雅藍(がお)っぽさまるだし2。

芝居やゲームやWWEや映画やライブを糧に人生を何とか過ごしてる、そんな雅藍(がお)さんの日々をまるだし。

それでも声を大にしていうべきなんだ。「私はゲームが大好きだぁ!」と。

2006年09月23日 | それでもナントカ生きてます(日記)
昨日の予告どおり、
現在開催中の「東京ゲームショー2006」(以下TGS)に関して、
ビジネスデーにお邪魔した際の総括。

昨日書きなぐった、
「今年は去年よりもつまらなかった…」ということに、
まずは言及しなければいけない。


まず、PS3の盛り上がりがどうも今ひとつのような気がするのが第1の原因。
というのも実はPS3って、
「イメージとしてはかなり中途半端なハード」
という印象になってしまっているのではないだろうかと、
私が考えているからだろう。


XBOX360とWiiには、「2006年の次世代機」として、
非常にはっきりとした特徴がある。

まず、XBOX360。
360には「XBOX LIVE」が完全に確立され、
「ネットワーク機能に強い」というのが一番強い。
例えばオンラインゲームでPS2とXBOX版が出たら、
XBOX版の方を選ぶというゲーマーは多い。

そして、マイクロソフトが下手なのは「マーケティングと宣伝」であって、
ハード自体の性能、そしてソフトの質というのは実は押しなべて高い。
確かにソフトの数は少ないが、その割に水準以下のソフトも少ない。
「隠れた良作」が結構多いのだ。
残念ながら、ハードが普及してない故にソフトの認知度も低く、
なかなか表に表れてくれないジレンマがあるのだが・・・。

そして、発売から約1年が経過したおかげで、
この冬からようやく本格的なソフト攻勢が始まり、
おかげで「どのゲーム買おうか迷うー!!」という、
360ユーザーにとって嬉しい悲鳴を上げる時がやってきたのだ。

ぱっと思いつくだけでも、
「ブルードラゴン」、「DOAX2」、「カルドセプトサーガ」、
「ヴァンパイアレイン」、「デッドライジング」、「ロストプラネット」、
「プロジェクト・シルフィード」、「ガンダム・オペーレーショントロイ」、
「スーパーロボット大戦XO」、「地球防衛軍3」などなど…。
そのあとにも「ロストオデッセイ」やら「アイドルマスター」やらも控えてる。

世間的にはどうか判らないけど、発売日に360を買ったゲーマーにとって、
ようやく「報われる日々」がすぐそこまで近づいてきたわけだ。


そして、Wii。
…もう此方は言わずもがな。

次世代機の中では一番特徴的…というより、「完全に別ベクトルを向いてる」
その全てが特徴といわざるを得ない。
しかもWii一台あれば過去の任天堂系ハードで出たソフトがほとんど遊べる、
というのは、コレは実は物凄いメリットなわけで。
例えばWii1台で「スーパーマリオシリーズ」や「ゼルダ」シリーズが、
それこそファミコン時代からのものが全てそろうわけだ。
それが魅力に映らない訳がない。

個人的に今すぐにでも遊びたいハードであるし、
ホントにどうやったら発売日に手に入るか真剣に悩んでるくらい、
欲しいハードである。


さて。
そんな2機種に対して、現状PS3が一般的にアピールできる点って、
どこなんだろうと考えると、
「画像が物凄く綺麗」って所しかないんじゃないかと思う。

だけど、例えばこれが2002年発売のハードだとしたら
相当希求力があるだろうけど、時代はもう2006年なのだ。
この希求力はとっくに弱くなってるというのが、現実なのだ。

確かにこの10年でゲームのグラフィックは驚異的なレベルで向上した。
それまでありえないと思ってたことが現実になるくらいに。
そのおかげで、我々ユーザーの目はそれを負けずとも劣らずなほど、
グラフィックに関する「耐性」がついてしまった。

勿論現在だって画面に対する欲求は高まってる。
けど、人間、どんなに美しい画像に驚いても、
30分も見れば「慣れてしまう」のだ


そしてゲーム画像に関しては、おそらく一般的には360もPS3も、
ほとんど「すげぇ綺麗!」という同義レベルにしか印象がもたれないだろう。
残念ながらそれは偽らざる現実のはず。


そう考えると、もはや「画像が綺麗」というのは中途半端な希求力しかなく、
ましてや液晶やプラズマなどでも高画質なテレビを持っているユーザは
まだまだ決して多くないという現状を踏まえれば、
PS3は「一番高いハード」という以外のイメージを抱きにくい。


だから、ホントはTGSにてそれ以外のイメージを出すなり、
「ゲームとして魅力的な」点を強調してくれれば良かったのだが、
残念ながらそれはまだ見受けられなかった。

コレまでの経験からして、
「ハード発売直後にはゲームとして面白いものは少ない」というのがある。
ないわけじゃないんだが、新世代ハードというのはこなれていない部分があり、
発売当初は「とりあえず様子見のために出しました」というソフトが
大半を占めたりするものである。
そしてそれはどうやらPS3としても同じ状況であるようだ。
私としては、ぱっと見で「コレは気になる!」っていう、
シリーズモノじゃないオリジナルなソフトは見つからなかった。
一方、ソフトの牽引力となる超大作ソフト(例えば「FF13」とか、
「MGS4」とか)に関しては、おそらく本格的に出るのは1年以上先。
つまり、今回のTGSでのPS3系ゲームに関しては、
ソフト側からみると「そんなに面白そうじゃないな~」と、
私の中ではどうしてもなってしまうのだ。

