久しぶりだなこのカテゴリ。
エアガンメーカー「タナカ」製のリボルバータイプのガスガン「カシオペアシリーズ」が銃器に相当する殺傷力を持つとの事でメーカーの社長が逮捕されました。
まったく銃器の類を知らない人なら「エアガンって実弾が撃てるんだ」と思ってしまいますよね。でも今年の2月にエアガンの規制が一層厳しくなってメーカー側も改造されにくい・改造できないような製品を作っており今回のガスガンもそのような構造になってます。
警察はこういったものをテストする際、弾倉(シリンダー。銃弾を装填するレンコン状の穴の開いた円筒部)に真鍮等の金属製の筒を嵌め、実弾を装填してテストするようです。今回の銃はモデルになった本物の口径が.50口径(直径1.27cm)、装填した実弾は.22口径(直径0.55cm)と思われこの様な「改造」が比較的容易だったのも要因だったと思います。
いくらプラスチック製のガスガンでもこうされれば1発位は撃てるでしょう。でもこのガスガンは撃鉄(ハンマー)が全くのダミーで実弾の雷管(弾頭を発射する火薬に点火する為に薬莢底部に入れている火薬)を叩く構造になってません。
過去に薬莢の底部を叩いて発射する薬莢式のガスガンがあってそれらはもちろん規制され、市場から駆逐されました。このような前例があるのにわざわざリスクを犯してまで製品を開発・製造するはずもないですね。
確かに新機軸を盛り込んだとはいえ業界組合の適合検査を受けて合格するまで待たずに発売したメーカー側のフライングも責められる所でしょう(実際適合審査申請中であった)が半ば揚げ足取りのような警察のやり口の方が相当タチが悪いように思います。
この様な改造するならモデルガン(疎い人はコレとエアガンの違いが分からないから一層ややこしくなります)や駄菓子屋の銀玉鉄砲の方が数段簡単に実弾発射可能に出来ると思いますね。
まあ証拠の捏造・デッチ上げはお巡りさんの得意技だからねぇ・・・
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