枯れ老木も

トドワラの枯れ老木
朽ちて横たわっていても
これまでの輝きは
失せていない
誇らしく横たわって
いる存在感に
人生を思う

なんと可愛い

硫黄山のツツジは
可愛いお飾り
昔の姉のお嫁入りの
かんざしが思い出された

ハイマツとツツジ

硫黄山エゾイソツツジ満開
テレビで放映
さっそく訪ねた
いめんのツツジの原と
榛松のコラボレーションが
面白く時を忘れて過ごした
仲間と２８日・・大丈夫かな
まだ全体の５割ぐらいの
満開・・大丈夫かな？

誰も乗らないブランコに

誰も乗らないブランコに
タンポポみんな顔出して
そっとお話しているの
どうしてだれも来ないのだろう
誰も乗らないブランコは
たっぽぽさんにそっと言う
誰も来なくていいのよ
タッポポさんと顔合わせ
お話できると楽しいの
タンポポみんな
羽広げブランコさんに
こう言うの
ホラとぶホラとぶ
楽しいよブランコさんと
いっしょだね。

春が跳びだして

公園の原っぱのタンポポ
雨上がりの日差しを受けて
飛び立つ準備
一斉に羽根を広げて
空を仰ぐ
やがて日と吹き
夏の風が吹くと
とび出す
どこかへ行って
どこかへ行って
根をおろす
希望の旅立ち

じっと我慢

冷たい雨冷たい風
川の石のように
じっと我慢
何か良いこと
明日はある
希望が湧いてくる

雨雨降れ降れ

長雨、ゆっくりと窯焚き
粘土の焼ける音と雨音
その中で轆轤をまわす
雨雨降れ降れと
言いながら
粘土が形を変える
庭のものも
雨にぬれて
雨雨降れ降れ

雨は心落ち着かす

たまに長雨は
ピョンピョン
跳ねる私の心を
穏やかにさせる
神の子池の
あの川のように
今日はゆっくり
眠ることにしよう

冷たい雨に

満開のライラックの花が
冷たい雨を一杯に受けて
静かに首をたらしている
寒いのか、散るのが寂しいのか
下がる花の束が
何かを物語っている
耳をすませて
雨音を聞く

雨静かに仏思う

東京の寺のお庭の
仏の姿が
雨の音に
思い浮かんだ
静かに静かに
兄のことを思い浮かべる
時間であった