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”追悼”キラー・カール・コックス

2011-11-16 03:00:09 | 日記
★アメリカの白人至上主義を唱える秘密結社のKKK(クー・クラックス・クラン)と同じく,プロレス界で〈KKK〉といえば"殺人鬼"の異名を持つキラー・カール・コックスの事。そのコックスのハーバート・アラン・ガーウイッグさんが,今月10日(現地時間)に心臓発作で死去されたという。 享年80歳。

そのコックスの代名詞といえば相手を垂直落下式に脳天をキャンバスに叩きつける "ブレーン・バスター"に尽きる! Ⅰ966(昭和4Ⅰ)年5月に初来日……20日の町田大会でジョー・カロロをパートナーに,ジャイアント馬場&吉村道明を相手にメインで激突し,吉村を必殺のブレーン・バスターで失神KO! 戦慄の日本デビューを果たした事は45年経った今でも忘れられない。

更に,この初来日の時にはカロロと組んで馬場&吉村から空位のアジア・タッグ選手権を奪取 ……吉村&ヒロ・マツダに奪い返されると,今度はエディ・グラハムとのコンビで奪回。 するとすぐに馬場&吉村にまたも破れて" トロフィー"を失ってしまったけど,50年を越す長い日本のプロレス史に於いて同じシリーズ中に,2度に渡ってタイトルを獲得した外人レスラーなどいただろうか!?

今回,コックスさんの死に当たって色々と調べてみると,全米を隈なく転戦して戦いを繰り広げ,実に数多くのタイトルを掻っ攫(かっさら)っているのに気付いた。 中でも馬場&猪木を破ったファンクスからサイクロン・ネグロとインターナショナル・タッグ選手権を奪取したのは特筆ものであろう。

また,デビュー当時にはウィーン・トーナメントの決勝戦でカール・ゴッチに勝っている他,私の中の”不動”のNO.Ⅰ外人レスラーでもある 〈スカル・マーフィー〉 とのコンビにて,オーストラリア版IWA世界タッグ選手権を獲得してるのだが,このコックス&マーフィーこそ"世界最恐”のタッグ・チームと言えるのではないだろうかと思うが,どうだろうか……。 今となっては叶わぬ夢だが,一度は見てみたかった。

コックスといえばブレーン・バスターとエルボー・ドロップ,そして反則攻撃……といった印象が強いが,実にプロレスが上手く,相手を巧みにコントロールして試合を動かしていく技巧派でもあったが,だからこそトップ・レスラーとしてどこのテリトリーに行っても強烈なインパクトを残し,ベルトを手にしていたのではないだろうか。 また一人偉大なるプロレスラーが逝ってしまった。慎んでご冥福をお祈りします。 合掌……。<茨城>

※写真はアジア・タッグ,インターのシングルとタッグ,そしてPWFヘビー……と,日本の至宝を賭けて数え切れない程の死闘を展開した馬場とコックスの戦い。

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1 コメント

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Unknown (カールディブシャー)
2011-11-25 21:53:33
はじめまして。
コックス、亡くなっていたのですね。
あれはいつだったでしょうか、
ハンセンの全日登場前後に馬場とのPWF戦がありましたよね。
月刊プロレスに煽られて、馬場は大丈夫なのだろうかとやきもきしたのを覚えています。
見た目は中年以上なのですが、
小学生ながら見ていてなにか独特の凄みを感じました(これはガニアにも感じました)。
ブレンバスターを繰り出したときの「アッ!」
という衝撃はレイスやマードック以上だったと思います。
私は長州、ウォーリーアーズ登場より前の
全日をこよなく愛す者です。
そう、イーデスハンソンが後楽園ホールのリングサイドにいた頃と言えば分かりがいいでしょうか(よくないか!)。
またお邪魔します。
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