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控えめ予算の旅の記録

男ひとり旅ならではの少々過酷な旅。いっぱい旅したいので1つ1つの旅は低予算。それでいて充実した旅を目指します。

峠越えスタート!信越本線 廃線跡をゆく

2017-05-03 14:46:00 | 横川→軽井沢 徒歩で碓氷峠を越える旅
横川駅から、鉄道の廃線跡を遊歩道として整備した「アプトの道」を通り、碓氷峠を越え、軽井沢駅まで 徒歩 で向かうという 今回の試み。

10kmを軽く越えるであろう、徒歩による峠越えに挑む前に、国道沿いにある おぎのや横川店にて、釜飯ではなく「峠の牛めし」をたいらげる。

だが、横川駅改札口の目の前にある、こちらの “おぎのや” も忘れてはならない。

今でこそ、群馬県や長野県をはじめ、各地に 複数の店舗を持つ “おぎのや” だが、横川駅のすぐ隣りにある こちらの店舗が 本店 だったりする。

時代を感じさせる建物で、発祥の地としての風格が漂っています。

そもそも、横川駅が開業したのと同時に、おぎのや も創業しており、両者は まるで双子のごとく、この地に誕生。
横川駅で 駅弁を販売するところから、おぎのや の歴史は始まったとの事。

それは、釜飯の包装紙やフタにある 横川駅の文字 が物語っています。



発祥の地にふさわしく、本店の向かい側には「 おぎのや資料館」なる施設も。

民家の1階を改築したような こじんまりとしたスペースだが、釜飯に関する展示や、かつての 中間駅としての横川駅の写真などを見る事ができる☆

少し紹介すると・・・

「皇室御用達・峠の釜飯」

皇室御用達なだけあって、釜飯以外の充実っぷりがスゴい!

新幹線が開業する前の、賑わっていた頃の横川駅の様子を写した写真。


現在の横川駅は、普通列車が折り返していくのみで、ローカル線の終着駅みたいな寂しい有り様となってしまった。
夕方の6時ともなれば、駅員すらいない 無人駅 になってしまう。


それでは、いよいよ かつての鉄道跡をたどる「アプトの道」へと進んで行く事にしよう!

横川駅で 行き止まりとなっている線路だが、鉄道文化むらの脇を通り、しばらく進むと、かつての信越本線の姿が ほぼ そのままの姿となって、視界に現れる!

かつての上り線・東京方面への線路が遊歩道として整備されている。

下り線・軽井沢方面への線路は、今でも、鉄道文化むらのトロッコ列車が走行する為、線路のまま残っている。


しばらく進むと、タイミングのいい事に、前方よりトロッコ列車がやって来た!!

運行の時間を計算に入れてたワケじゃないから、ラッキーでした☆


長~い直線区間をしばらく歩くと、右手前方に レンガ造りの建物が姿を現す。

丸山変電所 とあり、急勾配をゆく為、運行に際し 多くの電力を必要としていた事が伺える。


変電所を過ぎる、線路(信越本線)は、大きく左へカーブ。


少し進むと、さらに勾配がキツくなる。


線路を 真横から見てみると、その勾配のキツさを より実感できる。

通常の鉄道路線で、この勾配はすごい!

この区間は 勾配のキツさゆえ、列車の後ろに 専用の機関車を2両連結し、後ろからも押す形で、この上り坂を攻略していった。
列車単独での力では、上れなかったのだ。

逆に 下る時は、前に機関車を2両連結し、勢いがつくのを抑えながらの走行。
列車だけのブレーキでは、加速がつきすぎて、止まれないからだ。

それゆえ、横川駅と軽井沢駅では、長時間停車をし、機関車の付け替え作業が必要だった。
そのような 鉄道会社にとって、面倒臭い区間ゆえ、新幹線の開業とひきかえに、廃止されてしまったというワケだ。


その新幹線とやらは、この辺りの区間は ほぼすべてトンネルのようなもの。

かつての難所を 全く感じさせる事なく、長~いトンネルを抜けると、あっという間に、軽井沢。
便利さとひきかえに、自分のような旅人には 少々そっけない。


このような場所を通ってこそ、高地にやってきた実感が沸くというものだが・・・

後ろを振り向くと、

やはり、相当な勾配である事がわかる。


そして、ついに 線路上をゆく遊歩道の終点へと差し掛かる。

やはり、手入れをしないと、線路は 前方のような事になってしまう。

遊歩道は、線路の下をくぐり、左手にある建物「峠の湯」へと続いていく。



つづく



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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (mimoza)
2017-05-04 08:02:03
はじめまして。
私も歩いてみたいと思っている場所です、
参考にさせていただき、行ってみたいです。
つづきを楽しみにさせていただきます。
返信する
ありがとうございます! (musashi452)
2017-05-04 11:16:55
約7年半前に、それこそ 徒歩で碓氷峠を越えてた頃の徒歩道をたどって、旧碓氷峠を越えた事もあります。
今回のルートを紹介したら、そちらも紹介します。
返信する

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