バンクーバーの思い出

◇今から３８年前（1972年＝昭和47年）の今日……アジアで初の”冬季オリンピック”が札幌で開催して，１１日間に渡って熱戦が繰り広げられました。そして，今月１２日にはカナダ・バンクーバーで「第２１回冬季オリンピック」が開幕しますが，今日はバンクーバーに纏わる思い出話を……。
カナダといえば，先ず思い浮かぶのがカルガリーに住み着いて，かれこれ３５年にもなる”トーキョー・ジョー”こと大剛鉄之助さんだが，この人を割けては話は進まないのです。
あれは私が”全女”に在籍していた時だから……’８７年頃の事だったと記憶してます。『ＷＷＦ』（現ＷＷＥ）からのオファーで立野紀代と山崎五記の”ＪＢ”（ジャンピング・ボムズ・エンジェルズ）とニューヨークに行った時の事。
ＷＷＦ圏で数試合を”ＪＢ”と一緒に回り，カナダ・モントリオールへ。ここでは，当時ＷＷＦ圏にいたキラー・カーン（小沢）とキム・ドク（戸口）と一緒になった事が思い出されます。
時を同じくしてデビル雅美と小松美加を，大剛さんにお願いをしてカルガリー地区へブッキング！　二人は成田からシアトルを経由してカルガリーへ……。しかし，二人にとっては初めての”海外遠征”であり，シアトルでの乗り継ぎもままならない，という事で私が二人を出迎えに行く事になったのですが……。
二人がシアトルに到着する前夜に私はモントリオールに居た為，ＷＷＦでの試合の途中で”ＪＢ”や小沢＆戸口の両選手に別れを告げて”深夜便”で一路，バンクーバーを目指したのでした！
が，広大なカナダの端から端まで横断する訳ですから７，８時間はかかったのではないかと……。更に３時間の”時差”がある上，バンクーバーの空港の傍のホテルで数時間の仮眠をとって，シアトルに行って二人を出迎えた後，その足で二人を連れてカルガリーに行ったという，ハードスケジュールでした。
海外には何十回と行ってますが，これだけハードだったのは，数える程です。そして，自分自身でも意外なのですが，バンクーバーへは降りた事が無く，カルガリーに行く時や，ＪＡＬでメキシコに行った時に経由する位で”縁”が無いみたいです。（笑）
この時にカルガリーには”新日プロ”から馳　浩が来て居ましたが，まだキャリアが浅いのに上手いレスラーだった，という記憶が残っています。何か”自信”（余裕）を持って試合をしている様に私には思われました。
今夏，ひそかにカルガリーへの旅を計画していますが，出来たら”スタンピート”の時期に，バンフにも久々に行ってみたいし，この際ですからバンクーバーにも足を延ばしてみようかとも考えていますが，どうなりますやら……。（笑） ＜茨城＞