◆昨日の夜は9時からTV朝日のドラマ・スペシャル「遺恨あり」を見た。時代は幕末から明治へ……慶応4年,その秋には年号が”明治”へと変わる訳だが,九州・秋月藩の執政で開国派の臼井亘理と妻・清が,同藩の過激攘夷派によって惨殺をされた。
両親を殺され復讐に燃える息子の六郎だったが,明治6年2月7日”仇討ち禁止令”が発布され,これ以降の仇討ちは謀罪という事で死罪にされる事となったが……。六郎 (藤原竜也)と六郎が弟子入りする山岡鉄舟(北大路欣也)の師弟の殺気迫る剣術シーンは必見だ!
日本で公的な記録として残ってる明治13年12月17日の”最後の仇討ち”という実話を基に,臼井六郎の仇討ちを時代背景と人々の心情とを巧みに描いている。私の好きな幕末維新の物語だが,”時代劇スター”北大路欣也の出演で作品の重厚さを増している。
明治13年といえば,今からまだ僅か130年程前の事。『新撰組』の永倉新八や斎藤 一(はじめ)といった人達は同じ時代を生きていた。”親族”の仇を討つという行為が”武士の美徳”と言われていたものが,明治6年以降はただの”人殺し”となってしまった。
そして,六郎の父母惨殺を目撃してしまった下女・なか(松下奈緒)は六郎を慕い,自らの人生を犠牲にしてまでも”仇討ち”を手助けするという直向きで健気な”女心”を見せていた。今の日本女性に最も失われている点……それが直向きさと健気さだろうか!?
「時代が違う」と言ってしまえばそれまでだが,現代(いま)の言葉遣いの悪さを,この様な時代劇を見ていると更に強く思ってしまうのは私だけなのだろうか? この言葉遣いの悪さを,さだ まさしも指摘してたが”落語”を聞くというのも一行かもしれない。<茨城>
両親を殺され復讐に燃える息子の六郎だったが,明治6年2月7日”仇討ち禁止令”が発布され,これ以降の仇討ちは謀罪という事で死罪にされる事となったが……。六郎 (藤原竜也)と六郎が弟子入りする山岡鉄舟(北大路欣也)の師弟の殺気迫る剣術シーンは必見だ!
日本で公的な記録として残ってる明治13年12月17日の”最後の仇討ち”という実話を基に,臼井六郎の仇討ちを時代背景と人々の心情とを巧みに描いている。私の好きな幕末維新の物語だが,”時代劇スター”北大路欣也の出演で作品の重厚さを増している。
明治13年といえば,今からまだ僅か130年程前の事。『新撰組』の永倉新八や斎藤 一(はじめ)といった人達は同じ時代を生きていた。”親族”の仇を討つという行為が”武士の美徳”と言われていたものが,明治6年以降はただの”人殺し”となってしまった。
そして,六郎の父母惨殺を目撃してしまった下女・なか(松下奈緒)は六郎を慕い,自らの人生を犠牲にしてまでも”仇討ち”を手助けするという直向きで健気な”女心”を見せていた。今の日本女性に最も失われている点……それが直向きさと健気さだろうか!?
「時代が違う」と言ってしまえばそれまでだが,現代(いま)の言葉遣いの悪さを,この様な時代劇を見ていると更に強く思ってしまうのは私だけなのだろうか? この言葉遣いの悪さを,さだ まさしも指摘してたが”落語”を聞くというのも一行かもしれない。<茨城>
いつまでも日本人としての誇りを持ち続けていきたい