盛と桜が咲き誇っていた。園内は春の香りが溢れて、平日でもかなり沢山の人が春を楽しんでいた。園内の東の奥に有る、茶店に入って休憩する事にした。ここで「新潟の赤酒」というお酒を父と一緒に飲んでみた。ちょうど赤ワインのような色合いで、しゃれた感じであった。父と一緒に飲みかなり良い気分になった。1時間くらいして退出し、近くのすし屋さんで、遅い昼食を摂ったように思う。父がなくなって10年。この間桜を見るたびに、赤酒と父の顔そして三渓園近くのお寿司屋さん思い出す。赤酒は未だあの茶店にあるのだろうか。
 入り口近くの茶店もとても風情があり時折思い出し、いつか入ってみようと思っているがいまだ果たしていない。この茶店は、今はどうなっているか知らないが、以前は夏は「ヨシズ」に、風鈴、ラムネにサイダー、カザクルマ、と言うとても楽しい雰囲気であり、昔(昭和40年代まで)は何処に行っても見慣れたものであった。東京の上野公園、山下公園や大岡川、帷子川の辺にもこのような休憩所が並んでいた。今はここ横浜市内では余り見かけなくなったと感じるが如何であろうか。
 写真:京品急行と桜

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