叢雲会ブログ

叢雲会 刀匠達の四方山話

初打ち式    備後住人善博

2009-09-28 19:00:46 | Weblog
昨日、備前の国で玉木道明刀匠の初打ち式がありました。
仏式は初めてでしたが、段取りよく、いい雰囲気で無事済みました。
一人で進行も勤めながらの初打ち式は、準備も大変だったでしょうが
見事にこなしていました。大したものです。
これから本格的に刀を造り始めることになりますが、仕事場に慣れる
のには時間が掛かると思います。しかし、誰もが一度は通る道。
しっかり頑張ってくれると期待しています。
お忙しいところ、遠路ご出席いただいた皆様、ありがとうございました。

昨日、初めて私の弟子3人が勢ぞろいしました。
誰かが、「久保一門」と呼んでいましたが、確かに、私も含めて
4人揃えば、一門と言われてもおかしくないかもしれません。

現在、一番弟子はたたら養成員の会社員ですので、刀は造っていません。
せっかく資格を持っていながら、もったいない話です。
会うたびに、短刀を作りに勉強に行きます!と言うだけで、なかなか
実行に移しませんので、そろそろ、口だけの一番弟子を鍛えなおして、
作刀させようかとも考えています。
刀は難しいので、短刀専門鍛冶ならいいかもしれません。
その内展覧会に出品させますので、乞うご期待!

本人が知らないところで、話が進んでいるのです。
ふふふ。