思いつくまま

思いついたことを書いています。

ビートたけし著『達人に訊け!』(新潮文庫)を読む。

2009年09月03日 22時40分20秒 | 読書
この本は、ビートたけちゃんがその道の「達人」と呼ばれる人達10人と対談したもの。

「虫の達人 奥本大三郎」
小さい頃、昆虫セットというのがあって、捕まえた虫に注射を打ったりしたなぁ。
昔なら素手で平気で捕まえられた虫、今は何となく怖くて捕まえられないんだよなぁ。
カナブンとカブト虫では羽根の構造が違うのか。
いろいろ納得納得って感じで読めた。

「宇宙の達人 毛利衛」
多部未華子の出ているCMで「歌舞伎の人?」って言われている毛利さん。
スペースシャトルの乗員にも相性があるんだなぁ。
火星には、あと20~30年で行けるようになるのか。
宇宙で男女の営みはむずかしいのか。
月に老人ホームができて、姥捨て月か。

「麻雀の達人 桜井章一」
雀鬼って呼ばれるほど強くて、裏プロの世界で20年間無敗の伝説を持つ人らしいが、何だかんだ言ってもが左右するんじゃあないのか。
対談後に勝負したら、たけちゃんがこの人に勝っちゃったっていうくらいだから、どこまでが本当なのかよくわからない。

「字幕の達人 戸田奈津子」
この人の字幕は本当に素晴らしいよなぁ。 「マチャアキびっくり」とか。
YESを京都弁で「さようでおますな」と訳すのは、字幕としては長すぎてダメなのか。
時計が狂ったという時の「狂う」って言葉はNGなのか。アホくさぁ、もう狂気の沙汰だね。時計は狂うもんだぜ。
アメリカやドイツでは外国映画はほとんど吹き替えで、字幕はほとんど無いらしいが、日本でもだんだん減って、そのうちに無くなるかも。

「数学の達人 藤原正彦」
ビートたけちゃんって、「奇数を1・3・5・7・9って足していくと、その和は必ず2乗になっていく」とか、「1から 111の奇数の和は、111に1を足して2で割ってそれを2乗すればいいんだな」とか、円の中に6角形・12角形・24角形と書いて円周率を出そうとしたり、-----、すごい数学が得意なんだなぁ。
受験競争では、数学の問題の解答もクソ暗記で対処しているようだが、これではやっぱり考える力は身に付かないなぁ。

「日本語の達人 北原保雄」
フリン、プリン、トランポリン、ゆうこリンといった逆引き辞典があるのか。
いやぁ、びた一文暑かったねぇ。
自分がまだ小学5年か6年の頃、「子供会」の行事でなぜか自分が人前で大人のおばさんが書いた文章を読み上げなければならないことがあって、その時に「境内」っていう言葉が出てきたんだよなぁ。「神社の境内」となっていて、文章の流れからすると「きょうない」は変だなぁと思ったんだけど、こんな漢字は見たことが無かったので、読むのをやめて考えたんだよなぁ。いつもお宮のケーダイで遊んでいたので、適当にケーダイって聞いたら、その時、一番怖かった小学校の校長先生が「○○君、それでイイんだ」って言われて、それで「境内」が「けいだい」って読むことを覚えたんだよなぁ。懐かしいなぁ。
その文章を書いたおばさんもフツーのおばさんだったけど、年配の人は漢字をよく知っていたよなぁ。
今の子供たちって、神社の境内で遊ぶことがあるのかなぁ。

「寄生虫の達人 藤田紘一郎」
この人は自分のおなかに回虫を飼っていたことで有名だ。これを飼っていれば花粉症にもならなくて済むぞ。太っている人は痩せられるしぃ。不潔だから健康なんだぁ。世の中、抗菌・除菌・消臭・脱臭って言いすぎだぜぇい。
回虫とギョウチュウは違うのか。
この人の日経の連載もおもしろいなぁ。

「香りの達人 中村祥二」
ムスクって、そんなに高いのかぁ。
香水、あの香りイイナァと思っても、自分の知識が乏しくて、全く名前がわからないので、結局どれを買ったらよいのかさっぱりわかんねぇ。


「競馬の達人 岡部幸雄」
競馬というものに全く興味がないので、ふ~~~んって感じ。
もちろん、武豊くらいは知ってるけど。

「金型プレスの達人 岡野雅行」
元浦和レッズの野人・オッカノ~~~、初めて日本がワールドカップに行く扉を開いた決勝ゴール。 って、別人か。
これも全く興味なし。

途中までは面白かったけど、う~ん、最後のほうは尻すぼみだったなぁ。


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