東京映画日記

映画の鑑賞記録、映画情報へのコメント、個人の日記なんか書いてきます。毎日更新できるといいなぁ。

リンダ リンダ リンダ

2005-08-16 06:42:55 | 映画情報
久々のミニシアター作品です。
もち、この前書いたようにシネコンで見てきました。

この作品は「スウィングガールズ」のパクリでしょ?という人が多い・・。
実をいうとオレはまだ「スウィングガールズ」はまだ観ていない。
多分、観ていたとしてもこの「リンダ リンダ リンダ」を観にいっていたと思う。

なぜならオレは昔っからの「THE BLUE HEARTS」の大ファン。
このバンドの曲が映画館で聴けるってだけで観にいきたい!って思っていた。
初めて買ったCDは「THE BLUE HEARTS」。「リンダ リンダ」が入ってるやつ。
ずっと中学のとき聴いてた。あれから15年だなぁ・・と昔を思い出しつつ、映画が始まった。

ストーリーは・・・文化祭を間近に控えた、とある地方都市の高校。軽音楽部の女子3名、キーボードの恵、ベースの望、ドラムの響子は途方に暮れていた。文化祭ライヴに向けて練習を重ねてきたのに、ギターの萌が指を骨折。
ブチ切れたボーカルの凛子と恵がケンカしてしまい、凛子抜きでバンドを組むことになった3人。まずは選曲からやり直すことになったが、ふとかけたテープから流れてきたのは「THE BLUE HEARTS」の「リンダ リンダ」・・。この曲で盛り上がった三人は3日後のステージでこの「リンダ リンダ」を演奏することを決めるが、ボーカルは恵の不用意な一言に留学生のソンに決定してしまう。ここから4人の猛練習が始まった・・・。

確かに高校生の青春映画は「ウォーター・ボーイズ」を筆頭に恋あり、友情ありの定番である。昔でいうと「シコふんじゃった」なんかも名作である。確かに、この作品もその定番どおりなのだが、演奏が「THE BLUE HEARTS」というところと、ボーカルが韓国人というところを上手く描いていて面白い。とくに韓国人との文化の違いを笑いにもってきてるところはうまいな~と思った。ほかの映画と違うところはほとんど、仲間同士の衝突などが少なく、恋の描写も少ない。しかし、このくらいの演出のほうが実際の高校生っぽくていいのかもしれない。めちゃくちゃ熱いことも語るやつも出ず、女の子同士の友情を見せて、最後のライブはきっちり盛り上げて終り。このシンプルさが逆に気に入った。

もちろん帰りの電車はipodで「THE BLUE HEARTS」を聴きながら帰ったのは言うまでもない・・。

★★☆

リンダ リンダ リンダ(2005年:日本)

監督: 山下敦弘
プロデューサー: 根岸洋之
定井勇二
脚本: 向井康介
宮下和雅子
山下敦弘
撮影: 池内義浩
美術: 松尾文子
編集: 宮島竜治
音楽: ジェームズ・イハ James Iha
主題歌: ザ・ブルーハーツ  『終わらない歌』
照明: 大坂章夫
録音: 郡弘道
 
出演: ペ・ドゥナ
前田亜季
香椎由宇
関根史織
三村恭代
湯川潮音