思いつくまま

思いついたことを書いています。

水野敬也著『夢をかなえるゾウ』(飛鳥新社)を読む。

2010年03月12日 23時34分56秒 | 読書
この本が2007年の秋から冬にかけてベストセラーになっていたのがよくわかった。
何か月か前に、インドの「ガネーシャ」の置物がTVの「何でも鑑定団」で鑑定されているのを見て、初めて「ガネーシャ」というものの存在を知った。

お前はホンマにアホやでぇという関西弁の言葉が自分にももうどれだけ聞こえてきたことか。言われてみればもっともだと思うことばかり、なのに今まで何1つ意識してはやってこなかった。あかんわ、あり得へんやん、おみゃあはホンマにアホやでぇ。

この著者は、まだ30代半ばなのにホンマに良く勉強もしとるでぇ、巻末に偉人索引があったけど、アイザック・ニュートン、ビル・ゲイツ、メジャーリーガーのイチロー、ジョン・ロック・フェラー、松下幸之助、本田宗一郎、ヘンリー・フォード、ケインズ、カーネル・サンダース、リンカーン、ピーター・ドラッカー、トーマス・エジソン、ランス・アームストロング(ガンで死にかけたけどツール・ド・フランスで7連覇した)、ロベルト・ゴイズエタ(コカ・コーラの元社長)、カーネギー、サム・ウォルトン、セント・ジョルジ(ビタミンCの発見)、グレン・カーチス(アメリカ航空界の先駆者)、エステル・ゴラン(ヨーロッパ最高齢の現役女優)などの偉人と言われる人の逸話が至るところに散りばめられているんやで。

神様・ガネーシャから出された課題は次のとおり。
靴をみがく、 コンビニでお釣りを募金する、 食事を腹八分におさえる、 人が欲しがっているものを先取りする、 会った人を笑わせる、 トイレを掃除する、 まっすぐ帰宅する、 その日頑張れた自分をホメる、 一日何かをやめてみる、 決めたことを続けるための環境を作る、 毎朝全身鏡を見て身なりを整える、 自分が一番得意なことを人に聞く、 自分の苦手なことを人に聞く、 夢を楽しく想像する、 運が良いと口に出して言う、 ただでもらう、 明日の準備をする、 身近にいる一番大事な人を喜ばせる、 誰か一人のいいところを見つけてホメる、 人の長所を盗む、 求人情報誌を見る、 お参りに行く、 人気店に入り人気の理由を観察する、 プレゼントをして驚かせる、 やらずに後悔していることを今日から始める、 サービスとして夢を語る、 人の成功をサポートする、 応募する、 毎日感謝する。

お前は普段からこのうちのいくつのことを心がけて生活・仕事をしているのかと問われれば、せいぜい4~5といったところ。 
だからダメなんだよ、だからいつまでたっても泣かず飛ばずなんだよ、ってことを思い知らされた感じだった。
明日から会社へ行ったら実践しよう。 もちろん、家でも実践しよう。人には感謝しないとあかんなぁ。