そして今回のTGSのメインが「PS3お披露目」ということであるゆえ、
ほとんどのハードメーカーPS2よりPS3のソフトに注力を注ぐから、
全体的なレベルでPS2のソフトの勢いが、明らかに去年より弱い。

ハード切り替え直前のTGSというのは、
実は思ったよりもつまらないというのはコレまでにもあったことなのだけど、
今回はまさにそれだと思う。
勿論、「PS3すげー!」と、面白かったという感想に反抗するわけじゃない。
ここまでのはあくまで私の個人的感想であるので、あしからず。

あと、「オンラインゲーム」と「携帯ゲーム」が幅を利かせていたのも、
私個人がどちらもやらない(やれない)のでブースにも興味がない
=見るべきところが少ない=何だかつまらない、ということかもしれない…。


さて、総論が長くなってしまったので、気になった点はざっと流す。

・一番頑張ってた印象が強いのは「バン ダイナムコゲームス」ブース。
 そういえば「バンダイナムコ」がきちんと融合されて出展されたのって、
 今年が初めてなんだよね。
 ソフトとしての完全な融合はもう1年ほど待たないといけないみたいだけど、
 今後の展開が非常に楽しみに思えるブースでした。

 …個人的には「ジョジョの奇妙な冒険」がえらく気に入りまして、
 早速予約してしまったのですが…。
 あと、PS3版「機動戦士ガンダム」はガチで買い…っていうか、
 それしかPS3のロンチで欲しいものがない!!


・「セガサミー」ブースもバラエティに 富んでいて見ごたえがありました。
 「バーチャ5」に「ソニック」、「龍が如く2」に「シーマン2」、
 この4つをメインにすえただけでもそのバラエティさが判るというもの。
 そしてWiiの実機をはじめてここで見ました。
 マンガ「ブリーチ」のWii版ゲーム、面白そう…。

・物販ブース、ドンドン隅に追いやられていってしまうなぁ…。
 そしてゲームセンターCXのブースいくの忘れた…。

・スクウェアエニックスの攻勢、衰えず。
 今年はビックタイトルが出尽くした「谷間」のはずなんだけど、
 リメイクや特別編的なものをタイミングよく導入して、
 予想外に見ごたえがありました。
 特に「クローズドシアター」にて大画面で上映された予告編集は鳥肌もので。

・そういえばコナミってスゴイでかいブースだったはずだけど、
 なんとなく散漫な印象がでかかったなぁ…。




…で。


毎回新作ゲームと同じぐらい…いや、
むしろ新作ゲーム以上に楽しみだったりする
コンパニオンのおねーさん
についてですが。

去年一昨年とブッチギリトップだったタイトーが実質お亡くなりになり、
今年は期待できないかなぁ…と思ってました。

そして実際のところ、全体的に言うと確かに去年よりも残念だったり。
なぜか今年は全体のおへそだし率が異常に上がってましたが。


…が、そんな全体的に何だかしょんぼりだったのを払拭してくれた、
素晴らしいブースが意外なところに!!

それは何を隠そう、「テクモ」ブース!!!

いやもう最高。ホント最高。

明らかにDOAX2に合わせてることはわかるんですけど、
それにしても、今までのあの無愛想にすら感じたブースとはえらい違う、
このサービス精神満載なコスチュームとおねーさんたちは何?
谷間が、たにまが素晴らしすぎる!!

おねーさんの選定も、DOAX2に合わせたバディで選んでるだろ?

いやホントよくやった。来年もこの調子でお願いします。
お願いですから。今までのサービス精神の悪かった思い出全部消しますから!


というわけで、一番お気に入りのおねーさんの写真を掲載して、
今回のTGS感想はおしまい。


なんだかんだ言って、やっぱりゲームが好きなのよ、私は。
だからこそ頑張って欲しいのですよ。
10年後も20年後も、子供と一緒にゲームを楽しめる、
そんな「文化としてのゲーム」を追い求めて生きることが私の夢なのですから。
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1 コメント

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知らなかった (かるろす)
2006-09-25 02:25:03
へえ、XBOXってネットワークに強いんだ。そういうの、ゲームファン以外には全然知られていないよね。「マイクロソフトが作ったゲーム機らしい」という以外、全然わからない。



PS3、絵がきれいらしいけど、PS2を持っていない僕が見ると、何が進化したのかよくわからなかった。やっぱり、まだ「いかにもCG」だし。



DSやWiiって、斬新で面白そうなタイトルが多いけど、シンプルなレースゲームがなかったり、はっとするRPGがなかったりと、実は手軽に選べるタイトルが少ないなあ、とも最近思っています。



やっぱり、サターンのガングリフォンがいちばん面白いなあ……なんて思ったり。





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