みんな揃って

みんな揃って
元気に咲いている
みんな活き活き
咲き誇っている
こんな幸せ
感じます。

黒百合満開

庭の一隅に
いつも咲く
黒百合が心慰め
鎮めてくれる
百合の深い色に
心遊ばせて
昔の懐かしい
兄弟の姿を
思い浮かべた

花に囲まれて

静かな朝を迎えた
ひっそりと
花に囲まれて
二人の世界を
楽しんでいる
ひっそりと
ゆったりと
のんびりと
こちらは
どたばたと
駈けずり周り
どたばたと動きすぎた
だから、ゆったりと
温泉を楽しんだ

庭のすずらん寂しく

すずらんの大輪が
ひっそりと咲いて
テーブルの上に
姿を見せた
兄も去っていた寂しさ
♯＆♭の原信夫も
舞台から手を振り
静かに去っていった
すずらんも
寂しく見えた

頼りの兄

生涯の中で
生きることの源泉に
兄弟の頼りは大きい
去って逝った兄の
美を求めての執念と
その生き様は
大きく私を支えていた
そのことに気付いた
兄の一枚一枚の絵の中から
美しさの深さを教えられていた
その絵葉書と言葉に
涙があふれてしまうほど
・・兄が愛しい。

絵に赤く燃える兄

庭のツツジが赤く燃えるように
咲き誇った今日、
兄がこの世を去った
世の全ての美を
見通しながら
今年も６月、札幌での個展
飛び回って
今日、静かに去っていった
燃えて咲き散る花のように
優しさと厳しさを残して。

ふきとり

若竹小学校の子ども版画は
歴史が古い
子らを取り巻く自然・人間社会
のなかから
その時々の感動を
版画に残している
学校は廃校
しかし、今でも
子供達の歴史を
築いた魂が
版画の中から
息づいて見える
今時、ふきとりに
精を出した・・名版画
北海道教育美術展入賞
そのときの学校の喜び
今も目に映る

清い水

神の子水が勢い良く
世の汚れ
災いを
流していく
白波の輝きから
魔の吐息が
空に騒ぎ消えていく
身体の災い
アタマの災い
流し祓うように