チェンソーのドライブスプロケットシステムにはスパー式とリム式の二種類が有ります。
一般的に言われているメリット・デメリットは、
スパー式はソーチェンの装着で失敗がないが、交換時のランニングコストが高い。
リム式はソーチェンの装着がやりにくいがリムだけ交換できるのでランニングコストが安い。
と言われています。
☆MS200 スパー式
☆G3700 リム式
村人の最初のチェンソーはG3700Hでしたが、最初からリム式を使って居たのでリム式の欠点と
言われているソーチェン装着のやりにくさを感じた事は有りません。
MS200等の純正部品にリム式の設定は無くスパー式のみ。
ソーチェンが外れた時はドライブリンクを叩いて変形させるのでドライブリンクがガイドバーに
入らなくなり、ソーチェンの交換かヤスリでリンクを削る事に成ります。
枝払いを伴うチェンソー作業ではソーチェンを外す事があるのでム式の方が好まれるかと思います。
その為ソーチェンの弛みに対しては神経質でした。
他に、スパー式とリム式の違いとして、スパー式は均等に消耗していく(おそらく)が
リム式は全体が均一に消耗して行かず、何処か一カ所が極端に消耗すると言う事があります。
何故リムの一カ所だけ摩耗が進むのかは不明。
村人はスパー式のドライブシステムで交換時期まで使い込んだ事がないので、スパー式の消耗に
関してはネットで見た写真からの想像です。
G3700のリムは一周7山なのでリムが編摩耗するとドライブリム7コマに付き一回緩んだり
張ったりを繰り返します。
その為枝払い等ソーチェンが暴れる作業を行うとソーチェンが外れる事があります。
ドライブリムは1000円以下の部品なので、偏摩耗を感じたらけちらずに早めの交換をするのが
得策かと思います。
☆一カ所だけ極端に消耗したリム
☆消耗したリム2
☆ドライブリンクの先端が当たる
21BPXや95VPX等はドライブリンクが長めなのでリム式のドライブシステムでは底突きする
事がある様です。
余談ですが、2番目の写真でクラッチドラムのニードルベアリングが写っています。
このニードルベアリングはアイドリングの時だけ回転しており、クラッチが繋がってしまうと
クランクシャフトとドラムの回転差が無くなるので作用しなくなります。
その為潤滑に神経質になる必要は有りませんが、防水構造ではないので水道で洗ったり、
この部分に水が入った時にはクラッチドラムを外してクリーニングの必要が有ります。