自分が好意を持っている人達は、人をホメる・人を喜ばせる・人をシアワセにするということを何の苦も無くごく自然にできてしまう人が多いってことに改めて気が付いたよ。

やっぱり「ホメ殺し」は大事ということだなぁ。

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勝間和代著『読書進化論』(小学館101新書)を読む。

2010年02月27日 23時45分00秒 | 読書
この本は1年半前に出版されたものだが、いつもの勝間さん「らしさ」が出た内容で、今読んでも全く遅くはなかった。
「本はウェブに負けたのか」という副題も付いているが、結論はノー、いくらウェブが発達しても本は無くならない、ウェブは編集されていないが、本は非常に読みやすい状態に「編集」されていて、また、持ち運びも便利である。 アマゾンの電子書籍端末の「キンドル」も出てきたが、果たして将来どうなることやら。
本を読むことは、著者との疑似体験をすることであるとも言っている。
本を読んで、ハイそれでおしまいではもったいない、本から得た新しい知識は、理解・応用・分析・統合・評価の段階を経て、タグをつけて頭に格納し、必要な時に呼び出すことができるようにすることが大事だ。
自分はフォトリーディング(速読の手法の1つ)を身につけてはいないので、1字1句ゆっくり時間をかけて読んでいるが、勝間さんは、新聞を全部読む必要が無いのと同じで、本も必要なところだけ読めば良いと言っている。もっとも、初めて読む本でこれを見つけるのがなかなかむずかしい。
自分が本を買うときは、できるだけたくさんの平積みの中から綺麗なものを選ぶので、なかなか棚差しの1冊だけの本は買わないが、勝間さんはそいうことはお構い無しにどんどん買っていく。当然のことながら、ジャケ買い(装丁デザインだけ見て買う)はしてはいけない。
本を売るほうの立場に立てば、まだまだ売り方には改善の余地もあるようだ。
大手の書店(アマゾンも含む)の店員などのインタビューもちりばめられていて、いろいろと勉強になった。できれば自分でも本を書けとも言っているが、これは自分には無理だな。

巻末に、勝間さんを進化させた「20人の著者」が列記してあった。マッキンゼーにいたのだから大前研一さんが出てくるのは当たり前だったが(自分も10~20年くらい前には、この大前さんの本を次から次へと読んでいたし、「一新塾」のセミナーにカネを出して本気で参加しようかとも思ったこともあった。自分の仕事につながるというよりは、「松下政経塾」のような感じで、あまりにも政治家養成塾のような内容だったので諦めたが。)、文芸書の分野で新井素子さんや筒井康隆氏が挙げられていたのには非常に親しみを覚えた。神田昌典氏のこともこの本で初めて知ったので、今後いつかこの人の本も読んでみたい。
自分も結構カツマーみたいになってきたな。

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唐沢俊一著『博覧強記の仕事術』(アスペクト)を読む。

2010年02月27日 22時54分54秒 | 読書
この著者が「トリビアの泉」(この番組はほとんど見たことがない)の人ということを全く知らずに、タイトルだけに惹かれて読んでみた。
タイトルの「博覧強記」という言葉を今まで知らなかった。「広く書物を読み、いろいろな事をよく記憶していること」だそうである。

書いてあった内容を大雑把に記録すると、
大事なのは、時間の長さではなくて、短時間でも集中すること、通勤電車の中は最高の勉強の場所である。
受験勉強は、大人の読書には全く役に立たない。受験勉強は暗記中心で、数学の問題でも自分で考えずに答えをひたすら丸暗記して、同じパターンのものには同じように回答するよう訓練されていたが、大人になってからは「理解すること」が大事で、さらに自分の頭で考えることが重要になってくる。
マーキングや付箋貼りはあまり意味が無い。
本を読むことによる利点もいくつかある。自分で「師」を自由に選ぶことができるので、自分が素人ならまずは初心者向けのやさしいものから読むべきである。いきなりむずかしいものを理解しようとするから、あきらめてしまう。そして、最初の「師」に飽きたら、すぐに捨てれば済むことだ。
本は読んだ冊数ではなくて、いかに内容を記憶しているかということが重要だ。
大人の勉強には、モチベーション、テンション(緊張感)、連れション(勉強仲間)の3ションが必要だ。
インプットしたものを自分の中に溜め込んでおくだけではダメ、アウトプットしなければいけない。アウトップットとは、こういうブログで記事を書くことだけではなくて、単に他人と会話することだけでも良い。とにかく勉強したことを他人にアウトプットすることが大事。
最初はオタクのようにマニアックでも良いが、少し人気が出たら一般大衆に受けるようにレベルを下げろ、そうすればみんながついて来る。

ざっと、上のようなことが書いてあったが、仕事術というよりは読書・勉強術という感じだったし、前半は面白く読み進んだが、終盤はTBSラジオの落語の話になって、何だか尻切れトンボのような感じで、何を言いたいのか、何をすれば良いのかよくわからなかったなぁ。
自分には、こんなアウトプットしかできないよ。 

