東京映画日記

映画の鑑賞記録、映画情報へのコメント、個人の日記なんか書いてきます。毎日更新できるといいなぁ。

フォーガットン

2005-07-18 02:40:14 | 映画
予想に反して人が入ったこの作品。「シックス・センス」のような謎に興味をそそるような宣伝が良かったのか?アメリカでそれなりにヒットしたようだが、何よりも気にくわないのがこのタイトル。原題が「THE FORGOTTEN」と去年紹介されていたので、まさか原題をカタカナになんかして公開しないよなぁと思っていたが、そのままとは・・。日本人にピンとくる人がどのくらいいるのやら・・。
ハリウッドのタイトルは邦題をつけるのは難しい。なぜかというとハリウッド側にこの邦題でいきますよーと報告しなければならないからだ。おそらく日本の配給はそれなりに邦題を考えるだろうが、ほとんどがハリウッド本社でダメといわれてしまう。ハリウッド作品はタイトル名、宣伝のやり方、ポスターからチラシまで全て本社のOKが必要なのだ。よってアメリカで公開時とポスターが全くいっしょということが普通なのである。
でもこの「フォーガットン」はないでしょ・・。

ストーリーはというと・・、飛行機事故により最愛の息子サムをなくしたテリー(ジュリアン・ムーア)は2年たった今も息子のことを考えられずにいた。テリーはなんとか克服しようとセラピストに通っていたが、ある日、家族3人で写っていた写真がテリーと夫のジムだけの写真にすり返られていた。そのことに腹を立て、テリーはジムとケンカをはじめてしまう。しまいにはジムは自分たちには子供はいなかったとサムの存在自体を否定し始める。テリーは混乱し、周りの人にもサムについて尋ねるが皆、サムのことを覚えていなかった。飛行機事故についても過去の新聞から記事が消えており、テリーはその事故でいっしょに亡くなったサムの友達ローレンの父親アッシュを訪ねるが・・。
サムは最初から存在しなかったのか?真実を知ろうとするテリーの運命は・・?

ほぼネタばれになってしまいますが・・、途中から○-ファイルじゃん・・・というのが頭からはなれなかった・・。途中でおきるあるシーンは見もの。ある意味これだけ?
音の大きさにびっくりした。冒頭はなぜ?こんなことが?と思わせるところは新しく、面白いと思う。しかし真実へ行けば行くほど今までと一緒と思ってしまった。
最後は母親の息子への思いが全てになるのだが、それにしては終わり方があっけなく、真実は何もわからない。全てが中途半端なイメージが残ってしまったのが残念だ。



フォーガットン(2004:THE FORGOTTEN:America)

監督:ジョセフ・ルーベン Joseph Ruben
製作:ブルース・コーエン Bruce Cohen
ダン・ジンクス Dan Jinks
ジョー・ロス Joe Roth
製作総指揮:トッド・ガーナー Todd Garner
スティーヴ・ニコライデス Steve Nicolaides
脚本:ジェラルド・ディペゴ Gerald diPego
出演:ジュリアン・ムーア Julianne Moore
ドミニク・ウェスト Dominic West
ゲイリー・シニーズ Gary Sinise
アルフレ・ウッダード Alfre Woodard
ライナス・ローチ Linus Roache
ロバート・ウィズダム Robert Wisdom
ジェシカ・ヘクト Jessica Hecht
アンソニー・エドワーズ Anthony Edwards