雅藍(がお)っぽさまるだし2。

芝居やゲームやWWEや映画やライブを糧に人生を何とか過ごしてる、そんな雅藍(がお)さんの日々をまるだし。

3日目は、流石に社会復帰。そして「赤い靴掃いたネコは人間との恋を夢見て。」堪能。

2006年09月18日 | 風に記された文字だから(演劇)
いやねぇ…。

私も流石に3日間も無駄にするつもりはないでございますよ。

もっとも、最後の日だけ予定が入っていたりしましたから、
引き篭もってるわけにもいかないのでして。

というわけで、2日ぶりの社会復帰は、新大久保へ。
劇団☆新感線の番外公演(?)、
新感線NEXUS「Cat in the Red Boots」を観劇。

総合的な感想をまず申し上げれば、

「現在の新感線の若手公演のあるべき形」

…とでも、申し上げればよろしいでしょうか?

色々あって若手が不足がちな新感線ですが、
外部の方々から見れば、
ここまでアクションも演技もクオリティの高い劇団(公演)って、
やっぱり新感線が随一なのです。

だからこそ外部から引く手あまたで、逆に内部で若手を育てづらいという、
非常に厄介なジレンマがあったりするわけですが。
でも逆にそのジレンマを放り投げてしまえば、
芸達者で年齢層高めな「本公演」と、
その本公演へのステップにもなりやすい「NEXUS」と、
2本柱が成立するわけですね。
「NEXUS」で鍛えて、
いずれ古ちんや染さんのような人間が生まれてくれば劇団的にも万々歳なわけで。

そういう意味でもこの若さ溢れる「NEXUS」、
そして「ジャニーズ×新感線」というのは、
現在の新感線としては充分必要な公演であるといえるのでしょうね。

…最も、別種の制約があるのか、そこかしこが「新感線」らしくない、
何だかお上品でヤンチャな芝居…っていうのがぬぐえないのは仕方ないのかな。
そういう意味では、
「昔の猥雑な新感線(Ex:「ゴローにおまかせ」シリーズ)」
のようなものは求めてはいけないと思うのですが…。

流石にジャニーズJr.に「サイコチン」は持たせられないよなぁ…。

でもまぁ、「新感線にあって新感線にあらず」という意識を持ってみれば、
そこかしこにアラはあるけど若さと勢いを楽しむという意味で、
非常に面白かった、2時間45分(休憩15分)でした。


ま、個人的には生「松本まりか」の元気なところを徹頭徹尾楽しめたので、
それだけでも料金以上に楽しんだ気分なのですが。

いやほら、確かにFF10のリュックとかもそうだけどさ、
私の中ではやっぱり「ノロイ」の「松本まりか」って言うのがでかくてさー。
この子は元気娘が凄く生に合ってるし、
そもそも潜在的な魅力は高いと思うんですよ。
何というか、みてるだけで周りを元気にしてくれるパワーを持ってると思う。

だから、歌が往々にして音程が外れてるのに関しては、
とりあえず目をつぶって、私としてはそれを含めて「おけ!」ということで。

今回はキャスティングがしっかりしてたというのもでかい。
梶原善さんは言わずもがなで。
…ていうか、このひともう新感線所属になっちゃえばいいのに!
カーテンコールで善さんとまりかちゃんが腕組んで去っていくのが、
微妙に気になったって言えば気になったのは…やっぱ下種の勘ぐり?

ぶっちゃけ、そんなに「残るものがある芝居」ってわけじゃないけど、
2時間45分、スコーンと突き抜けて見せてくれて、
「あー楽しかった!」と雨上がりの山手線沿いを、
思わずスキップして帰りたくなるような芝居というのは、
それはそれで人生には絶対重要だと思う。

そんな意味で、非常に良いお芝居でした。



そのあとはまぁ、色々細かいネタみたいなことがありましたが
(同じ攻略本2冊買っちゃってたとか、ミスドのクーポン使おうとしたら、
そもそも「1個100円」のセール期間だったとか)、
台風一過の雨上がり、何だかウジウジしてた連休の締めとしては、
そこそこ前向きにいい感じのリハビリになったと思います。

終わりよければ、全てよし。

今週は色々イベントが待ち構えてるので、
気持ち切り替えてガッツリ楽しんでみます!





…ゲームショーがあるしなぁぁぁあぁぁぁぁぁぁ!!!!

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