房総半島

前回は雨だったのでいい天気の中を走りたい、という事で再び房総半島。

前とあまり変わらないコース。首都高を東京タワーを眺めながら羽田方面へ。湾岸には出ずに１号線を横浜方面へ。これはいつもながら、走っている時の気分でコースを決めるから。道が空いているので快走、快走！　天気もよく遠くに横浜マリンタワーやベイブリッジを眺め大黒から湾岸へアクアラインに向かって戻ってくる。１２０キロで右側を走っていると煽ってくる車がいるのでゆずり、その後ろを車間をとって追尾。ワーゲンビートルでも煽ってくんだなと思いながらアクアラインへ。

アクアラインへ侵入する時、トレーラーが右コーナーでずいぶん傾いていた。車が転倒してこちらが圧死するのはゴメンなので素早く抜かすか手前の位置をキープ。そして暖かい空気の中を海底に向かって降下し海ホタルへ。今日はここも、道路もずいぶん空いている。バイク乗りが溜まっていたが見晴らしの良い最上階でコーヒーを飲みすぐに降りてきた。するとまた数人で自分のバイクを若人たちが見て話している。どノーマルの面白くないバイクなのになんで見てるのか解らない。おっさんが乗ってるのが興味深いのか、カッコ悪いなと言っているのか彼らのバイクはいじってあるみたいでカッコよかった。

富津岬を過ぎると道は狭くなってきて軽い渋滞。でも海がよく見えて６０キロくらいでも気持ちがいい。タンカーとか何隻も浮かんでいて東京の方から見るのとはまた違った景色。海岸の木々もなんかきれいだ。そして鋸南保田を左折し長狭街道を鴨川方面へ向かう。前回はもっと南の長狭街道と並行して走る道を走ったんだけどこちらの方が快走路。そしてあっという間に鴨川に着き、そろそろ昼食でもとるかなと思ったんだけど天気がいいからもう少し走りたくなった。海も綺麗だ！海岸線を走っていると磯の香りがするが外房のは本当の磯の香り。

鴨川シーワールドあたりの信号で止まって一番前に出たあと先頭車両の奴が何が気に入らなかったのか盛んに煽ってくる。しょうがないので飛ばすと、何と右側車線をずっと逆走していた。普通の車で抜かせるわけないのにね。恐るべし。

勝浦の海がきれいなので漁港の方へ行き昼食。海の幸はいいもんだ。美味かった。

それからは御宿、太東を通り九十九里へ向かいたかったが、夕方にまた友人と会う約束があったので茂原経由で千葉方面へ。京葉道路から湾岸で帰ってきた。帰りは天気が悪くなり、また雨中走行でびしょ濡れ。今までにないすごい雨の中を１２０キロで走り後ろのトラックも急いでいるのか車間を詰め気味で危ないから時々、譲りながら背中以外はずぶ濡れで帰ってきた。

 

西伊豆へ

こけたせいでカウルもボロボロ。みっともないので直した。手痛い出費。しかし気を取り直して、と言ってもずいぶん時間は経って西伊豆。

大昔に行った事があるが天気が悪かったのであまり記憶に残っていない。今回は東名　小田原厚木道路　ターンパイク　伊豆スカイライン　湯ヶ島　堂ヶ島　西伊豆町　西伊豆スカイライン　修善寺　沼津で帰ってきた。快晴ではなかったが晴れめの天気で眺めもよく、かなりいい感じのツーリングだった。

いつもながら平日休みを利用したツーリング。他のライダーは少なめで気分良く走れた。早朝に出発し首都高から東名へ。途中、海老名で軽食を摂り伊勢原からは青い丹沢と灰色の富士山が雲海の上から顔を出す。まだ空いていたからここまでいいペースで来ていて、そのままターンパイク大観山へ。伊豆スカイラインはとても眺めがよく右も左も山の上から海を見下ろし、おまけに富士山もくっきりと見える。普段はあまり展望台で足を止めない自分も今日は景色を満喫。冷川ICから修善寺方面へ。湯ヶ島から落ち葉一杯の林道のように狭いコースを堂ヶ島まで。この区間はずいぶんな距離で疲れた。堂ヶ島手前の山中でスピードが出るから気をつけねばと思っていたら、こけているヤツが居てハンドルが折れ友人達と対策会議中。ああなったら自分はレッカーを頼むしかない。一応そういう保険には入っているが、はたして救助されるまで何時間待つことになるやら。それに帰宅時間は恐らく翌日だろう。レッカー車は人を乗せることはできないという契約だから。また以前、奥多摩周遊道路で救急車が来るのに2時間かかると看板が出ていたような記憶があるが、ソロツーリングは自己責任が重く圧し掛かってくる。気をつけねば。

ソロツーではないが、あるライダーはマスツーリング中、同行者が分離帯へ接触した巻き添えで大怪我をし、手首はいまでも曲がらず足にはプレートが入っていて救急車を待っていた時間が死にそうに痛かったそう。まぁ死ななくてよかったねと皆に言われるオチがつくが・・。

修善寺からは伊豆縦貫道？と言うのが沼津の東名と新東名の両方に接続していて便利だった。

 

大型になってから初ゴケ

初心者の時は400ｃｃだったのでよくコケたがリッターバイクでは初ゴケ。山の駐車場で傾斜が付いていてUターンしようとしたが、低速でのクラッチがいい加減でエンスト。いわゆるボテゴケ。200キロ走って峠を調子よく登ってきたが腕が疲れていたせいもあると思う。傾斜の谷側に倒れたので、さぁ大変。びくともしない。オフロードだとステップを軸に起こしやすい位置までクルッと回してからという技が使えるがクラッチレバーの先が折れて手の入る隙間もない状態。シート下とハンドルを何とかつかんで起こそうとするが、少し上げるとものすごい重さで15分格闘してもダメ。バテたのでしばらく鉄の塊を眺めていたが通りかかったライダーが手伝ってくれて救われた。丁重に礼を言って見送ったが何十年乗っていても無様な時はあるもの。ソロツーリングはこういう時に大変な思いをする。