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この本は、定価1,500円、昨年の7月に発行された割と新しい本で、図書館で借りて読んだからタダだった。
以前、他の人の読書ブログで、公共の図書館で借りてきて読んだ本の定価の1年間の合計が、納めた税金の金額を軽く超えていて元が取れたことを喜んでいるものを見たことがあったが、ちょっとマネして記録してみようかな。
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『勝間さん、努力で幸せになれますか』(朝日新聞社)を読む。

2010年02月21日 21時21分21秒 | 読書
カヤマカツマ、香山さんの弟曰く東スポ日経の本。

香山リカさんが『しがみつかない生き方』(この本はちょっと立ち読みしただけ)の中で幸せになるためのルールとして、成功者のアイコンとしての「<勝間和代>を目指さない」という表現を使って話題になって、雑誌の「AERA」でも昨年10月に2人が直接対談したが(これは久しぶりに行った地元の図書館でだいぶ後になってから読んだ)、それも含めて続編みたいなもの。

香山リカさんは、精神科医でありながら最近は完全に社会学者にもなっている。リカさんの本は『<私>の「愛国心」』を読んでから、『老後がこわい』、『なぜ日本人は劣化したか』、『鬱の力』(五木寛之さんとの対談)、『雅子様と「新型うつ」』という感じに次々に読んだ。
一方の勝間和代さん、この人の本は『目立つ力』を読んだくらいで、もともとこの人は好きではなかった。いつも一方的に断言するような物言い、何となく好きになれない顔(リカさんは勝間さんのことを美人だと褒めているが)、というわけで食わず嫌いなところがあった。
それでもTwitterでフォローするようになり、そこで紹介されているブログの記事にも目を通し、どうしても好きにはなれないものの、学ぶべき点が多いので目が離せなくなった。結構役に立つ情報を流してくれていることに改めて気が付いた。

そんな2人の対談だったので、本当に面白かった。

リカさんは、テレビゲームをしたり、プロレスを見たり、怠けてダラッ~~っとしていることに幸せを感じているが、勝間さんは常に何事にも努力して、少しでも上達・進歩したり、ちょっとおいしいご飯が食べられたり、子供と遊ぶ時間をちょっとでも捻出できたことに対して幸せを感じている。
勝間さんが5千円のマカロンを頑張ったご褒美としたことに対しても、高給取りのリカさんが高い!って言ってるのには笑えた。確かにマカロンは見た目やその味以上に高いもんな。
勝間さんが理論的な物言いなのに対して、リカさんはすごく感情的になっていて、「でも」を連発、「でも」のドミノ倒し、揚げ足取りオバサンになってしまって、軍配を上げるなら勝間さんのKOとまでは言わないが判定勝ちという感じだ。

「でも」、自分はどちらかと言えばリカさんタイプだなぁ。
リカさんだっていつものんびりしているわけではなくて、当然精神科の医師としての仕事をしているわけだし、あれだけ本やコラムを書いたりしているので、忙しくないはずはないのだ。
どちらの言い分も一理ある。
香山さんは性悪説、勝間さんは性善説に立っているようにも思える。
結婚観などは、勝間さんに賛同するなぁ。
勝間さんの考え方を知れば知るほどすさまじく芯の強い女性であることがわかるし、怠けるなどということは論外で常に努力って感じで、しかも本人はそれを苦にせず幸せを感じながらやっている、自分にはとてもマネのできるような人ではないことがわかってくる。
年末だったかTwitterを使って厚生労働省の参与の人と対談をしていたタイムランをずっと追って見たが、ホームレス対策などもっともな提案を次々にしていた。
勝間さんには勝間さんの非常に良いところがあって、それは、自分の成功体験を他人にもわかりやすく伝えて、それを皆にも実践してもらって成功してもらいたい、その輪が広がって世の中の人々全体が幸せになってもらいたいという気持ち・壮大な構想で頑張っているようなのだ。

