G5001HPのデコンプバルブには黒いゴム製のキャップが付いていますが何故でしょうか?
写真の右がゴムキャップを外した状態で青色のボタンになっています。
ゴムキャップが付けられている理由が分からないのですが、メーカーさんとしては無駄な物は
付けないでしょうから、付けた理由は何?
チェンソーを素手で扱う人は居ないと思うので火傷対策なんて事は無いと思いますが。
※補足
実際に使ってみた所、ゴムキャップはボタンの高さをかさ上げする為と思いました。
デコンプバルブのボタンが奥まっている為、このキャップが有った方がボタンを押しやすく感じます。
デコンプバルブを使う時は、スターターを圧縮が感じるまでゆっくり引いて、
それから普通に引くのが正しい始動方法。
ピストンの停止位置にもよりますが、デコンプ無しモデルの様にいきなり
スターターをパッと引くとデコンプの効果が十分得られないでしょう。
☆デコンプバルブ本体
取り外したデコンプバルブはこんな状態。
旧型は銅ガスケットだったらしいですがこれはプラグのガスケットみたいな物。
ボタンを押すとバルブが開き、横の穴からシリンダー内の混合気が抜けて行きます。
エンジンが始動(初爆時も)するとボタンが戻るので手動で戻す必要は無いのですが、
爆発時の圧力で戻るのかな?
☆シリンダーのデコンプバルブ取り付け部
このモデルはシリンダーの横に小さな穴が開いています。
ハスクやスチールではシリンダーヘッドに付いているけれど、どんな構造だろう?
この様な流量制限をする小穴をオリフィスと言います。
エンジンが始動してしまえばピストンスピードが速いのでこのオリフィスから
抜けてくるガスは少量。
また、この部分の容積は小さいのでエンジン稼働時の影響は少ないと思われます。
しかし、デコンプ付きモデルは若干出力が落ちるという話も聞きます。
村人は使い比べた事が有りませんし、個体差もあるので判断は付きかねます。
チェンソー仕事が始まるまでまだしばらくありますが、実際に使ってみたら又
色々とレポート出来る事と思います。