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控えめ予算の旅の記録

男ひとり旅ならではの少々過酷な旅。いっぱい旅したいので1つ1つの旅は低予算。それでいて充実した旅を目指します。

ホームから改札口まで、500mの長き道のり

2017-01-17 04:31:00 | 青春18きっぷの旅・冬の上越&上州編
群馬県と新潟県を隔てる“谷川岳”の山々を貫く 全長13.5kmの「新清水トンネル」の ド真ん中にある 日本一のモグラ駅 「土合

トンネルの ほぼ中央にあるだけあって、地上(改札口)までは、約500mの道のり。
さらに、462段 の階段を上らなくてはならないという ウケ狙いのような構造をした駅。


途中、265段目には、一息つく為の(?)ベンチが設置されている。

そもそも、ホームから改札口へ行くのに、休憩が必要な駅って 何やねん!って話。

あと 197段

後半戦といきましょう!


谷川岳の登山に来た人達にとっては、この階段は いいウォーミングアップになるらしい。

さっきの方々は、登山客だったのかもしれない。
どうりで、あっという間に、階段を上ってってしまうワケだ。


そして、

ついに 462段目に到達!

その先は、通路に光が差し込み、地上に出た事を実感。

そんな 地底の奥深くから、地上を目指し、ひたすら 階段を上ってきた お客に対し、駅からメッセージが☆

お疲れ様でした!と言いつつ、さらに 頑張らなくてはいけないという展開。

地上に出たからと言って、改札口(駅の出口)は、まだまだ先・・・


階段も、462段で終わりではない。
まだ 続きがあった。


ようやく、終わりが見えた!
改札口まで あと少しだ☆

17mが わずかに感じる程の とんでもない駅。

定期列車が上下 5本ずつ しかない割には、立派な改札口。

昔は、スキー客や登山客などで、かなり賑わっていたのかもしれない。
だが、今は さみしさ漂う無人駅。

以前 訪れた際、駅員がいる時もあったが、ハイシーズンだけなのか?

スキーは、今がハイシーズンだけど、荷物がかさばるから、基本 車か。


駅の時刻表を見てみると、本当に 上下5本づつ しかない。


外に出てみると、駅舎も立派☆



「駅舎入口」

モグラ駅の方が目立っていて、本来の駅名がオマケのように書いてある。


“下りホーム”は、地底の奥深くで、駅から出るのに 一苦労だが、

“上りホーム”は、駅舎のすぐ横、地上 にあったりする。


なんで、こんな事に?

どうやら、建設された時期が違うらしい。

当初は、現在の上り線だけで(当時は単線区間だった)
後から、現在の下り線が 地下深くに建設され、このような おかしな駅が誕生するに至ったそうな。

この辺りは、完全に雪景色。


もちろん(?) 駅だけ見て 終わりでは、ありません。
あそこに 行きますよ!



つづく