人にはそれぞれの幸せを測るモノサシがあるから一概にどちらがどうということはないけど、とにかく読んでみて改めて面白かったことだけは間違いなかった。

追伸:これを読むだけでも面白いよ。
http://mainichi.jp/select/biz/katsuma/k-info/2010/01/post-48.html?link_id=PP00303

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小池龍之介著『もう、怒らない』(幻冬舎)を読む。

2010年02月07日 23時00分00秒 | 読書
他人が読んでいたので、貸してもらって読んだ。
東京大学出身の若手の僧侶が書いた本。
頭の中であれこれ考えてばかりいて、自分で勝手に悪い方にストーリーを作ってしまって、イライラしたりブツブツ言ったりすることは一番良くないし、あれこれ迷ったり悩んだりすることも良くないらしい。

何も考えずにひたすら熱中してヤレということだ。そうすれば充実感が得られて幸せな気持ちになって、ストレスなど無くなってしまうということらしい。

自分は別にいつも怒ってばかりいるわけではないが、ほんの些細なことでも腹が立つこともある。
怒りがこみ上げてきた時にそれを抑える方法が理論的に書いてあったので、やろうとしたが、やっぱり怒ってしまったほうが楽だった。
無理に怒りを抑えようとすると、かえってストレスがたまってしまって良くなかった。
もうこりゃダメだね。
また、1つのことに熱中しろと言われても、限られた時間の中で、いつも同時に3つくらいのことはこなしている。このブログだって、ただこれだけを書いているわけではない。音楽を聴きながらだったり、TVを見ながらだったり、飲み物を飲みながらだったり、時間を気にしながらだったり。
仕事中でも常に回りにアンテナは張り巡らせていて、たとえパソコンの画面に向かっていたって、来客があればさっと手を休めてそちらに対応するし、他人の電話なんかも耳をダンボにして聞いてしまう。
うちの職場には全くそういうことに気を取られることなく、ひたすら熱中してパソコンに向かい続けている人もいるが、それはそれでどうかなぁ、来客を無視するなよなと思ってしまう。  これってもう怒ってるね。

この本を読んでいくとスッーと入ってくる感じで、読んでいる時は、もっともだぁもっともだぁと思ったが、やはり実践は非常にむずかしいなぁ。
まだまだ修行が足りないのかなぁ。 
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神田敏晶著『Twitter革命』(ソフトバンク新書)を読む。

2010年01月11日 21時45分45秒 | 読書
昨年の12月に名古屋の大手書店に行った際に、Twitter(140字のミニブログ)に関する本のコーナーがあって、山のようにいろいろな本が積まれていた。あれこれ手にとってみて、一番面白そうなのがこの本だった。
Twitterさえあれば、マスコミなんかいらないという感じだし、RTでねずみ講のように無限に情報が広がっていくような感じだし、ボットに恋もしたみたいだし、ゆるくつながっているという感じも良いらしい。
この人、完全にTwitterにハマっちゃてるよって感じなのだが、Twitterの魅力が十分に紹介されていてとても参考になった。
SNSやブログやメルマガだとこちらからわざわざ見に行かないといけないし、ミクシー疲れとか読み逃げ禁止ってのもあるが、Twitterならフォローした人のツイートがタイムランに向こうから次々に表示されてくる。
鳩ポッポ首相も元日からつぶやきだしたし、もちろん『つながる力』の勝間和代さんや、事業仕分けで活躍したハスブネ議員や、元・国会議員の片山さつきさんや猪口邦子さん、ジョン・レノンの奥さんのオノ・ヨーコさんや名古屋が生んだスーパーアイドル・いとうまい子さん、それにもちろんつぶやきシローもつぶやいている。
実は自分も昨年から少しつぶやいているのだが、家で平日にパソコンの前に向かう時間は限られているし、このブログも書いているし、ほとんどTwitterをやる時間がないので、まだTwitterの良さがあまりよくわかっていない。
こうなったら、一番時間のある通勤電車の中でつぶやくためにiPhoneを購入するしかないなぁ。
ちょうど今使っているVodafone(古っ)のケータイは、ソフトバンクの崖っぷちの戦略にやられて、なぜか3月末で使えなくなってしまうそうだから。
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勝間和代著『目立つ力 - インターネットで人生を変える方法』(小学館101新書)を読む。

