房総半島ツーリング 雨天結構 part1でほとんど書いてしまったので残りは少し。
帰りのアクアラインは２月にしては結構な雨量とすごい風で大型船舶も霞んで見える。右からすごい風が吹いてくるので120km/hで走っていても風で倒れないように右に傾いたままの高速走行。こういう時でも後ろから車間を詰めてくる車が多い。危ないのですぐに車線を譲る。海ホタルから地下に潜るので気温も多少上がりジャケットも早く乾きだす。
対岸の湾岸線からは曇りで帰る頃にはほぼ乾いていた。
いわゆるリターンライダー、中高年ライダーだがライディングフォームがおかしな人をよく見かける。背中がエビ反って顎を出してまるで上を向いているようだったり、首をすぼめて真一文字の肩の上に頭が乗っているような人もいる。
大型バイクに体格が合わないせいなのか解らないが見ていて痛々しい。その手の本を見てもう少し綺麗なフォームで乗るようにした方がいいと思う。とりあえず着座位置を後方にずらした方がいいかもしれない。ハンドルに手が届かない時は小さいバイクに乗り換えた方がいいだろう。
連続したコーナーを回る時などは魔女が箒（ホウキ）にまたがっているようなと書いてあった本はいいこと書くなと思った。
結構な天気に恵まれ房総半島へ行ってきた。平日に休みが取れたので前日の深夜に出発。首都高を中央環状外回りで東京タワーを通過し東京スカイツリーも見たくなり６号線経由で第２環状から湾岸、千葉の木更津で１泊。深夜の首都高もなかなか楽しい。天気予報によると午前中は曇りで１５時くらいから弱い雨とのことだから８時頃に出れば昼には家へ着くだろうと就寝。昼過ぎに友人と会う約束があったのでこうなった。ところが朝起きると霧雨で帰るか迷ったが、少し走ってダメなようだったら引き返せばいいかと取り合えず館山自動車道を南下。こういうことはよくあるが、少し日差しが出てきたので安心感が一時的に高まり、それ以降は雨続きになるのも知らずさらに先へ行くことに決定。館山まで行きたいけど雨の心配もあり鋸南町あたりで下道を鴨川へ。のんびり走って鴨川で食事。それからルートはどうしようかと地図を見て複数のルートを検討し勝浦のあたりで左折し２９７号線で北上して圏央道に乗りアクアラインで東京に帰る事にした。
宿を出てからは霧雨や小雨が降ったりやんだりだったが鴨川では曇り。食事後はちょっと走ると小雨が降ってきた。ところでいつもの事だけど雨具の用意はしていない。今までの経験では途中から雨が降ってきても停まるのが嫌なので濡れたまま。しかしこれぐらいの雨では（十分な雨量だが）冬装備のジャケットの中までは濡れてこないのが分かっていた。過去に秋の山梨の山中で１時間の土砂降りを走ったがスピードが出せなかったせいもあり問題なしだった。今回の最高気温は１０度の予報でシャツの上にダウンベストを着てライディングジャケット。いつも入れていく使い捨てカイロもなし。家に帰ると下着のトランクスが尻の方だけ少しと靴下も少し濡れていた。グローブはずいぶん濡れたが首都高が曇りだったのでほぼ乾いていた。後半の高速は１００から１３０キロくらいのスピードで東京湾上ではすごい横風。夏なんかは背中を雨が流れる洪水状態だけど１時間も走れば乾燥する。ただ夏の標高が高いところや夜の走行は体が冷えて危険。いつもソロツーリングなので相手を気遣う必要もないので余計だが、あくまで私の判断ですので同じ事は薦めない。
時折、雨の海を眺めながら勝浦からは国道297を北上、しばらく走ると本格的な雨。前を走る車の巻き上げる雨で視界が悪い。鋸南町あたりの地形は少し面白かったがこの辺は普通な感じ。でも道がいいので雨にもかかわらず車がいなければいいペースでコーナーも面白い。現在のバイクを買った時にタイヤをMICHELIN PILOT ROAD 4にした。レインに強いという事だったが購入直後の雨天では峠の下りを急減速すると後輪が跳ねたりしたが今回はとってもフィールがいい。またライディングテクニックの本にコーナーを出てからのアクセル回度を大きく取れみたいな事が書いてあったのを思い出し雨中のトレーニングになった。トルクのあるバイクはこうやって乗るんだったのかと認識を新たにした。でもスピードが出るので次のコーナー前でしっかり減速。リッターバイクは３台目だが、いつもより遅いスピードで旋回し、バイクがちゃんと起き上がってからガバッと開ける。この方が安全だなと思った。あくまでたいしてライテクの無い自分の感想なので読み流してね。
冬の間はなんとかボチボチと言う感じで、今年はダメかなーと思っていた割に河口湖、湘南、箱根、伊豆、多摩、埼玉方面へ行く事が出来た。もちろん山間に行くのは冬の入口だったり冬の終わり頃限定。
いつもは伊豆、箱根に向かう時にほとんど通り過ぎてしまう湘南だが今回（2月）は小田原-厚木道路を大磯で降りて近辺を走った。なんとなく街道の風情のある松並木や海のそばまできている低山を走る。それから西湘バイパスへ。今日は天気がいいので箱根の山が良く見える。来る途中も雪を被った富士山が見えて自然とスピードが抑え目になった。若い時は景色がいいとかえってスピードは上がったが、さすがに年をとってくると眺めを楽しみたくなる。あとリッターバイクの精神的ゆとりからか低速でも様になるような気がしてアクセルが緩む。
西湘バイパスもゆっくり流して西湘(国府津)PAで海を見ることにした。
潮の香りがして眺めも悪くない。初めての利用だったがもっと早く来ればよかった。冬と言っても湘南はさすがにバイク乗りが多い。駐車場にはオートバイや個性的な自動車が何台も停まっていた。あとはMAZUDAターンパイク箱根（こういう名称に変わってた）から大好きな芦ノ湖スカイラインを通り、御殿場経由で東京に帰ってきた。