朝、目が覚めるとその女性の姿が見えない・・・。
荷物は置きっぱなしだ。
顔を洗って、身支度をしていると、「あら、起きてたの?」と部屋へ戻ってきた。
どうやら朝食を階下でとってきたらしい。
そりゃ、シングルで2人前の朝食はでないもんね。
おすそわけよ!といって、朝食のパンをくれた。
「メルシー」そういってありがたくパンを頂戴した。
「私はこれから駅に行ってフランスへ戻るけど、キミはどうするの?」
「夜行列車までの間、モンテカルロを散策するつもりだよ!」と答えた。
一緒にチェックアウトするわけにもいかないので、キヨシが先に部屋を出ることにした。
「じゃあ、お元気で。泊めてくれてありがとう」と部屋を出ようとして呼び止められた。
「あ、キミの日本の住所教えてよ!」
ここで初めて名前を名乗った。これもまた不思議な出会いだった。
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キヨシは日本へ帰国後、この人からの手紙を読むことになった。この日の日付だった。手紙にはこんなことが書いてあった・・・私の傷心留学&傷心旅行の足取り・・・と。
どうやら結婚直前に婚約破棄され、その勢い(?)で傷心留学&旅行をしていたらしい。
後になってみるとその女性の突拍子もないいろいろな行動が理解できた。
-----
さて、キヨシは昨日妙な「コースアウト」をしてしまったF1のコースをもう一度、テクテク歩いた。
高台から眺めるモナコはとても「奥行き」を感じた。リヒテンシュタインとはまた違った情緒のある小さな国だった。
予定より一日遅れたが、どうせあってないような予定だ。モナコF1散歩道をぶらぶらして、モナコ・モンテカルロ駅までやってきた。
駅の近くの大きなスーパーで夕飯を買って、スペインへ向かう夜行列車に乗った。
夜行列車といってもまだ夕方だ。
バルセロナまで、18時間ぐらいか・・・
ワープはしないのか?オレの999号!
夕焼けにそまる地中海も朝焼け同様に魅力的な姿をしていた。
サリュー!モナコ!待ってろよ!クリスティーナ!
(多分待ってないと思うよ)
ボンボヤージ!オレ!
荷物は置きっぱなしだ。
顔を洗って、身支度をしていると、「あら、起きてたの?」と部屋へ戻ってきた。
どうやら朝食を階下でとってきたらしい。
そりゃ、シングルで2人前の朝食はでないもんね。
おすそわけよ!といって、朝食のパンをくれた。
「メルシー」そういってありがたくパンを頂戴した。
「私はこれから駅に行ってフランスへ戻るけど、キミはどうするの?」
「夜行列車までの間、モンテカルロを散策するつもりだよ!」と答えた。
一緒にチェックアウトするわけにもいかないので、キヨシが先に部屋を出ることにした。
「じゃあ、お元気で。泊めてくれてありがとう」と部屋を出ようとして呼び止められた。
「あ、キミの日本の住所教えてよ!」
ここで初めて名前を名乗った。これもまた不思議な出会いだった。
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キヨシは日本へ帰国後、この人からの手紙を読むことになった。この日の日付だった。手紙にはこんなことが書いてあった・・・私の傷心留学&傷心旅行の足取り・・・と。
どうやら結婚直前に婚約破棄され、その勢い(?)で傷心留学&旅行をしていたらしい。
後になってみるとその女性の突拍子もないいろいろな行動が理解できた。
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さて、キヨシは昨日妙な「コースアウト」をしてしまったF1のコースをもう一度、テクテク歩いた。
高台から眺めるモナコはとても「奥行き」を感じた。リヒテンシュタインとはまた違った情緒のある小さな国だった。
予定より一日遅れたが、どうせあってないような予定だ。モナコF1散歩道をぶらぶらして、モナコ・モンテカルロ駅までやってきた。
駅の近くの大きなスーパーで夕飯を買って、スペインへ向かう夜行列車に乗った。
夜行列車といってもまだ夕方だ。
バルセロナまで、18時間ぐらいか・・・
ワープはしないのか?オレの999号!
夕焼けにそまる地中海も朝焼け同様に魅力的な姿をしていた。
サリュー!モナコ!待ってろよ!クリスティーナ!
(多分待ってないと思うよ)
ボンボヤージ!オレ!