2009年11月13日 23時50分50秒 | 読書
勝間和代、私はこの人はあまり好きではないって食わず嫌いなだけだが。
でも、この本はものすごく面白かった。
Web log とか、 Twitter とか、 mixi などの SNS とかをやっている人とか、あるいは動画サイトに動画を投稿している人が読んだら、もう本当にウンウンと納得しながら、また、そんなことをイチイチ言われなくても もうやってるよぅ、などとツッコミを入れながら、あっという間に読めてしまうだろう。
やっていない人が読んだら、面白いのかどうかはわからないが。

自分のブログをこの本の内容で検証してみると、1日のアクセス数については、最近特定の記事に関しては時々1000人を超える時がある。1000人を超せば、「特定のファン層には食い込んでいるメディアで、専門誌並みの力がある」とのこと。 もっとも、普段は500人弱だから、これは「一部の人の興味を引きつつあるミニコミ誌並み」ということらしい。
それでも記事を更新しない・できない時でも、このブログの何かを楽しみにアクセスしてくれていることは非常にうれしいし、RSSリーダーを使って記事更新のたびに読んでくれているのもうれしいものである。

インターネットで「目立つ」戦略、平たく言えばアクセス数を増やす方法についてもあれこれ書かれていた。まぁ改めて言われなくても誰でもやっていることが次々と書かれていた。
ネットで人脈を広げるなどということは、一昔前では全く考えられなかったが、これは画期的な自分を表現する「立体名刺」でもあり、例えば趣味などの集まり・オフ会などで初めて会った人でも、それまでにブログの記事を読み続けていれば、共通の話題もできて何か昔からの友人に会ったような感じがするという効用もある。

ネタ切れにならない方法もいろいろ列挙してあった。
まぁ自分の場合は、スポーツ観戦記事を中心に、思いついたことを思いつくまま、そして時々、岡村孝子さんやつボイノリオや時事ネタなどを書いているわけだが、一番のモチベーションは、愛知万博の時のように、あとで読み返して楽しかった記憶が蘇るような記録として残している面が大きいかもしれない。

アフリエイトについても少し触れられていたが、このブログは全くのお遊びで、これでもってカネを稼ぐということは今のところ全く考えていない。

最後にこのブログ、アクセス数をどんどん増やして行って、いったいお前は何がしたいのかって尋ねられたら   ------- 、とりあえず来年の3月までは今までどおりな感じで進むことになるだろう。たぶんその頃には、無料版の容量も一杯になるし。先日、警告らしきものも出たので、過去のどうでも良い記事や画像をだいぶ削除した。
そしてこれが今の自分にとって一番悩ましいのだが、来年の3月下旬には間違いなく転勤の辞令が出る。 その時に、4月から不夜城で仕事漬けになって このブログを辞めるか、それとも窓際の暇なところに出されて、今までどおりの記事更新を続けていくのか、別の新しいブログに移るのか、あるいは、本名でもっと他の手段も交えて大大的に打って出るのか、改めて身の振り方を決めることになるだろう。
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新井素子著『ひとめあなたに・・・』(創元SF文庫)を読む。

2009年10月16日 23時53分53秒 | 読書
この本は、昨年の5月に再び文庫本になったが、文庫でも解説を含めると350ページもあり読み応えがあった。
一週間後に地球に隕石が激突し、人類に逃げ延びる道がないという設定のSFだが、内容は全く違う恋愛小説だった。
あと一週間しか生きられないという状況で、主人公の圭子が東京・練馬から神奈川・鎌倉にいる別れた恋人・骨肉腫で腕を切断せざるをえない朗のところまで、最後にどうしてももう一度会いたくて、そこまでひたすら歩いて(途中バイクを運転して)行く間に起こった・出合った人達との物語。
死を目前にして、気がおかしくなった人間の異常な行動が数々描かれていた。

