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アクリルと倉之助

絵とクラリネットと魚と具沢山日記

フェルメールブルー全開

2019-02-02 22:39:56 | 美術
ミルクメイドミッフィー買ったしな…、
ということで、フェルメール展に行ってきました。
時間指定チケットのおかげで入場待ち時間は
20分でしたが、中はラッシュ時の東海道線でした。
チケットが相場よりちょいお高めのせいなのか
イヤホンガイドが全員無料だったのですが、
そそっとスルーしてきました。
つけてない人、そこそこいらっしゃいましたね。

全体的にそんなに作品点数が多いわけではないのですが
貴重なオランダ絵画がずらっと並んでいて、みご、み、
見えねー!

人が多すぎて絵の全体像が見えない!
(特に下の方!)
絵に近寄れない!

今回はチケットが相場よりちょいお高めのせいなのか、
作品解説が小冊子で配られまして、
(作品のそばに解説は書いてありません)
来場者は絵の前でイヤホンガイドして小冊子見て、
そりゃ動かねーわ。

作品の方はフェルメールの作品もそれ以外も
とても良かったですよ。
「手紙を書く男」と「手紙を読む女」の
相聞歌みたいな作品があって
やだーとキュンキュンした矢先に
身分違いがわかったり、女中さんが
めくったカーテンの中には嵐の絵があって
その先の暗雲を予見していたり、
こういう作品使って鑑賞の授業するのも
面白いかなーと思いました。

フェルメールの作品は
なんだか柔らかかったですね。
リアルに描ける画家は沢山いるけど、
その独特の柔らかさというか雰囲気が
好かれる所以なのかなと思いました。

フェルメールの部屋は本当に
朝の通勤ラッシュの電車の中の様相でしたので、
よく将棋倒しにならないなと思いつつ、
なるべく人を蹴飛ばさないように
さくさくっと観て回りました。
美術館滞在時間1時間。
最短記録更新です。

幼稚園くらいの女の子が、
「あのリボンしているのは◯◯ちゃんに似てる」とか
「お母さんはあのコップ(ワイングラス)持ってる
女の人に似てるね」とか、
ちゃんと興味を持って作品を観ているのが
印象的でした。


ロマンティックな自然と光

2019-01-26 17:03:59 | 美術
Bunkamuraでロマンティックロシア展を
観てきました。
開催前から楽しみにしていたけど
なかなか行けなくて、
終了1日前にようやく行けました。

とても素直で気持ちの良い風景画や
人物の絵が沢山あって、
至福の一時を過ご…すご…。

いや、ぶらぶら美術館・博物館で
取り上げられてから
絶対に混んでるだろうなと思っていたので、
それはもう予想通りの混み具合で
はいはい了解してます大丈夫ですってな感じで
中に入りましたら、あっちこっちで
ずっと音声ガイドの音漏れがしていたのです。

音漏れしてる人から離れると
また次の音漏れ、その人から離れると
今度は左右から音漏れ。

機械を通した男の人の低い声が
ぶつぶつと耳元で聴こえる気持ち悪さったら
なんだありゃ!

仕方がないので、持ってたヘッドホンをしながら
鑑賞しました。
もちろん音楽も流してないし、
線も繋いでいないのでホントに
耳栓代わりですです。
それでも完全に音漏れをシャットアウト
することはできないので、
「集中!」と自分に言い聞かせておりました。

あぁ、とても素敵な絵が沢山あったのに。
でもほんとうに眼福でごさまいました。
思わずマトリョーシカチェブラーシカを
買ってしまいました。

江戸の白玉は2色です

2019-01-04 23:25:20 | 美術
新年初美術館。
そしてハシゴ。

まずは北斎美術館に
「大江戸グルメと北斎」を
観に行きました。
北斎一門の絵の中に出てくる
美味しそうなものとか、
江戸のベストセラー
「豆腐百珍」のレシピを
再現したレプリカがあって
美味しそうでした。
近くのカフェでコラボメニューとして
再現料理が出ていたのですが、
限定20食でもう売り切れてました。
残念。

