今期、最も話題のアニメの一つ「メダリスト」。フィギュアスケートを題材にしたこのアニメは、制作サイドからアーティストにテーマ楽曲の提供を依頼することが通常なのに対し、このアニメでは今をときめく人気アーティスト米津玄師氏から制作サイドに売り込んできたとう逸話もあるほどに魅力的なアニメ作品に仕上がっていると感じます。
更に脚本・構成に花田十輝氏が名を連ね視聴者を泣かせにくる展開やリアルでは見る事の出来ないCGアニメならではのアングル視点は圧巻。スケートブレードで削られ、霧のように舞い散るリンクの氷を描き切る製作陣の拘りはお見事のひと言に尽きます。
キャラクターもロリアニメと言うなかれ。まだ小学生の彼女たちの愛らしさとスケートに向き合う真剣な眼差しが視聴者の心に熱く突き刺さる作品だと評価できる事でしょう。
『スケートが私を特別にするんじゃない。私がスケートを特別にするんだ』
スケーターとして挫折した青年・明浦路司が出会ったのは、フィギュアスケートの世界に憧れを抱く少女・結束いのり。リンクへの執念を秘めたいのりに突き動かされ、司は自らコーチを引き受ける。
才能を開花させていくいのりと、指導者として成長していく司。タッグを組んだ二人は栄光の“メダリスト”を目指す――!
そんな話題沸騰のアニメ「メダリスト」の舞台となるのは名古屋なのですが、何と!第7話~第9話では西日本小中学生大会出場のために宇治を訪ねて来ています。
そこは、山城総合運動公園・太陽が丘陸上競技場の直近にある「木下アカデミー宇治アイスアリーナ」。
それを知ってしまうともぅ、じっとしていられなくなる自分です。なので。寒さ残る3月8日、突撃訪問して来ました。日中の陽射しの中では春の気配も感じるのだけれど、朝夕はまだまだ季節は冬です。
(いのりちゃんも可愛いのですが、ミケちゃんのこのポージングに撃沈の自分です)
この日の一般開放は10時から。教室は9時から実施しているというスケジュールは事前確認済み。9時に受付カウンターに向かい、ご挨拶と入場に関する説明を受けました。写真撮影も来場者の写り込み等に配慮した上での許可も頂けました。
10時までは屋外撮影、以降は内部撮影を敢行。10時の「入場もぎり受付」には、それまで収納していた「メダリスト」のいのりちゃんと司先生の等身大パネルが設置されていました。
という事で、怒涛のロケハン画像を一気に、どうぞ。
先ずは、第7話から。
※7カット目は立ち入り禁止エリアで、真逆方向からの撮影になりました。
続いて、第8話から。
(no-image) (no-imega) (no-image)
※2~4カットは当該箇所は見当たらず。おそらく2階フロアーではないか?と推察します。
司先生がキャリーケースを引き取りに猛ダッシュするのですが、市街地からこのアリーナまでの坂道は急峻な斜面となっています。駆け降りるとなると、汗をかく前に足の指や爪が限界を迎える事でしょう。現実ではJR宇治駅までは徒歩で30分くらいです。
※司先生がキャリーケースを受け取った駅が木津駅。画像はネット検索で拾いました。
駐車場で司先生の帰りを信じてウォーミングアップに集中するいのりちゃん。黄前ちゃんの“うまくなりたい橋”ならぬ“勝ちたい駐車場”と言ったところでしょうか。
『司先生が信じてくれた自分を信じられる私でいたい』___このアニメの名場面のひとつだと思います。
※3カット目は、特定に至らず。
※2カット目のリンク内からの撮影はスケート靴が必要ですね。
そして、続く第9話。スケーターとして覚醒しはじめたいのりちゃん。圧巻の演技に視聴者も感涙です。
※リンクに入れないとアングル決めは難しいですね。
しかし、いのりちゃん以上に報われず苦悩の日々を過ごしていた大和絵馬ちゃんが大輪の花を咲かせ優勝を果たし、西日本小中学生大会は終幕します。
※2カット目は特定に至らず。2階かな?
※4カット目は空撮じゃないと無理ですね。
この大会で銀メダルと健闘したものの、代償にシンスプリントと言うスポーツ障害の一種を発症したいのりちゃんは、絵馬ちゃんのスケートに対する一途な姿勢を目の当たりにし、『スケートを夢にし、大事にしている人は私だけじゃない』ことを悟り、更に覚悟を決めることになります。
後日譚的なCパートでは、JR宇治駅前が描写されています。
感動冷めやらぬ今回のロケハンは、以上で終了です。(お疲れ様でしたぁ~)
ある意味、アニメ放送はここで最終回を迎えても違和感ない感じですね。そして次の第10話では概ね、一年が経過し、6年生になったいのりちゃんの姿を見る事になります。流石、花田十輝氏。構成が上手すぎる!
今まで余り興味の無かったフィギュアスケートが一気に、身近に感じられるようになったこの日。アニメでもリアルでも、いのりちゃんたちの更なる活躍に期待しちゃいます。
アニメ「メダリスト」も残り数話。「もしかして2期制作を期待しても良い?」と思えるようなストーリー展開と魅力あふれるキャラクターたちにすっかり目が離せない自分です。
「最近、さっちゃんみっちゃんの出番が減ったかも」