自分のダンナを愛人に取られたくないという思いで、ダンナを刺し殺して、それを食べて自分の肉体と同化・一体化させようとする女性。
最初は母親の言いなりになって、レールに乗ったままひたすら受験勉強してきたのに、死ぬことがわかっても、加速度がついてしまってずっと勉強がやめられずに、バイクにひかれても参考書を握り締めたまま、しあわせよと笑って死んでいった女子高生。
寝ていて目が覚めれば、夢の世界から覚めて現実に引き戻されるが、またその現実だと思っている世界も、そこで再び目が覚めれば夢の世界だったというように、現実の世界と夢の世界がこんがらがって、今が現実なのか夢の中なのかわからない小学生の女の子。
子供を妊娠して、何とか生まれてくる子供だけは助けたいと思って、ダンナをほったらかしにして、元カレのところにある核シェルターに入らせてもらって何とか自分の子供だけは守りたいという女性。

この4人らとの絡みがあって、最後は何とか鎌倉の朗のところにたどり着く圭子の恋愛物語。

朗が圭子のことを「あんた」って呼ぶのがちょっと違和感があったり、新井素子さん自身が、男の肩を噛むってことが好きなんじゃないのかと思ったり。(噛まれるほうはイテェ~~よ。)

あと一週間で自分が死ぬことがわかったら、いったい何をするだろうか。
う~~ん、むずかしいなぁ。
誰かと会いたいとか、今までやりとげられなかったことをやったりとかするんだろうか。
それとも、この本に書いてあったように車をぶっ飛ばして、人を殺しまくる。(コワッ~~
いやいや、たぶん自分はひたすらパソコンでゲームをやりまくって終わるってのもありぃだな。

とにかくこの本を読みながら、なぜ人は生きていくのかということも含めて、死んだら自分では使えなくなるカネをなぜあくせく稼いで貯めているのかとか、はたまた、一時の快楽に身を任せてそういう行為に及ぶのかとか、あれこれいろいろ考えさせられた。

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ビートたけし著『達人に訊け!』(新潮文庫)を読む。

2009年09月03日 22時40分20秒 | 読書
この本は、ビートたけちゃんがその道の「達人」と呼ばれる人達10人と対談したもの。

「虫の達人 奥本大三郎」
小さい頃、昆虫セットというのがあって、捕まえた虫に注射を打ったりしたなぁ。
昔なら素手で平気で捕まえられた虫、今は何となく怖くて捕まえられないんだよなぁ。
カナブンとカブト虫では羽根の構造が違うのか。
いろいろ納得納得って感じで読めた。

「宇宙の達人 毛利衛」
多部未華子の出ているCMで「歌舞伎の人?」って言われている毛利さん。
スペースシャトルの乗員にも相性があるんだなぁ。
火星には、あと20~30年で行けるようになるのか。
宇宙で男女の営みはむずかしいのか。
月に老人ホームができて、姥捨て月か。

「麻雀の達人 桜井章一」
雀鬼って呼ばれるほど強くて、裏プロの世界で20年間無敗の伝説を持つ人らしいが、何だかんだ言ってもが左右するんじゃあないのか。
対談後に勝負したら、たけちゃんがこの人に勝っちゃったっていうくらいだから、どこまでが本当なのかよくわからない。

「字幕の達人 戸田奈津子」
この人の字幕は本当に素晴らしいよなぁ。 「マチャアキびっくり」とか。
YESを京都弁で「さようでおますな」と訳すのは、字幕としては長すぎてダメなのか。
時計が狂ったという時の「狂う」って言葉はNGなのか。アホくさぁ、もう狂気の沙汰だね。時計は狂うもんだぜ。
アメリカやドイツでは外国映画はほとんど吹き替えで、字幕はほとんど無いらしいが、日本でもだんだん減って、そのうちに無くなるかも。