次は東京都美術館に
ムンクを観に行きました。
観る前にコラボメニューの
デザートプレート
「リンゴのムースと紅芋アイス
フルーツ添え」を
頂きました。
カスタードとベリーのソースの
辺りがムンクらしいです。

前回のムンク展は人がそんなにいなくて
じっくり観ることができたお陰か
ウニャウニャに酔ってしまったのですが、
今回は人が沢山いたので
サラリと観てきました。

やっぱりさ、マドンナとか、接吻とか、
良いですわ。
私はムンクの版画作品が好きで
今回いっぱいあってよかったです。
グッズもそこそこ買いましたが、
欲しかった「ム~チョの叫び」が
広辞苑並みに大きいとは思いませんでした。
迷うことなく2種類買いましたけども。

夜は新年会でイタリアン。
再現料理は食べられなかったけど
良い1日でした。

歯がたたない

2018-12-23 00:56:41 | 美術
全4回のリトグラフ講習会が終わりました。
楽しかったけどホントに大変でした。
何度やっても工程を飛ばしそうになったり、
乾かしてる版に水分含ませたり、
失敗は数えたらきりがないくらい。
忘れないようにちゃんと記憶に
残しておかなければ。

モチーフは沖縄のやちむんの
伝統模様の魚です。
私が使っているお茶碗を作った
宮城さんという方の描いた
魚紋様を参考にしています。

黄土色はもっと彩度を落としたかったとか、
魚本体のブルーブラックは
呉須の深い藍色を出したかったのに
黒を混ぜすぎちゃったとか
まあ色々ありますけれども
何はともあれ完成して良かったです。

いま、物干しハンガーに干してあるので
湾曲しております。

プライド全部揃えたい

2018-12-16 18:00:54 | 美術
一条ゆかり展に行ってまいりました。
いやー、やっぱり一条先生は絵がステキだ!
「将来は漫画家になりたーい♪」
って言ってる高校生はこういう先生方を
お手本にして欲しい。
本当に。
会場の弥生美術館に併設の喫茶店港やで、
コラボメニューの「万作カプチーノ」を
出していたので、もちろんいただきました。
万作さんは私の好きな「有閑倶楽部」の
悠里のお父上です。
万作さんといえば「金」なので、
お茶請けは小判です。

帰りにチコちゃんグッズを買いに行ったら、
もうほとんどありませんでした。
え…?

さらに帰りに某所で飲んだ
ハーブティー。
蜜柑の皮とキンモクセイと
エルダーフラワーのブレンドだったのですが、
私の偏った食遍歴の記憶に照らし合わせると
どうしても飲み口が「サッポ◯一番」の
スープの味で、頭が混乱しました。
後味の10m先くらいに蜜柑を感じました。

疲れました。

恐ろしやリトグラフプレス機

2018-12-15 21:56:03 | 美術
おわぁ~~!
リートーグーラーフー
難しいぃ~~!

失敗して乾いた版に
インクを載せてしまった!!
大惨事だ!

プリントクリーナーで
無かったことにしたけど!

説明を一度聞いただけじゃ
絶対に覚えられない!
先生いないと何にもできない!

あと1日で講習終わりです。
頑張りましょう。

お昼の美味しいハンバーグ弁当、5分で飲み込む

2018-12-08 22:14:32 | 美術
午前はリトグラフ講習会へ。
本当に製版大変です。
でも楽しいっす。

午後は迷いに迷ったデュシャン展へ。
どうもこの特設展のコンセプトが
理解できなくてねー…。
でも、いままで見てこなかった面のデュシャンを
見ることができて、面白かったです。
写真撮影オーケーだったので、
あっちゃこっちゃでカシャーカシャー
言ってましたけど。
もちろん自分もいくつか撮りましたけども。
ただ、マン・レイが撮ったポートレートは
撮影不可でした。
それを知ってか知らずかなのか、
若い兄ちゃんが彼女に
「なんで撮影可と不可があるのか、
基準がわからない」と、
3回言っているのを聞きました。

