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MSX研究所長の日常

80年代を駆け抜けたオールドパソコンMSXの研究の日々を綴ります。

時を超えた新刊

2005年08月16日 19時46分54秒 | MSX
今年のコミックマーケットでは事件がありました。ふしみゆうりさんのイース本の2巻が出たのですよ!

ここを見ている方はこの本の存在をほとんど御存知無いと思いますが、日本ファルコムのゲーム「イース」の同人誌です。イースの同人誌自体は珍しくはありませんが、これは1巻が180ページ、2巻が172ページもあり、相当な厚さです。さらに、短いマンガや4コマの複数収録というのはよくありますが、まるまる一本のストーリーマンガになっています。で、凄いのはここからなんですが、1巻が出たのが1991年。2巻が出たのがこの8月12日。その間14年!休んでたわけではなくて、延期を繰り返しつつも少しずつ描いていた、らしいです。

私個人の思い出としては、最初に1巻を入手したのが今を去ること5年前、インテックス大阪のイベントでした。どこがどうMSXと関係するのかと言うと、この1巻を何気なく買ったら、後書きにイースにハマったのはMSX2版から、てなことが書いてあったんですね。あれまなんて偶然かしら、と思ったわけです。実はそれだけですが。2巻の後書きにも参考資料にMSX2版イースとMマガの付録が書かれておりました。というわけで、この本に描かれているフィーナとかレアはMSX2版準拠なのです、きっと。これが88版とかだったらまた違っていたかもしれません。しかし、いくら元のゲームに感動したからってここまでやる気を持続させたパワーに頭が下がります。

ゲームではしょられている細かいエピソードが細かく描かれていて、かなりイイ漫画になっています。見所としてはフィーナとアドルが徐々にくっついていくところでしょうか。ワタクシ、年甲斐もなくときめいてしまいました。オススメです。1~2巻共に作者さんのサイトで通販を受け付けているそうなので、未見の方もぜひどうぞ。

で、実はこの2巻目でまだ終わってないんですね。やっとこアドルがダームの塔に入るところで続きます。次がいつになるかは分かりませんが、ここまで待ったんだからこの後も気長に待ちたいと思います。ええ!

ちなみに2巻の表紙をスキャンしておいたのですが、出張先で確認したら壊れていたのでこれは1巻のほうです。

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