「数学の達人 藤原正彦」
ビートたけちゃんって、「奇数を1・3・5・7・9って足していくと、その和は必ず2乗になっていく」とか、「1から 111の奇数の和は、111に1を足して2で割ってそれを2乗すればいいんだな」とか、円の中に6角形・12角形・24角形と書いて円周率を出そうとしたり、-----、すごい数学が得意なんだなぁ。
受験競争では、数学の問題の解答もクソ暗記で対処しているようだが、これではやっぱり考える力は身に付かないなぁ。

「日本語の達人 北原保雄」
フリン、プリン、トランポリン、ゆうこリンといった逆引き辞典があるのか。
いやぁ、びた一文暑かったねぇ。
自分がまだ小学5年か6年の頃、「子供会」の行事でなぜか自分が人前で大人のおばさんが書いた文章を読み上げなければならないことがあって、その時に「境内」っていう言葉が出てきたんだよなぁ。「神社の境内」となっていて、文章の流れからすると「きょうない」は変だなぁと思ったんだけど、こんな漢字は見たことが無かったので、読むのをやめて考えたんだよなぁ。いつもお宮のケーダイで遊んでいたので、適当にケーダイって聞いたら、その時、一番怖かった小学校の校長先生が「○○君、それでイイんだ」って言われて、それで「境内」が「けいだい」って読むことを覚えたんだよなぁ。懐かしいなぁ。
その文章を書いたおばさんもフツーのおばさんだったけど、年配の人は漢字をよく知っていたよなぁ。
今の子供たちって、神社の境内で遊ぶことがあるのかなぁ。

「寄生虫の達人 藤田紘一郎」
この人は自分のおなかに回虫を飼っていたことで有名だ。これを飼っていれば花粉症にもならなくて済むぞ。太っている人は痩せられるしぃ。不潔だから健康なんだぁ。世の中、抗菌・除菌・消臭・脱臭って言いすぎだぜぇい。
回虫とギョウチュウは違うのか。
この人の日経の連載もおもしろいなぁ。

「香りの達人 中村祥二」
ムスクって、そんなに高いのかぁ。
香水、あの香りイイナァと思っても、自分の知識が乏しくて、全く名前がわからないので、結局どれを買ったらよいのかさっぱりわかんねぇ。


「競馬の達人 岡部幸雄」
競馬というものに全く興味がないので、ふ~~~んって感じ。
もちろん、武豊くらいは知ってるけど。

「金型プレスの達人 岡野雅行」
元浦和レッズの野人・オッカノ~~~、初めて日本がワールドカップに行く扉を開いた決勝ゴール。 って、別人か。
これも全く興味なし。

途中までは面白かったけど、う~ん、最後のほうは尻すぼみだったなぁ。

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腐女子シンジケート著『なぜ、腐女子は男尊女卑なのか?』(講談社アフタヌーン新書)を読む。

2009年07月31日 23時45分18秒 | 読書
腐女子シンジケートの主に大田真樹という派遣社員らが書いた「オタクの恋愛とセックス事情」。
「腐女子」(ふじょし)って、時々目・耳にするので、どんなタイプの女性なのかと思って読んだが、何だかさっぱりわからなかった。
確かに、東大卒なら誰でもOKっていう女性っているんだよね。
自分の大学のアラフォーの後輩@女性、とうとう東京大学出身の年下の彼と結婚しちゃった。ひょっとして彼女は腐女子だったのか。
「BL」というのがBOY'S LOVE=ホモを描いた漫画本だということがなかなかわからずにこの本を読み進めたため、余計にあれこれ理解不能だった。
「スイーツ化」とか「テニミゅ」とか「やおい」とか「げんしけん」とか、わかっちゃう女性って腐女子かも。
フィギュア族って、フィギュアスケートの追っかけじゃあなくて、ただの人形好きのことか。

ところで、最近 昼間からあれこれコメントを入れてくる「プーのり子氏」って誰やねん。ひょっとして、腐女子でっかぁ 

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