お向かいでは快慶定慶展をやっていて、
こちらはグッズだけみにいきました。
聖お兄さんのクリアファイルと
大報恩寺の行事として有名で
昨日テレビでも中継されていた
「大根焚き」のセクシーポーチを
買いました。
向かって左側に付いているきつね色のは
聖護院大根と一緒に炊かれる
油揚げです。

みんなガチンコ

2018-12-02 00:13:33 | 美術
今日からリトグラフを習いに行っています。
といっても短期間のもので、
小さな作品を作ります。
リトグラフって何となく
「こんなものだ」というのは
わかっていましたが、
作業行程をみて、あまりに
やることが多くてビビりました。
なぜ、なぜ2回も製版するんだ!?
その謎は今後わかるのでしょう…。
今日は下描きと余白への
アラビアゴムの塗布だけでしたが、
とても楽しかったです。
腰はべらぼうに痛いけどね。

映像で製作工程がわかりやすい!

2018-11-25 16:31:36 | 美術
デュシャン見に
上野に行こうかなーと思ったら、
アアルト展が今日までだということに気付き、
慌てて葉山に行ってまいりました。

大事な三連休の最終日、
のんびり作品鑑賞だと思ったら、
結構人がいてびっくりしました。

アアルトのスツールはやっぱり良いなぁ、
欲しいなぁと思ったら、
ミュージアムショップで
約50,000円で販売されてました。
無理。

帰りに今まで行ったことのなかった
森戸神社に行ってみました。
ちょうど結婚式をやっていて、
雅楽の調べに牽かれて新郎新婦と
参列者が参道を通って社殿に入るところでした。
素敵でした。
森戸神社に自分で釣るおみくじがあったので
やってみました。
楽しい…。

森戸神社の目の前にショップがいくつかあって、
湘南フィッシュバーガーという
魚バカにはもってこいの看板が目に入ったので
立ち寄りました。

しらすコロッケバーガーも
さばサンドも気になったけど,
ここは王道フィッシュバーガーを
アールグレイティーと共に注文しました。
フィッシュは整形していない
半身そのままの姿で、
タルタルソースも付け合わせの
ピクルスもおいしくて、
バンズがカリカリサクサクで、
美味しゅうございました。

よい休日でした。
明日からまた仕事…。

いまの私と同い年でこ、これを…

2018-11-10 22:21:52 | 美術
お世話になっている方が
日展で賞を頂いたので
その作品を観るのと
東山魁夷展を観るのに
国立新美術館に行って参りました。
日展は作品点数が多いので
目的のものを見つけるのに
苦労いたしました。
偶然にも審査員と入選者との
トークショーが始まるとのことだったので
ちょっと覗いてきました。

東山魁夷展はやはりなかなかの
人出でして、ふらふらと
散歩するように見てきました。
実は今日の東山魁夷展での目的は
たった一枚の絵で、しかも入って
すぐのところにあったので
早々に目的は果たされました。
その名を「郷愁」と言います。

もちろん「道」も「残照」も
唐招提寺御影堂障壁画「濤声」も
とてもよろしゅうございました。
東山魁夷先生の絵の間には
とても綺麗な風が吹いているような気がします。

途中で地下のカフェで
「フランス産豚肩肉のトマト煮込み
バターライス添え」を頂きました。
ピエール・ボナール展との
コラボメニューです。
ピエール・ボナール展は今回スルーしましたが
コラボメニューは必ず食べることにしているので
食べたのでございます。
美味しゅうございました。

東山魁夷展の最後の方に
公園のお行儀よく木が並んでいる
作品があって、キレイだなと思ったら
後ろにいたマダムが「ゴルフ場みたいねー」
と言ったので、私の中でその風景は
ゴルフ場になりました。
くぅぅ~っ!
家に帰って図録を見たらその絵は
最後の憩いの場になればと描かれた
絶筆の作品でした。
その名を「夕星」と言います。
絵は観る人の意思に委ねられるものですが、
ゴルフ場…ゴルフ場はないよ…。